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2005年10月31日

ハードSFが読みたい

みや。様よりリクエストをいただきました。
リクエストは「最近のおすすめのハードSFが読みたい」。

さて、そもそもハードSFとはなんでしょうか。

ハードSF - Wikipedia

こちらの定義によれば、

ハードSF(Hard SF,Hard science fiction)は、サイエンス・フィクションの一形式であり、科学性の極めて強い、換言すれば科学的知見および科学的論理をテーマの主眼に置いたSF作品を指す。また、そのようなスタイルを指す。

ということになります。
空想に科学的バックボーンを多めにふりかけたものということになるかもしれません。
というわけで、最近のおすすめハードSFをチョイスさせていただきました。


第六大陸〈1〉
第六大陸〈1〉
posted with amazlet on 05.10.31
小川 一水
早川書房 (2003/06)
売り上げランキング: 26,389
おすすめ度の平均: 4.5
5 竣工開始
5 こっ、これは!
4 こんな日本に住みたい


第六大陸〈2〉
第六大陸〈2〉
posted with amazlet on 05.10.31
小川 一水
早川書房 (2003/08)
売り上げランキング: 26,388
おすすめ度の平均: 4.4
3 惜しむらくは,世界設定の中途半端さか
5 「もっと高く、もっと遠くへ」この願いが人々に希望を抱かせ、そして人類を進歩させる。
5 むう…。


読書の秋にふさわしく、二分冊の物語となりました。
民間企業が月面開発計画を受注すると言う物語です。
もちろん企業がやることですから、その予算には限度があります。計画も現実的なものにならざるをえません。
しかし、そこには「月」は誰のものなのかと言う問題も立ち上がってきます。政治の問題もクリアする必要があるわけです。
とてもリアルで空想的な物語です。
夜空に浮かぶ月を眺めながらの読書などいかがでしょうか。

この本がお口に合うとよいのですが……。

2005年10月30日

寝る前に布団の中で読む本

だんだん寒くなってきましたね。
寒くなってくると布団が恋しくなってきます。
暖かい布団にもぐって読む本と言うのは、また格別です。
そんな時におすすめのミステリを2冊ほどチョイスさせていただきました。

ミニ・ミステリ100
ミニ・ミステリ100
posted with amazlet on 05.10.30
アイザック アシモフ Isaac Asimov 山本 俊子 田村 義進 佐々田 雅子
早川書房 (2005/05)
売り上げランキング: 102,735
おすすめ度の平均: 3
3 文学のスナック
3 遂にでた! 最強の合本


ミニ・ミステリ傑作選
エラリー・クイーン 中村 保男
東京創元社 (1975/10)
売り上げランキング: 105,667
おすすめ度の平均: 3.67
4 ちょっとの時間があったなら。でも気をつけて。
4 ミニ!ミステリ
3 いつでも、どこでも、便利なミニミステリ


どちらも、短いミステリを集めた短編集(ショートショート集?)です。
寝る前の数分で十分楽しめるものばかりです。

ただし、面白いからと言って次々に読み続けて寝不足に……とならないようにくれぐれもご注意を。

この本がお口に合うとよいのですが……。

リクエストはこちらへ-1

「こんな本が読みたい」、「こんな気分の時におすすめの本は?」等のリクエストをお受けしています。
このエントリにコメントいただければ、順次本をチョイスし、紹介させていただきます。

例:
「失恋の痛みをやわらげる小説は?」
「沖縄旅行の飛行機の中で読む本は?」

このような感じでリクエストしてくださいませ。

このブログについて

「こんな本が読みたい」、「こんな気分の時におすすめの本は?」など、本ブログ「ヨムリエ!」ではお客様のご要望に合わせた本をチョイスし紹介させていただきます。
リクエストは、「リクエストはこちらへ」のエントリにコメントしていただければと思います。
そのほか、ヨムリエ(*1)自身によるテーマの提示と本のおすすめもあります。
ヨムリエ自身、大の本好きでもあり、面白い本、素敵な本をできるだけ多くの人にご紹介していきたいと言うのが、本ブログ開設の動機です。
「ヨムリエ!」では、ヨムリエ自身のチョイス以外にも読者の方々のおすすめも広く募集しています。各エントリにコメント、トラックバック等いただければと思います。
ヨムリエのチョイスだけでは趣味の偏りが出てくることも多々あると思いますので、たくさんの方が参加してくださるとうれしく思います。

というわけで、はじまりました「ヨムリエ!」。
どうぞ、よろしくお願いします。

*1 本のソムリエだからヨムリエなのです。このブログでは、つまり僕のことなのですが……。