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2006年10月15日

[読]ニライカナイをさがして

ニライカナイをさがして
葉山 透 山都 エンヂ
富士見書房

9月に石垣島と波照間島に旅行に行きました。
その旅行から帰ってきてすぐに読んだのがこの小説でした。
まだ、旅先の記憶が鮮烈に残っていたので、作中の場所が鮮明に浮かんできて面白かったです。

ただ、それは僕が旅行から帰ってきたばかりだからなのかなぁと思いました。
作中の描写はあまりにも淡白で、まだ波照間を知らない人に波照間の魅力を伝えられるほどではないし。
ラノベだからってのは言い訳にならなくて、この小説のテーマとしっかりとした描写は密接に結びついていると僕は思うのです。
そこがしっかりできていればラストの取ってつけたような意外な真相さえもいらなかったかも。
割と最初の段階で、このラストは分かっていたので、なおさら。
ちょっと残念だなぁ。
面白くなる話だと思うのに。

投稿者 CHEEBOW : 2006年10月15日 14:46 このエントリーを含むはてなブックマーク

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