2012年8月24日

腹だけ痩せる技術

子供の頃は、食事が嫌いで好き嫌いも多くて、痩せっぽちのガリガリの子供でした。
それは、成人してからも同じで、健康診断するたびに「痩せすぎ」と言われてきました。

そんな僕ですが、30を過ぎたころから変化が!
特に結婚を境に変わり始めました。主に、腹が! あと、腰回り!
服着てると分かりにくいんで一見細そうに見えるんですが......。
腹だけ! 腹だけ出てるの!

でも、食べるの好きだし! お酒好きだし! 運動嫌いだし!
何とかならんかなーと思っていたところ......。

本屋で、こんな本を見つけました。

腹だけ痩せる技術 (メディアファクトリー新書)
植森美緒
メディアファクトリー
売り上げランキング: 297

食事制限も、過度な運動もなし。
しかも、腹だけ痩せる!
すばらしい! こういうの待ってた!

さっそく、先日購入して本の通りにやってるんですが、これ、ほんとに効果あります。
かなり、お腹が引っ込んできた感じ。
これから継続して続けていくとどうなるのか見ていきたいところですが、このメソッド全然つらくないし、でも、効果は分かるし、素晴らしい気がしました。
毎年、ぎりぎりでメタボ判定を避けてきた僕ですが、来年は余裕でメタボ判定を振り切りたいと思います!

投稿者 CHEEBOW : 11:19 | [ BOOK ]

2012年7月23日

koboで本を探すのは難易度が高い

kobo touch買いました!
軽いし、本もすぐ買えるし便利ですね!!

青空文庫いろいろそろってるし!
わぁい安吾 CHEEBOW安吾大好き!
というわけで、安吾捕物帖をダウンロードして、っと......。

ango001.png

えっ......。
どこから読めばいいの。
とりあえず、最初のをクリックして、と。

ango002.png

どの話が入ってるのかわからない。
そっか!
ダウンロードするまでなにが入っているのかわからない、お楽しみ仕様なのか!!
うわー、どきどきするー(棒読み)

ちょっと難易度が高すぎるので、セブンイレブンに行ってコアラのマーチ12個買ってきますね。

投稿者 CHEEBOW : 17:34 | [ BOOK ]

2012年3月13日

「ヤモリの指から不思議なテープ」が素晴らしい

ヤモリの指から不思議なテープ
松田 素子 江口 絵理
アリス館
売り上げランキング: 10100

新宿ジュンク堂が今月で閉店ということで、先日、買い物に行きました。
新宿ジュンク堂、大好きな本屋で、これから新宿で本買うの困るなぁと思いながら、お店をぶらぶらしていました。
そんな時、見つけたのがこの本でした。

結構評判になっている本らしいのですが、なんとなく今まで手に取ることがなかったのです。しかし、ジュンク堂での展示が素晴らしくて(本に書かれているいくつかの技術が展示されていた!)、つい手に取ってしまいました。
ちょっと読み始めたら、わくわくが止まらなくなっちゃったので、即買いしました。

ヤモリはなぜ、壁や天井を歩き回れるのか? カタツムリの殻はなぜ、いつ見てもきれいなのか? 地球の上で、何億年もの長い時をかけて試され、変化し、工夫されてきたすばらしいしくみが、私たちのすぐそばにある、なにげない自然のなかに、小さな生きもののなかに、ひそんでいるのです。 自然に学ぶ技術、ネイチャー・テクノロジーの本です。

自然の中の「なぜ?」からその秘密を探り、それをどうやって人間の技術としていくのかが書かれています。その過程は、まさに良質のミステリを読んだ時の読み心地。
科学離れが叫ばれる昨今ですが、まずはこの本から「なぜ?」とか科学のわくわくを体験するのはどうでしょう?
家族で楽しめる一冊なのではないかと思います。

読み進めるのがもったいなくて、毎日少しづつ読み進めています。
それくらいのわくわく本で、ここ数年でももっともわくわくした本かもしれません。
ほんと素晴らしい本なので、エントリ書かずにいられませんでしたよ。

投稿者 CHEEBOW : 10:55 | [ BOOK ]

2012年1月10日

「モバツイ」の本

えふしん(@fshin2000)さんと言えば、モバツイの開発者でもあり、マインドスコープ(株)の社長でもありますが、分かりやすい文章でさまざまな切り口からネットや人について考察するブロガーでもあります。

F's Garage @fshin2000

そんなえふしんさんが本を書きました。

100万人から教わったウェブサービスの極意 ~「モバツイ」開発1268日の知恵と視点
藤川 真一
技術評論社 (2012-01-04)
売り上げランキング: 11457

「モバツイ」について開発者自身が書いた本ということで、非常に興味を持ちました。
ありがたいことに、献本いただきましたので、年末から年始にかけて、楽しみながら読ませていただきました。

「モバツイ」と拙作の「Twit」は一日違いで公開されています。
2007年4月7日に「Twit」が公開され、その翌日の8日に「モバツイ」が公開されています。
Twitterが日本で使われ始める黎明期に開発されたクライアントソフトで、僕とえふしんさんはその混沌期を戦った戦友のようなものでもあります。
このころのTwitterは不具合も多かったですし、日本語だと投稿できない、遅延が頻繁に起きる、サーバを直すのに猫の手を借りている(懐かしい......)など、いろいろなトラブルが頻繁に発生しました。
サーバ側の問題もユーザにとっては、「Twitのバグ」「モバツイのバグ」と認識されてしまうし、その対応はほんとうに大変でした。
それでも、対応をし続けてきたのは、Twitterのタイムラインを使ったユーザとのコミュニケーションによる開発の楽しさだったのかもしれません。
それまでは、フリーウェアを開発しても、ここまでユーザと密にやり取りすることはなかったし、ユーザの声を生のまま受け取ることもありませんでした。
あのころ、僕らはタイムラインドリブン(それと、ちやほやドリブン)で開発を続けていたのです。

