« Twit Ver3.82公開しました | メイン | Twit Ver3.83公開しました »

2010年4月 7日

Twit、三歳の誕生日

Twitを最初に公開したのは、2007年の4月7日でした。
それから、3年。
Twitが三歳の誕生日を迎えました。

ヒビノアワ: いまなにしてる? が分かるTwitter

このエントリを書いたのが、4月4日で、

ヒビノアワ: Twitter用Windowsクライアント「Twit」できました

Twitを公開したのが4月7日ですから、Twitterを面白いと思ってから最初のバージョンを作るのにほとんど時間がかかっていません。

当時は、Mac用のクライアントがいくつかあって、Windows用のクライアントもあったものの海外製のものばかりで日本語が通らなかったり、そもそもTwitterに日本語を投稿するのにバットノウハウがあったりという時期でした。

APIが公開されてるなら、作ってみようかなと、軽いきもちで1日くらいでつくったのがTwitです。

なるべくたくさんの情報が見られるようにタイムラインは1行表示にして(当時はそういうクライアントがなかった!)詳細を見られるように。当然タイムラインは自動更新して、みたいな感じ。

そもそも日本語が使えるWindows用クライアントがほとんどなかったので、ライトユーザもヘビーユーザもたくさんのユーザさんがTwitを使ってくれました。
要望もたくさん集まり、それをこなしながら独自の機能を追加しました。

例えば、

選択している発言に関連する発言の色替え
発言者のIDや発言内の文言によって別タブへフィルタリング
ダブルクリックで簡単に返信

などなど、当時はなかった機能です(僕が知らなかっただけかもしれませんけど)。

ただ、正直TwitがTwitterクライアントの代名詞のようになってしまうと、自分のめざすソフトよりもユーザさんの要望をいかに実装するかにばかり考えがいってしまうのです。
めざすのはシンプルで、デスクトップの端に置いておけるもの。でも、なかなかそうも言っていられない状況でもありました。

でも、その後、P3やTweenなどTwit風の使い心地で機能も充実しているものが出てくるようになりました。
少し肩の荷がおりたのを覚えています。
高機能はTweenに、マルチプラットフォームはP3に。
Twitは僕の理想とするシンプルをめざせる、と。

そうしてやってきて、今はたくさんのクライアントソフトがあって、どれを選んでいいのか悩んでしまうくらいです。
素晴らしいなと思います。
もとより、自分のソフトでシェアをとりたいと思ったこともないですし、みんなが自分の気に入ったソフトを使ってTwitterを楽しめるのが一番だと思っていました。

そんなこんなで、えっちらおっちら3年間、Twitを作り続けてきました。
さすがに設計的に古いところもありますし、最近のTwitterのリストや検索にも対応していませんし(これは、今後も対応しないかもしれません。この辺りの話はまた別の機会にでも)、オールドスタイルなTwitterを楽しむためのソフトという感じもします。
でも、Twitterの楽しさって、あの頃のスタイルにあったのかなという思いもありつつ......。

今後も、Twitは地味にバージョンアップをしていくと思います。
もしかすると、いちから書き直したTwitが出てきたりするかもしれません。
でも、ずっと、Twitをかわいがってくれた人に笑顔になってもらえるTwitであるといいなと思います。

Twit三歳。
これからもよろしくお願いします。

投稿者 CHEEBOW : 2010年4月 7日 23:09 このエントリーを含むはてなブックマーク

[ Twit ]
【お知らせ】音楽に関することはこちらのブログで書いています。くじら音楽部::BLOG