2003年12月12日

都筑先生

海外ミステリーの翻訳・紹介でも知られた推理小説作家の都筑道夫(つづき・みちお、本名・松岡巌=まつおか・いわお)さんが11月27日(日本時間28日)、滞在先のハワイで動脈硬化症による心臓まひのため死去した。

今日知りました。
ショックです……。

他の小説家に、先生をつけて呼ぶことは無いのですが、都筑先生だけは別格なのです。
本当に、先生なのでした。
一昨年から、昨年にかけて、池袋のコミュニティカレッジで、先生の講義を受けていました。
生徒として、かなりダメな生徒でしたが、先生のお話はたくさんのことを教えてくれました。
先生に誉められるような作品を書いて、先生にお見せしたかった……。
いまさら、こんなことを言っても仕方ないのですが、いつの日か、きちんと小説を書きます。
先生に誉められるような小説を書けるようになります。

先生、短い間でしたけど、ありがとうございました。
ゆっくりお休みください。

::追記::
これから、都築先生の作品を読みたいと思った人のために、一冊だけリンクしておきます。

七十五羽の烏 ―都筑道夫コレクション<本格推理篇>

これを読んで面白かったら、他の作品もぜひ読んでみて下さい。

Posted by CHEEBOW at 2003年12月12日 23:18 | TrackBack
コメント

亡くなられたのですね。寂しいです。
「蜃気楼博士」ってのを親父が買ってきてくれたのが、初めての都築さんとの出会いでした。めちゃくちゃ面白くてその後も色々。「キリオン・スレイ」とか「銀河盗賊ビリイアレグロ(でしたっけ)」学生時代の楽しい思い出です。ミステリが売れていましたけど、都築さんのSFものはいつも面白かったですねえ。ご冥福を祈ります。

Posted by: ちん on 2003年12月13日 00:15

都筑先生は、物語の面白さはもちろん、独自のスタイルのある作家でした。
先日、光文社文庫の「都筑道夫コレクション」が完結しました。
これを、もう一度読み直してみたいと思ってます。

Posted by: CHEEBOW on 2003年12月13日 10:21
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