この本には、その頃のわくわくするような開発の日々のことも書いてありました
しかし、技術書ではありません。あくまでも、読み物として、サービスを提供し続けようとする「人」であるえふしんさんの姿が描かれています。
えふしんさんの、なぜTwitterはメジャーになったのかの分析、ケータイとスマートフォンに関する考察は、いつものブログの文章のように分かりやすいです。
でも、本書で一番おもしろいのは、一人のTwitter好きの開発者がいかにしてモバツイを作り上げ、サービスとして維持し続けていこうとしたかの「想い」にあります。
これからWEBサービスやソフトウェアを作ってみようと思っている人も、すでに作っている人にも、この「想い」は共感できると思いますし、気づきもあると思います。
そして、WEBサービスを使ったりソフトウェアを使っている人にとっては、その0と1のかたまりの向こうに想いを持った人がいて、その人がデジタルでもクールでもない、がむしゃらな気持ちでそれらを作りだしたのだということが感じられるのではないかと思います。

とにかく、文章の読みやすさは保証付きのえふしんさんの本です。
ぜひ、読んでみてください。
なにかを作ろうと思っている人に勇気と元気を与えてくれる本だと思います。

#個人的には、ついコンの話が出てきてむちゃくちゃうれしかったです。もう、今ではおそらく実現不可能であろうこの企画ですが、この企画にはあの頃のTwitterの楽しさが詰まっている気がするので。

投稿者 CHEEBOW : 12:00 | [ BOOK ]

2011年2月23日

「達人と作る アナログシンセサイザー自作入門」が出るんですって!!

達人と作る アナログシンセサイザー自作入門
岩上直樹
ラトルズ
売り上げランキング: 1049

すごい本が出ますよ!!
アナログシンセを自分で作っちゃうって本です。
ソフトシンセとかじゃないですよ? VCAとかから手作りですよ?
胸熱!!

ソフトシンセではなく、"本物"のアナログシンセを作ろう! 超ロングセラー『大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル』(学研)付録の アナログシンセSX-150の設計や、 ISO/IEC MPEG-4 Audio標準文書の作成に参画した著者が、 「どう作る?」「どう使う?」「なぜ動く?」の3つの疑問に答えながら アナログシンセの作り方をイチから伝授します。 必要なのは安価なパーツと好奇心だけ!


ラトルズの本:達人と作る アナログシンセサイザー自作入門 ----世界で一台のオリジナル・アナログシンセを作る

目次をみるだけでも、わくわくします。

実は、この本、僕も企画の段階でお手伝いをしているのです。
絶対面白いし、なにしろ僕が読みたい! そんな本です。
音楽が好き、シンセが好き! そんな人はぜひ手に取ってみてください。
実際に作るかどうかは別にして、きっと夢が広がりますよ。

投稿者 CHEEBOW : 11:34 | [ BOOK ]

2011年1月18日

たぶん不幸じゃない

日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)
福嶋 麻衣子 いしたに まさき
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 5080

喪服ちゃんと、いしたにさんの共著なら読むしか! と思って、本屋で購入。
一気読みしました。

この本は、「若者は大人が思っているより不幸じゃない」という主題を元に、アキバ、アニメがビジネスを生むことについても調査して、考察しています。
ここで書かれていることは、もしかすると、アキバやアニメを知らない人にとっては「でも、それって限られた人たちが不幸じゃないだけでしょ?」って思うのかもしれないです。一冊読み切っても、そう思う人はその考えから逃れられないのかもしれない。
でも、考えてみると、この本で書かれた一番重要なポイント「自分の居場所」は、若者だけでなく僕らの世代も、団塊の世代も必要なものなのです。
お金があっても、自分が本当に楽しいと思える場所がなければ、きっとそれは幸せではない、そう僕は思います。
幸せは、相対的に生み出される優越感や富ではなくて、自分自身の中にある絶対的な、でも、もっとほんわりとだったりゆったりだったりそんな形をしたものなのかもしれないのです。
僕は裕福でもないし天才でもないし、絶対的な何かではないけど、好きなことができて、それなりに自分のしたことを好きだと言ってくれる人もいて、最愛の妻と一緒に暮らせているこの状況は、僕自身の「幸福」なのです。

で、この本を読んですごく驚いたのが、この本で書かれている「不況ネイティブ」の若者と僕の考え方がかなり近いということでした。
僕自身、バブル最後の年に就職した世代で、バブルの残り香だけを嗅いで生きてきた世代なんじゃないかと思います。
でも、自分の好きなことをしていれば幸せだったし、みんながお金のかかる遊びや食事をしているときでも、音楽を作ったりプログラミングしてるのが楽しかったのです。服も、自分で気に入れば1980円の服でも愛着を持って着たし。
人をうらやましいと思うことも、ねたむこともない性格なので何かと自分の持っている物を相対化して落ち込むこともありませんでした。ルサンチマンを抱えていないのです。
だから、ずっと不幸ではありませんでした。
もちろん、今の不況も将来も不安でないかというと嘘になります。でも、それって今に始まったことでもないのです。しんどいことはしんどいけど、でも、それは不幸ではないし、日々の中の幸せがそれを上書きしてます。
完璧な絶対の幸せを求めなければ、世界には、まだちょっとした幸せがふわふわとただよっているのです。
なんか、それでいいんじゃない? 僕はそう思ったりもします。
完璧じゃなくてもいいじゃない? なんか、ふわふわした、でも、ちょっとふふって笑えるその瞬間をもう少し大切にしてもいいんじゃない? 僕はそう思うのです。

そんなことを考えさせられるこの本。
若者はもちろん、僕の世代、アキバやアニメでビジネスを考えている人に読んでほしいなと思います。
アキバやアニメでおしきせの「萌え」だけで勝負するのは、もう時代遅れだってきっとわかりますしね。

投稿者 CHEEBOW : 23:38 | [ BOOK ]

