[読]推理小説
今年最初の一冊は、「推理小説」だった。
これは、ドラマ「アンフェア」の原作でもあり、そのタイトルからもメタミステリだったり、叙述トリックだったりと言う先入観がどうしても出てしまう。
が!
それは、たぶん期待はずれに終わる。
これは、そういう「推理小説」ではない。
脚本家出身の作家らしい、地の文のあっさりさとか、意味のないめまぐるしい視点のうつり変わりなど、小説としての出来にも疑問がある。
謎も、あっさり。解決もあっさり。
ただ、ステレオタイプではありながら、キャラクタの造形は良いと思う。なので、ドラマ化は結構期待。面白くなりそうな気もする。
しかし、小説はなぁ。もちっと、タイトルなりの面白さが追求できたような気がするのだけど。
投稿者 CHEEBOW : 2006年1月 9日 22:49
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