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2006年4月24日

有料のFeed

小川さんのブログで、こんなエントリがあった。

要はFeedBurnerを使ってFeedに認証をかけてfeepathでしか見られないようにする。そのFeedには広告を挿入できるし、トラックレコードもとれるように加工する。更にfeedpathでしか閲覧できないということで、ユーザー行動のデータ収集を容易にするという仕掛けだ。

つまり、会員制のフィードを配信しようってことらしい。フィードを有料にするってのもその考え方には含まれているみたい。
試み自体は新しいし、良いかもしれない。
ただ、有料のフィードってことだけに絞って考えてみると、かなり違和感がある。

もともと、フィードってのはサマリを配信するための仕組みだし、それは、より多くの人に見てもらって、興味を持った人にサイトに来てもらうためのものだと思う。
フィード自体に価値がないとは言わないけど、フィードの価値は、その先にあるコンテンツの価値に依存する。
僕は、その先のコンテンツの更新状況を知りたいから、フィードをアグリゲータに登録してチェックするわけだし、面白そうな内容であれば、そのサイトでじっくり読む(もしくは、あとで読む)。

もっとも、今回の小川さんのイメージにあるのは、こういう今までのフィードではなく、たとえば、サイトはないけどフィードだけが存在する、フィードのためだけのフィードなのかもしれなくて、そうであれば、そういうビジネスも成り立つのかもしれない。
でも、そうでなくて、サイトを「広報」するためのフィードであるなら、フィードは無料、サイト閲覧は有料って形じゃないと、とっても不自然。
ま、もしかすると、僕にはサイト無しのフィードってものの素晴らしさが見えてないだけなのかもしれないけど。

追記:

このBlogで何度も主張していることだが、FeedはWeb 2.0の影響を受けて質的にも量的にも変化していき、単なるWebの更新通知(Feed 1.0)から単独のメディアとして成立するFeed 1.5の時代を迎えようとしている。

ここで言うフィードってのはこのFeed 1.5についての話なんだろうなぁ。
だとすると、ありなのか?
いや、やっぱ、違和感が……。

投稿者 CHEEBOW : 2006年4月24日 15:18 このエントリーを含むはてなブックマーク

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