2010年12月23日

「ミステリーの書き方」は小説を書きたい人必読の書なのだ

ミステリーの書き方
ミステリーの書き方
posted with amazlet at 10.12.23
日本推理作家協会
幻冬舎
売り上げランキング: 2637

小説の書き方、ミステリの書き方的な本はたくさん出ています。
僕も、その手の本が好きでよく読むんですけど、少なくとも、今まで何作か小説を書いていたら普通知ってるでしょう、って内容が多かったり、自分の書きたい物とは微妙に方向性が違ったりってことがよくあります。
でも、この本は違います。
正直、ここ数年で出た小説指南書の最高峰ではないかと思うほど。

この本では、たくさんの作家が持論を述べています。
なので、それぞれの作家の創作方法が互いに矛盾しているところもありそれがまた面白かったりするのです。
そして、非常に具体的な内容になっています。特に宮部みゆきのプロットの作り方、綾辻行人のトリックの生かし方は必読です。ミステリに限らず物語がどうやってできるのかを知ることができるのです。
全体的に、書きたい人だけでなく読むだけの人でも楽しめる内容になっています。

他の方もいっていますが、このレベルの本はそうそう出てくるものではありません。
小説に興味のあるすべての人にお勧めします。

投稿者 CHEEBOW : 10:40 | [ BOOK ]

2010年12月15日

「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である」

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
いしたに まさき
技術評論社
売り上げランキング: 72

[mi]みたいもん!のいしたにさんにアンケートを頼まれて、ほいほいと答えたら、こんな素敵な本になって返ってきました。

なにしろ圧巻の110名アンケート。全文公開されるんなら、もっとちゃんと書けばよかった! と思ったりしましたが(笑)
こんな有名ブロガーの中に僕がいるのも不思議な感じなんですが、みんなそれぞれ楽しい思いも辛い思いもしてきた人たちなので、そのアンケートの回答には、歴史が刻まれている気がします。
僕も、炎上や批判を受けて初めて分かったこともあったし、それがアンケートの回答にもなっています。

で、この本を読みながら自分のことについても考えてみたんだけど、僕がネットで成功したかどうかは別として「やめない人」ではあるなぁと、思ったのです。
プログラミングを始めたのは10歳のとき、漫画を描き始めたのは12歳のとき、小説を書き始めたのは15歳のとき。
それから、今まで時々休んだりもしながらずっとこれらの趣味を続けています。
確かに僕は一度始めたことを「やめない」人なのです。作品でもそうで、一度手をつけたら最後まで完成させることが多いです(例外は数作品ありましたが)。やめない、というより、あきらめない、いやにならない、なのかもしれないですが、どんなにその出来が悪くても、そこで悩んで投げてしまったりはしなかったんですね。とにかく、完成させて、それがダメでがっかりすることはあるけど、ほとんどの場合、その中から無理やりにでも「良いところ探し」をして、次の作品に生かしてきた気がします。

続けること、それ自体が才能だという人もいます。確かに、継続してなにかをするのは大変なことです。
でも、続けること=やめないこと と考えれば少し気が楽になります。
「やめる」と宣言しなければ良いのではないかと思うのです。やってない時間は、休んでる時間です。またやりたくなったら再開すれば良いし、そうやって、やめないでいるってことが実は結構大切なことなのではないかと思ったりもするのです。

投稿者 CHEEBOW : 11:51 | [ BOOK ]

2010年6月28日

VOGUEに載ったよ!

VOGUE NIPPON (ヴォーグ ニッポン) 2010年 08月号 [雑誌]

コンデナスト・ジャパン (2010-06-28)

僕が作っているiPhone用のアプリ「BPM」が「VOGUE NIPPON」で紹介されました!

ほんと、ちょっと紹介されただけなんだけど、こんなセレブな雑誌に自作ソフトが掲載されるなんてことはめったにないことなので、かなり興奮。

202ページに載ってます。
音楽で美しくなる、という記事中です。
なんで、BPMを使うのかは、読んでみてのお楽しみということで(笑)

投稿者 CHEEBOW : 10:51 | [ BOOK ]

2010年6月25日

「小さなお店のツイッター繁盛論」のこと

小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力
中村 仁
日本実業出版社
売り上げランキング: 930

Twitterの@hitoshiが本を出されまして。
これが、また素晴らしい内容なんですが、この本の成立に僕も関わってまして、これまた、感慨深いのですよ。

最初のきっかけは、

[N] 「豚組」が培ったツイッターの飲食店向けノウハウを@hitoshiが惜しげもなく公開してた!

ネタフルさんのこの記事を読んだこと。
このプレゼンが素晴らしいと思って、@hitoshiに「書籍化希望!」とTweetしたら

出版社の人急いで!!絶対売れるよ!! RT @hitoshi: お客様の中に出版社さんはいらっしゃいませんかー RT @cheebow: @hitoshi 書籍化希望です!

こんな感じになって、

書籍化希望と書いたら、ほんとに書籍化しちゃうTwitter怖い!

一時間後には、編集さんも決まり書籍化が決まっていたという......。
なんというスピード感!
そして、16日で原稿を書き上げてしまうという@hitoshiの仕事の早さにもびっくりしました。
このスピード感がTwitter的だなーと思ったりもして。

で、さて、そんな本の内容なんですが、これが、ほんと最初に想像したよりも素晴らしかったです。
今、世の中にTwitterの本は沢山でいていて(僕も書いてますがw)、ビジネスに役立てる系の本もかなり多いです。
でも、その中でもこの本は特殊である、と思います。
というのも、「実際にTwitterを使って売り上げを上げたお店の社長自らが書いた本」だからです。
「こうやればうまくいく」ではなくて「こうやったからうまくいった」という信頼感。
これが、この本の最大の魅力です。

この本に書かれているやり方は、誰にでもできるものではないかもしれません。
しかし、こうやって、実際にうまくいったお店があるのは事実なのです。
中途半端にTwitterをビジネスに役立てるのではなくて、本気でTwitterでビジネスを盛り上げていきたいと思っている人には絶対のおすすめ本です。
特に、飲食店のオーナーさんは、Twitterをやるやらないにかかわらず、一読されるといろいろ得るところがあるのではないかと思いました。

