2004年03月14日

読書日記

第六大陸〈1〉 小川一水 ハヤカワ文庫JA
第六大陸〈2〉 小川一水 ハヤカワ文庫JA

今更、SFで「月に行く」物語はないだろ。
と思いつつ、読んでみた。
しかししかし!

面白かった。
民間企業の月面開発計画を、とてもとても緻密に描いた傑作。
その取材力に脱帽。
小松左京的な良く出来たSFだと思った。
ただ、文体とかあっさりしすぎていて、そこが物足りなかった。もっと長くなってもいいので、こってり書き込んでほしかったかなーと。
あと、キャラの存在感が今ひとつ薄くて、それも残念。
ま、でも、それでも傑作だと思いますよ、これは。

Posted by CHEEBOW at 2004年03月14日 13:27 | TrackBack
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