騙される快感(3)
騙されるのが快感だといっても、ただ、意外な真相を持ち出されても驚きにはつながりません。
そこまでの伏線が緻密に張られていればこそ、驚きは増すわけです。
我孫子 武丸
講談社 (1996/11)
売り上げランキング: 3,525
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そこで、この本をご紹介します。
緻密な伏線、驚愕のラスト。
騙される快感を存分に味わえる快作です。
この小説の初版の帯には、こうありました。「犯人の名前は、蒲生稔!」。ミステリで、犯人の名前を明かしてしまって、それでも驚愕の結末がありえるのか? どうですか? 興味がわいてきませんか。
その興味は裏切られることはありません。
驚きと、どきどきのホラーで、サスペンスで本格ミステリ。
ぜひ、お試しください。
この本がお口に合うとよいのですが……。