ほんと、素晴らしい本になりましたねー。お疲れ様ですー>@hitoshi

投稿者 CHEEBOW : 15:27 | [ BOOK ]

2010年6月15日

「iPadプログラミングの作法」読んでます

iPadプログラミングの作法
橋本佳幸
秀和システム
売り上げランキング: 228

本屋に寄ったら発売になっていた。
さっそく購入して、読み始めてみました。

まだ、ざっと目を通しただけだけど、これ、すごい良書なんじゃないかと思った。

ここに書いてあるのは「iPadアプリの作り方」ではなくて「『魅力的な』iPadアプリの作り方」なのです。
iPadで動作するアプリはどうあるべきかってことから、既存のiPhoneアプリをiPad対応させる方法、具体的なアプリケーションのコードまで。
iPadアプリについて知りたいことがすべて書いてあります。
iPhoneアプリ開発の知識はあった方が良いけど、この本を読みつつ、分からないとことは調べるって方法でも読み進められる気がします。

ただのリファレンスではない、「作法」の本です。
iPadアプリ開発したい人はマストバイなんじゃないかと思いました。

投稿者 CHEEBOW : 12:18 | [ BOOK, iPhone ]

2010年5月30日

「文才がなくても書ける小説講座 」読んだ

文才がなくても書ける小説講座 (ソフトバンク新書)
鈴木 信一
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 40457
おすすめ度の平均: 4.0
4 「書くこと」への扉
5 そうだ、そうだと頷きながら読んだ!
5 小説を大げさに考えさせているものなにか。
3 まずは書いてみよう
3 とにかく書け

僕は、小説の書き方とか漫画の描き方とかが書かれた本を読むのが好きです。
小説も漫画もいくつも書いているけど、それでも、この手の本には惹かれてしまう。
書く(描く)という行為をシステマティックに考えるのが好きだからかもしれない。
「作るための方法」に興味があるのですね。

で、この本、その意味でものすごくシステマティックだったのです。

書くということは、不足を埋める行為であると著者は言っています。
最初の一行をまず書く、その一行では不足していることを補足する。そして出てきた不足をまた補う。こうして文章は綴られていきます。
当然と言えば、当然のことを、この本では明確にしていきます。
これが、非常に面白い。

僕は、本を読むのは大好きな子供だったけど、国語教育で書かされる文章が本当に苦手で、読書感想文を書くのは悪夢のような時間でした。
それが、ある日、自分で小説を書き出し、平気で原稿用紙数十枚も書けるようになりました。
そして、今では十数冊の技術書の著書もありますし、ケータイ用のコンテンツとして小説を提供したりしています。

もともと書ける人間ではなかったのに、いつの間にか書けるようになったのです。

理由は簡単で、最初の一行を「書いてしまった」からです。
で、2行目を書き、3行目を書き、最初の作品を完成させ、2作目、3作目を書いていきました。
その繰り返しが、今まで書いてきた作品になりました。

書けるから書いたのではなくて、書いたから書けるようになった、のです。

この本に「書きたいという人に限って、その人はきっと書かない人である場合が多いからです」という文章があります。
これは、文章に限らず、何かをやりたいと言う人に限って、なにもしないことが多いと言うのが僕の実感です。
やりたいなら、まず最初の1行を書くべきです。最初の1コマを描くべきです。最初の1音を鳴らすべきだし、最初のコードを書くべきです。
すべては、そこから始まるのだと思います。

この本は、その最初の一歩を踏み出すための背中を押してくれます。
ぜひ、踏み出しちゃってください。

投稿者 CHEEBOW : 22:25 | [ BOOK ]

2010年3月23日

「Web Site Expert #29」のTwitter特集で対談しました

Web Site Expert #29
Web Site Expert #29
posted with amazlet at 10.03.23

技術評論社
売り上げランキング: 22765

3/24発売の「Web Site Expert #29」はTwitter特集なのですが、その中の

3-2:対談:Twit×Tweenクライアント開発者が語る 魅惑の「Twitterドリブン開発」......関根元和,横溝秀之,文・構成:毛利勝久

このコーナーで、Tween作者の@kiri_featherさん(横溝さん)と対談をしました。
TwitやTweenの誕生秘話や、TwitやTweenに対して開発者が込めた思い、Twitterに思うことなど、かなり盛りだくさんの内容で話しています。
TwitやTweenに興味のある人ならきっと楽しめる内容になっていると思います。
ぜひ、読んでみてくださいませ。

投稿者 CHEEBOW : 10:35 | [ BOOK, Twitter ]

2010年3月17日

「作家になろう!」で作家になった

インテル - Sponsors of Tomorrow.(TM) 作家になろう!

こんなサイトがあって、面白いなーと思ったので、自作を登録。
もう、すでに読んだよーという人も多いと思いますが(笑)

関根元和さんのプロフィール

なんか、お気に入りに入れると、ランキング的なところにも載るみたいなので、ぜひお気に入りしてください。
現在、今月のベストセラーで6位に入ってますー。

もちろん自分でも本が作れます。
小説だけでなくてエッセイ集とか、写真集とかも作れますね。

投稿者 CHEEBOW : 10:59 | [ BOOK, INTERNET ]

2010年2月23日

「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」を読んだ

iPhoneとツイッターで会社は儲かる (マイコミ新書)
山本 敏行
毎日コミュニケーションズ (2010-02-23)
売り上げランキング: 19
おすすめ度の平均: 5.0
5 社内コミュニケーションとクラウド活用のヒント満載
5 やはり重要になってくる
5 企業活力の源泉はコミュニケーションにある

