騙される快感(1)
ミステリを読む楽しみにはいろいろなものがあります。
探偵のかっこよさ、ロジックの美しさ、トリックの面白さ。
しかし、一番は、騙される快感にあるのではないかと思います。
読みながら真相を推理して、それが最終的に正解だった時よりも、むしろ裏切ってとんでもなく意外な真相が待っていた時の方が喜びが大きいのではないかと思われます。
というわけで、何回かに分けて、「騙される快感」を存分に味あわせてくれるミステリを紹介してみたいと思います。
ウィリアム・L. デアンドリア William L. DeAndrea 真崎 義博
早川書房 (2005/01)
売り上げランキング: 134,658
早川書房 (2005/01)
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最初に紹介するのは、もう、古典の風格もある「ホッグ連続殺人」です。
この作品の真相にはほんとうに度肝を抜かれました。
まだ、この手があったかと、思いました。
ミステリを読みなれている人も、そうでない人にもおすすめできます。
最近、また入手も楽になりましたし、ぜひ読んでいただきたいと思います。
この本がお口に合うとよいのですが……。
コメント
あ、表紙が変わったんですね。
この本、ぼくも大好きなんですが、続編の「ウルフ殺人事件」は…。
投稿者: b.k.ノムラ | 2005年11月11日 16:05