[読]白菊
藤岡真の4作目。
相変わらず読者をけむに巻くストーリ展開が素晴らしい。
藤岡真の作品の特徴は読んでいる間、読者がどこに連れて行かれるのか分からない居心地の悪さと、だからこそ先を読みたいと思わせる物語展開なのじゃないかと思う。
そして、そこに意外性と伏線の巧みさをトッピング。
今回の「白菊」も藤岡ミステリの醍醐味は味わえるものの、ラストの爆発が小さくて物足りなかった。
不完全燃焼。
ただ、この作品、シリーズ化の予定もあるみたいなのでシリーズ全体としてなにか大きなトリックが仕掛けられていたりして。
今後が楽しみです。
投稿者 CHEEBOW : 2006年10月15日 14:21
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