ちょっと、今出ているTwitter本とは毛色が違うっぽいぞ、ということで、読んでみました。

Twitterを使って社内のコミュニケーションが活発になる! というのがこの本のメインテーマ。
「儲かる」とタイトルにありますが、いわゆるTwitterマーケティングとかTwitterでPRとか、BtoCだったりBtoBだったりって話ではありません。
正直、僕自身、TwitterってマーケティングやPRにそれほど向いたメディアだと思っていないのです。いつになっても、成功例としてDellとフジヤカメラの名前が出てくるってことは、それほど成功例が多くないってことなんじゃないかなと思ったり。
じゃあ、Twitterをビジネスに生かすにはどうしたらいいの? というと、やはり社長Twitterとか社員Twitterみたいな方向性なんじゃないかなと思うのです。

この本では、そのあたりに絞って書かれています。
最初は、社内を活性化させるならTwitterとか使わないで、社内だけで完結するツールの方がいいんじゃない? とも思いました。
機密情報がうっかり外部に漏れちゃうとか、書いちゃいけないことうっかり書いちゃうとか、ありそうだし。
でも、そのあたりもこの本ではフォローされていて、公開されているからこそのメリット、出すべき情報とそうでない情報の線引きについての方法も書かれていました。

Twitterという「ツール」を会社のために役立てるにはどうしたらいいのかってことに興味のある人は読んでみるとよいなーと思います。


ただ、実際には「iPhoneとツイッターで会社は活きる」であって、儲け話は出てこないんですよね。
会社が活性化すれば結果として会社が儲かるというロジックではあるのだけど。
ま、しかし、新書はタイトルのインパクトが勝負ってところもあるので、仕方ないのかもしれませんが。
そこだけが、残念でした。

投稿者 CHEEBOW : 14:54 | [ BOOK, INTERNET ]

2010年2月16日

ゲームラボの『「才能の無駄遣い」紳士録』でインタビューを受けました

今日発売のゲームラボ3月号に、先日していただいた僕のインタビューが掲載されています。

2010-02-16 11:56:23 +0900

「才能の無駄遣い」紳士録!

なにしろ、コーナータイトルがすごいです(笑)。
写真も撮っていただきまして、2時間弱、TwitのこととかTwitterのことなんかを喋りまくってきました。
とりとめもない話をきっちりまとめていただいたライターさんと編集さんのお仕事に感動しました。
TwitやTwitterに興味のある人ならきっと楽しめる内容になっていますし、特集はドラクエ6ですし、ぜひ読んでみてください。

投稿者 CHEEBOW : 12:02 | [ BOOK, Myself ]

2009年11月 9日

フォント萌え

書体の研究 for Digital Creators
山王丸 榊
晋遊舎
売り上げランキング: 1259
おすすめ度の平均: 2.0
2 誤植が多すぎる

この本がすごく面白かった!
書体の研究とあるけど、堅苦しいものではなくて、アニメや漫画、ラノベのタイトルロゴを既存のフォントで再現してみたり、例えば、さよなら絶望先生のロゴの書体で図書館戦争(さよなら図書館戦争(笑))のロゴを作ってみたりと、遊びごころもりだくさん!

もちろん、書体の研究だけあって、各種フォントに関しての一覧もあったりと実用度もあります。

もともとは、同人誌として作られていたものを商業本化したものらしくて、かなりマニアックな作りです。

ゆず屋: [夏コミ新刊] 『書体の研究』最新情報
ゆず屋: [冬コミ新刊] 『書体の研究』vol.2

ちょっと高めの本ですけど、眺めているだけでも楽しいし、フォントの情報も得られし、ロゴデザインやタイポグラフィのネタ帳にもなりそうです。
そうそう出版されるタイプの本ではないと思うので、紹介しました。
読んでいて、にまにまします(笑)

投稿者 CHEEBOW : 22:42 | [ BOOK ]

2009年4月27日

SAIの入門書が出ますよ

はじめよう! ペイントツールSAI
蓮華(TENKY)
インプレスジャパン
売り上げランキング: 86278

お友達のvesperこと蓮華さんがお絵かきツールSAIの入門書を書かれました!
企画の段階で少しお手伝いをしたりしたのですが、すっきりとまとまっていて入門書として最適だと思います。
まだ、発売前ですが、Amazonでは予約が始まっているみたいです。

投稿者 CHEEBOW : 11:38 | [ BOOK ]

2009年2月 7日

「Twitterの本」書きました

Twitterの本
Twitterの本
posted with amazlet at 09.02.07
関根 元和 上野 祥子 秋田 真宏
インプレスジャパン
売り上げランキング: 95610

そのものずばりなタイトルですみません(笑)
「Twitterの本」書きました。

Twitterの使い方から、ツールの紹介、APIを使ったプログラミングまでフォローしています。
あと、ユーザインタビューとか、開発者インタビューとかもりだくさん!
読み物としてもとっても面白くなっていると思います。

あと、プログラミングに興味のある人の、プログラミング最初の一歩にも良いかなーと思っています。
RubyでHello Worldするところから書いてますし!


あと、インプレス直販で発売前に予約すると、10%OFF(税込2,310円→税込2,080円)になります!
発売日には通常価格に戻りますので、ご予約はお早めに。
■特別割引予約ページ→http://direct.ips.co.jp/twitter/
■特別割引価格予約締切:2月25日(水)中(24:00に日付が変わるまで)

投稿者 CHEEBOW : 10:45 | [ BOOK, WORKS ]

2009年1月25日

ノベルゲームを作るために

くじら音楽部という同人音楽サークルをやっていて、いつかは、同人ゲームの主題歌とかの依頼がくるといいなーと夢想しているわけですが、ふと、思ったわけです。

プログラム......作れる
イラスト......描ける
音楽......作れる
小説......書ける

もしかして、一人で同人ゲームが作れちゃったりしないか?
というわけで、

ノベルゲームのシナリオ作成技法
涼元 悠一
秀和システム
売り上げランキング: 29370

こんな本を買ってみた。
ノベルゲームのシナリオの書き方が非常に丁寧に説明されています。
発想から、書き方、キャラの作り方などなど、非常に実践的です。

ま、でも、一人でゲーム作るのって、なんか寂しい感じもしますが......。
正直、主題歌作りたいだけだったりもして(笑)

