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2006年4月19日

グーグル

Danさんの「404 Blog Not Found:すべてを一度懐疑していく」ってエントリで興味を持って、発売されるのを心待ちにしていた本が、やっと出た。

グーグルGoogle―既存のビジネスを破壊する
佐々木 俊尚
文藝春秋 (2006/04/18)

通勤電車で一気読み。

ウェブ進化論はGoogle賛歌だったけど、この本は、そういうスタンスには立たず、どちらかというと中立(でもちょっと反Google?)の立場で、Googleについて書いている。
「破壊者」Googleは、いったい世界をどう変えていくのか、それはどういうビジネスモデルなのか、なぜ、無料サービスなのか、目指してるものはなんなのか? それを分かりやすく教えてくれる。
ソフトウェア業界を無残に破壊していくように見えるGoogleだけど、もちろん、通り過ぎたあとは瓦礫だけ、ってわけじゃない。平たくされた世界では、ロングテールの場所にいる中小企業がGoogleを利用することで、売上を伸ばしたりすることも出来る。
しかし、その先には、巨大な権力となったGoogleの姿も見える。
それが良いことなのか、悪いことなのか。
今のこの流れに抗うのか、無視するのか、乗っていくのか、そのどれかを選べと言われたら、僕は、乗っていきたい。
その先がどこに行き着くのかは分からないけど、たぶん、ここで立ち止まるよりは、楽しいと思うから。

ウェブ進化論と合わせて読むと、とっても面白いと思います。

ちなみに……

Web進化論―VRML Java
Web進化論―VRML Java
posted with amazlet on 06.04.19
次世代WWW研究会
インターナショナルトムソンパブリッシングジャパン (1996/04)

こんな本もありました。
WEB1.0時代のWEB進化論(笑)

投稿者 CHEEBOW : 2006年4月19日 12:12 このエントリーを含むはてなブックマーク

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