2004年03月14日

読書日記

蹴りたい背中 綿矢りさ 河出書房新社

りさタンこと、綿矢りさの芥川賞受賞作。
前作の「インストール」がどうしても読了できなかった僕ですが、これはちとがんばってでも読んでみようと思ったのです。

書き出しも、悪くない感じで、これならいけるかも!
というわけで、するする読めますよ。
印象的なシーンとか、たくさんあって確かに良い作品です。
ラストに関しては物足りなさもあるものの、ま、ブンガクってこーゆーもんかも、という感じで。
ストーリーのほとんどない淡々とした流れも、心地よい。
キャラも、文体も、かなり好みでした。

で、なんで「インストール」が読めなかったのか、と思ったんですが、たぶん、それは電子書籍で読んだからじゃないかと、気付いた次第。
なわけで、書籍も購入しました、「インストール」。
僕には、やっぱ電子書籍は合わないみたいです。

Posted by CHEEBOW at 2004年03月14日 13:35 | TrackBack
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