投稿者 CHEEBOW : 10:35 | [ BOOK, Game ]

2008年11月20日

iPhoneをもっと使いこなすために

iPhone×BUSINESS PERFECT BIBLE for iPhone & iPod touch
田中 裕子
翔泳社
売り上げランキング: 3720

iPhoneって紙のマニュアルついてないし、safariからドキュメントは読めるけど、ほんとに知りたいことは書いてなかったりするし。
でも、普通の使い方をこと細かく教えてもらわなくてもいいしなー。
とか思ってたらいい本でました。
知り合いの本ではあるんだけど、でも、これ、すごい有益な本です。
初級ではなくて、ほんとに知りたいことがちゃんと書いてある本。
入力を早くする方法とか目から鱗だったし、知らないアプリもたくさんありました。
タイトルにはビジネスとありますが、それ以外でも、iPhoneを使いこなしてみたいって人には良いのではないかと思います。
何冊か目を通したiPhone本の中で一番勉強になったかもしれません。

投稿者 CHEEBOW : 23:11 | [ BOOK, iPhone ]

2008年11月18日

「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」を買った

ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術
平山 尚(株式会社セガ)
秀和システム
売り上げランキング: 37
おすすめ度の平均: 5.0
5 良書です。が、ある程度のプログラミングスキルが必要

本屋で見かけて、財布の中身と相談して、一度はあきらめて帰ったものの、やっぱり、どうしても、欲しくて購入した。
なにしろ、5000円弱。高い。
そして、軽く腕力を鍛えられそうなくらい厚くて重い。

しかし、これ、ものすごい良書なんじゃないか?

まだ、そんなに読みすすめてはいないんだけど、とにかく、書きっぷりがいい。
ゲームを作るために必要な知識をもりもりと詰め込み、それをばっさばっさと解説していく。
「僕はこう書く、でも、もっといい方法は自分で見つけろ」なんて言ってみたりもする。
ゲーム作りをする新人を育てようとする、すごい熱気。

セガの新人教育カリキュラムから生まれたゲームプログラミングの解説書です。C++の初歩のスキルがある人向けに、パズルや2Dグラフィックスといった比較的簡単なゲームの作り方から、ゲームに絵を取り込む方法、シーケンス遷移、アクションゲーム、平面の衝突処理、入力装置のコントロール、サウンドライブラリの利用、回転や伸縮を解説し、最終的に3Dでロボットが弾を打ち合うゲームを作るまでを学びます。立体の描き方、ライブラリの作り方、処理速度が遅くないコードを書くためのポイント、立体の衝突処理、衝突処理の高速化、ローディング時間の圧縮、floatの使い方などの実用的なテクニックを詳解。サンプルコードを収録したCD-ROM付き。

ゲームプログラミングの本はいろいろ出ているけど、初歩と専門の間の全てを網羅した本ってのはそんなにない。
この本は、その一番難しいところをきっちり書いてくれている。

高いと思った価格も、読み進むうちに、全然安い! と思えてきた。
これだけの、知識をこんな金額で教えてもらえるなんて、むしろ夢のようだ。

ゲームプログラマを目指す全ての人に、マストバイ! だと言いたい。

......しかし、重いです(笑)

投稿者 CHEEBOW : 11:02 | [ BOOK, Development ]

2008年6月12日

DTMを始めてみたい人におすすめな本

DTM for Super Beginners 知識ゼロからはじめるデスクトップミュージック
高井竜郎
ビー・エヌ・エヌ新社
売り上げランキング: 1470

自分がDTMのスーパービギナーかというとそんなことはないと思うんだけど、本屋でぱらぱらと立ち読みしたら、なかなか良書なので購入した。
DTMの本というと、打ち込みの方法とか、ソフトの使い方とか個別に解説したものが多いのだけど、この本は、機材の選び方から、セッティングの仕方、楽曲の製作プロセス、ミックス、マスタリング、CD作成、ネット配布と全ての項目について説明してます。あと、コードのこととか、メロディの作り方とか、アレンジの仕方もさらりとだけど解説されています。
「このやり方がわからない!」って時にはネットで調べたら答えが見つかったりすることも多いのだけど、DTMで音楽をするっていう「ストーリー」を説明してくれているところってのはそんなに多くない。その「ストーリー」が解説されているってだけでも価値があります。
これから、DTMを始めたい人は、最初に読むとあとからつまずいたりとか悩んだりとかが少なくなるんじゃないかなと思います。

ただ、ちょっと残念なのは価格で、本文は1色でもいいと思うので、1800円くらいだったら良かったかなーと。
あまり、カラーページの意味があるとは思えなかったので……。

投稿者 CHEEBOW : 12:50 | [ BOOK, DTM ]

2008年5月15日

「Rails of Ruby on Rails」を読んだ

Rails of Ruby on Rails ~Case of LOCUSANDWONDERS.COM~
Plan de Sens 清水 智雄
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 8505

タイトルがいいなーと思ったのと、装丁がおされで思わずジャケ買い(笑)
カバーをはずすと、これがまた、ファッション系の書籍みたいで、電車の中で読むのが逆に恥ずかしかったりして……。

で、本の内容なんだけど、今までの Ruby on Rails本とくらべると、どちらかというと、デザイナ向きなのではないかと思う。
小難しいこと抜きで、ブログや、ショッピングカートの出来るまでがわかるし、IDE(統合開発環境)を使っての作業も、コマンドラインを使うより敷居が低いかも。
実際に、本の通りに作業を進めるだけでも、勉強になると思う。

それと、この本はちょっと変わっていて、Ruby on Railsを使って構築された音楽系のサイトの運営者インタビューも載っていて、このインタビュー自体は、インディーズレーベルとか、音楽配信とか、プログラミングとは関係のない話で、ほんとにこれが必要だったのか、疑問ではありますが、そういう人たちが、Ruby on Railsで作られたCMSを使ってサイトを更新していて、それが、非常に良い方向にビジネスを加速させていると言うのを読めるのは夢が広がりますよね。
しかも、ここで出てくるCMSのシステムは、見た限りだと、本書で紹介しているブログシステムをベースにして作ることが出来そうなもの。つまり、この本をベースにこのインタビューで答えている人の運営しているサイトに近いものも作成できてしまいそうです。

