「青い花」は必読だ
マンガを買った。
「ラブ・コン 12―LOVELY COMPLEX (12)」とか「げんしけん 7 (7)」とか、ずっと買ってるもの以外に、
これを買った。志村貴子はそれまでにも何冊か買ったことはあって、どれもそこそこに良かったのだけど、あまり心に残る感じじゃなかった。しかし、この「青い花」は傑作なのだった。
特に大きな事件も派手なアクションもなく、ゆったりと物語は流れていくのだけど、とにかく心理描写とその描画力はとてつもなくて、シンプルな線からたくさんの感情が溢れ出してくるのだ。それが、僕の心を揺さぶり、どきどきさせる。
甘くて、そして、せつなくて、良質な少女漫画が持つ「何か」がたくさん詰まっている。
もちろんまだ第一巻だし、物語の奥にはまだまだ深いものがありそうだ。それを追うのも楽しみ。
基本的に、女の子同士の恋(と呼べないかもしれないけど)なので、抵抗のある人もいるかもしれない。でも、この物語は女の子同士の恋だからこその甘さも苦さも表現し、とても上品なのだ。
食わず嫌いせず、一度試してみると良いと思う。
いや、ほんと、びっくりするくらい良いマンガだから。
投稿者 CHEEBOW : 2005年12月26日 16:49
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