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2005年7月 8日

なぜ自分の子供の写真をブログで公開するのか

僕は、ブログでも他のところでも結構自分の写真を載せている。
いわゆる顔出しに対して抵抗がない。
これは、それまで、いくつかのメディアで顔を出してきた経緯もあるし、いまさらそれを隠しても仕方ない。
なにしろ、Googleで僕の名前でイメージ検索すればたくさん写真がヒットしちゃう状況では逃げも隠れもできない。

でも、ずっと疑問に思っていたことがある。
なぜ、自分の顔は隠すのに、自分の子供の顔を隠すことに無自覚な(に見える)ブロガーが多いんだろうか、と。

なんで、かわいい自分の子供を親が危険にさらすんだろう?ほんのわずかな何100万分の1の可能性にせよ。

というエントリにうなずいた。

自分の顔を出すのは恥ずかしい、という心理も分からないではないし、自分の子供はかわいいし、それをみんなに自慢したいという親心も(僕は親ではないけれど)理解できなくもない。
でも、ブログは、他の誰が見ているのか分からないメディアだ。
善意の人だけが見ているのならいいけど、そんなフィルタリングはできない。
悪意のある人が、その子供に興味を持ってしまうことはない、とは言い切れないと思うのだ。
親に興味をもたれても、それは、大人だし、なにかしらの対抗手段はあると思う。それに、ブログをやって公開している以上、その危険性はゼロじゃない。

けど、それは、子供には関係ないことだ。
もし、子供の写真を公開することで子供になにかがあったら、どうする?
僕が親なら、いたたまれない。
とてもじゃないけど、自分の愛するものを、何万分の一の確率であっても危険にさらしたくはない。
だから、僕はこれだけ自分の写真を公開していても、妻の写真は公開しないし、もし子供ができたとしたら、その写真も公開しないだろう。
どうしても、顔写真を出したいなら、それは、自分の写真であるべきだ、と僕は思う。

危険があるということを自覚して、それでも、それをみんなに見せたいというのは、なにも責めることじゃない。僕も、それは、その人のやり方で、アリだと思っている。
でも、もし、それが無自覚であるのなら、一度、その行為は自分にとって「アリ」な行為なのかどうか、もう一度考えてみるべきなんじゃないだろうか。

これは、ブログに限ったことではなくて、mixiなどのSNSでも十分に考えるべきことなんじゃないかなと思う。
写真のアクセス制限のできるSNSなら良いけど、そうでないところなら、もし、日記等を公開にしていて、写真も公開されていれば、ブログと同じだ。

それから、どうしでも写真を公開したいなら、例えば、はてなフォトライフFlickr等のサービスを使って、アクセス制限をするのかも良いかもしれない。

投稿者 CHEEBOW : 2005年7月 8日 17:50 このエントリーを含むはてなブックマーク

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