プログラミングの本と言う意味では、物足りないところもありますが、これから、Ruby on Railsをはじめてみたいと思っている人、プログラミングをしたいデザイナーさんの最初の一冊として、良いのではないでしょうか。

でも、黒地に白文字の本文なので、やたら指紋がついちゃうのは><

投稿者 CHEEBOW : 11:51 | [ BOOK, Development ]

2008年5月14日

TVBros.のインタビューを受けました

先日、Twitterの仲間たちとやったコンピレーションアルバム「ついコン ~What are you doing?~」について、TVBros.という雑誌でインタビューに答えました。
5月21日に発売の雑誌に載ります。

たぶん

ネット探偵団 annex

こちらにも載ると思います。

ぜひ、ご覧くださいませ。

投稿者 CHEEBOW : 18:35 | [ BOOK, INTERNET ]

2007年9月28日

二足歩行ロボットの創りかた

60日でできる! 二足歩行ロボット自作入門
吉野耕司
毎日コミュニケーションズ (2007/08/22)
売り上げランキング: 25469

僕は、ロボット大好き少年でした。
アニメとかはもちろんなんだけど、夢中になったのはロボットを作ること。
幼稚園のころは画用紙などでロボット工作、小学生になるとプラバンなどでロボットを作ってモーターやLEDを仕込んでみたり、中学生になると迷路脱出ロボットを作って大会に出たり(もしかすると、最年少レコードかも)もしました。最近では、Real Robotを組み立ててみたり。
が、やっぱ、二足歩行には憧れがありました。でも、キットとか買うのも違うしなー。けど、最初から作るには知識も経験も足りないし……と思っていたら、出ましたよ。こんな素敵本が!

60日かけて、二足歩行ロボットを自作するという本。
しかも、フルスクラッチです。プラバン切ってます! I/Oボードも自作です! もちろん、ソフトも自作!
実際に作るかどうかは別にしても、読んでいるだけで楽しいし、知識も深まります。
ただ、LEDを光らせたり、サーボを動かしたりということだけでも、単純に楽しいのです。ポートをたたくことの楽しさを思い出させてくれます。
マイコンのI/OポートにLEDをつないで光らせていたあの頃!
それは、WEBアプリケーションや、PCアプリケーションを作るのとはまったく異なる面白さだったのです。
ましてや、二足歩行!
わくわくがとまらないじゃないですか!

著者は、吉野のロボットってサイトもやっている方なのですね。
いろいろロボット作ってらっしゃいます。すごい。

で、出版社は

CPUの創りかた
CPUの創りかた
posted with amazlet on 07.09.28
渡波 郁
毎日コミュニケーションズ (2003/10/01)
売り上げランキング: 4440
おすすめ度の平均: 4.5
4 CPUの超基本構造
5 説明が丁寧
5 読みやすいし簡潔

この本も出してるマイコミ。
相変わらず目の付け所が斜め上です。すばらしい。

投稿者 CHEEBOW : 14:40 | [ BOOK ]

2007年9月27日

TwitterAPIの本が出た

Twitter! Twitter APIガイドブック
辻村 浩
九天社 (2007/09/26)
売り上げランキング: 15688

おそらく、日本初のTwitterの本が出ました。
しかし、入門書とかではなく、なんとAPIの本!
著者は、TwitterのAPIを触ったことがあるなら、皆さんご存知、[観] 観測気球のtsupoさんです。

さっそく購入して読みました。
まさに、APIの本でして、各APIの詳細なリファレンスとして使えます。サンプルも豊富なので初めてTwitterAPIを触る人には便利だと思います。
サンプルプラグラムは、同じことをする例がさまざまな言語で書かれているので、それぞれの言語での違いも分かって、それだけでもお得な感じです。
他にも、API制限のことも書いてあって、これなんかは、開発者以外にも参考になりそう。
そして、そして、Twitter以外のTwitter系サービスのAPIについても解説しています。
これは、もう、Twitter「系」 APIガイドブックといってもいいのではないかという感じ。
APIを使ったさまざまなアプリ、サービスの一覧も圧巻です。

Twitterをもっと楽しみたい人、プログラミングに興味のある人にお勧めの一冊です。

投稿者 CHEEBOW : 11:07 | [ BOOK ]

2007年7月 3日

[読]島田荘司のミステリー教室

島田荘司のミステリー教室
島田 荘司
南雲堂 (2007/01)
売り上げランキング: 94315
おすすめ度の平均: 3.0
3 3部構成でそれぞれ評価が分かれる

島田荘司がQ&A形式で語るミステリ作法。

島田ファンはもちろん、ミステリを書きたい人にも良いかも。
ただ、純粋なミステリの書き方本とは違う感じで、そこに期待しすぎるとがっかり感はあるかも。
読み物としては面白いんだけど、ミステリの書き方部分と、島田節炸裂の都市論、日本人論パートがタイトルとはそぐわない感じ。
ほんとのミステリ入門にして欲しかったなぁ。

投稿者 CHEEBOW : 21:21 | [ BOOK ]

2007年4月 5日

Rubyist Magazine出張版正しいRubyコードの(ry が素晴らしい

Rubyist Magazine出張版正しいRubyコードの―RubyistのRubyistによる、Rubyistとそうでない人のための
青木 峰郎
毎日コミュニケーションズ (2007/03)
売り上げランキング: 840

知り合いの編集さんに「るびま」の執筆者に相談したら面白い本が作れるんじゃない? って言ったら、こんな素敵な本が出来ちゃってました!
しかも、著者が「青木 峰郎」さん! 大ファンなんですよ、この方の文章。

本の内容は、Rubyのコードを青木さんがばっさばっさと添削していくというもの。
ベースは、るびまで連載されているものです。

文章はさすがの青木節で小気味よく、Rubyでプログラミングしない人でも、楽しめますね。
とにかく、楽しい技術書です。
熱中して、電車乗り過ごしそうになりました(笑)。

投稿者 CHEEBOW : 12:08 | [ BOOK ]

2007年4月 3日

「クチコミの技術」を読んだ

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
コグレ マサト いしたに まさき
日経BP社 (2007/03/29)
売り上げランキング: 83
おすすめ度の平均: 5.0
5 素早く平易にまとめられた「ほんものの最前線」

いしたにさんと、コグレさんの書いた本が出た!
amazonでは先行発売していたみたいだけど、僕はマーケティングとかよく分からないし、書店で立ち読みしてから決めようと思ってました。

で、先日、本屋でぱらぱらめくって、即買い。
まえがきから、すごく読みやすいんですよ。
専門書にありがちな「読みたくない日本語」ではなく、するすると入ってくる日本語。
これは、ま、あれだけブログを更新している人たちの本なんだから、あたりまえと言えば当たりまえなのかもしれないけど、でも、本を書く人がみんな読みたくなる日本語を書ける人たちばかりかといえば、まったくもってそんなことはなく……<自分もその一人

てなわけで、読み進めてみました。
実際にクチコミの力、ブログの力を知り尽くした二人だけあって、非常に明快。
どうすればいいのか、その結果どうなるのか。
マーケティングの知識のない僕でも、ブログの世界はそれなりに知っている世界でもあるので、とても分かりやすかった。
この中で紹介されているクチコミの成功例は僕も実際に見たり読んだりしたものが多くて、それがどれくらい成功したかってのは身をもって知っていたりもしますし。特にXiaostyle! 僕もずいぶん広めました。

ただ、せっかくこの著者あのだから、ONEDARI BOYSについては、一章を割くくらいの勢いで、実際の活動とか、企業とのやり取りとかを見せてほしかったなぁと思います。
結構、興味ある人多いんじゃないだろうか。

しかし、何度も書きますが、読みやすかった。
読んでて気持ちよかったです。

じっくり読み派の人も、通勤読書派の人も、楽しんで読めるんではないかなー。
ブログに出遅れちゃった企業の偉い人も、一度読んでおいた方がいいと思いました。

投稿者 CHEEBOW : 13:55 | [ BOOK ]

2007年3月13日

「こんな僕でも社長になれた」を読んだ

こんな僕でも社長になれた
家入 一真
ワニブックス (2007/02)
売り上げランキング: 1165

先日購入して読みました。
家入さんの不器用さとか、いっつも逃げているところとか、共感する人も多いんじゃないだろうか。
まっすぐに前だけをみて、ためらわず進み続けて成功する人なんて実はそんなにいないんじゃないかと思う。
でも、成功しちゃうと、そういう「駄目なところ」を表に出せば出すほど「でも、成功したんでしょ?」的な、「ま、僕とあなたは違いますしね」的な感想を持つことが多いんだけど、家入さんは違う。
想像の斜め上を行く駄目エピソードが満載。
大学入試も受けて駄目なんじゃなくて、手続き忘れたとか、寝坊したとかですもん。
こうなると、「もしかして、僕でもやれるかも!」って元気が出る人も多いんじゃないかと思う。
なんか、最近元気でないなーとか、人生に行き詰まりを感じちゃった人は読んでみるといいと思う。
とっても読みやすいし、笑えます。ちょっぴり泣けます。

ただ、誰でも家入さんになれるわけじゃないってことは書いておこうかと思う。
社長にはなれても家入さんにはなれない。
「こんな僕でも社長になれた」なんてタイトルだけど、社長になるより家入さんになる方がよっぽど難しい。
あの優しさや、独特なセンスや、照れたような笑顔や、全然えらぶっていないところや。
家入さんに会うたびに、なんか、癒される。
だから、社員もついてくるし、みんな協力したいと思うんだと思う。
とか、ほめてみると、尻の辺りが痒くなってきたりするんではないかという、テスト。

あ、そうそう。アキテクト可です(笑)
というか、正直な話あきこさんの日記を出版して欲しいと思います!
あきこさんの文章は素晴らしすぎます。
出版関係者は早めに手を打っておいたほうがいいと思うよ、まじで。

投稿者 CHEEBOW : 11:13 | [ BOOK ]

2006年12月20日

佐々木丸美の館シリーズが復刊!

忘れられない本ってのがあって、それは、自分にとってとても大切な本で、時々ふと読み返したくなります。
けど、書店からは消えてしまった本なので、人に勧めることができないなんてことが良く起こります。
佐々木丸美の「館シリーズ」もそう。
長らく絶版で、古本屋で探すしかなかったのです。
しかし!

伝説の作家による入手困難を極めた3部作、
待望の復刊。

出ますよ! 復刊!
GJ! 東京創元社!

崖の館
崖の館
posted with amazlet on 06.12.20
佐々木 丸美
東京創元社
売り上げランキング: 4338
おすすめ度の平均: 5.0
5 祝 復刊!
5 すごく嬉しいです!!

うはー。どうしよう。興奮する。
それくらい、僕にとっては重要な小説なのですよ。
佐々木丸美というと「雪の断章」って人も多いかもしれません、いや、そもそも佐々木丸美を知らないって人も多いかもしれません。
それ、人生の半分くらい損してますから!
好みは人それぞれなので、合わない人がいることを承知でおすすめします。
例え合わなかったにしろ、素敵な読書体験を保障します。

で、こんな情報も!

私は北海道在住ですが先日の新聞に 佐々木さんの作品は2008年までに全て復刊するとの記事を見つけました。

まじすか!
古本屋を回って必死で集めた、あんな苦労無しに入手できるようになるのね!(感涙)

投稿者 CHEEBOW : 12:12 | [ BOOK ]

2006年12月 6日

英語でブログを書いてみよう

日本人だから日本語だけできれば十分! と思っていましたが、最近は仕事でも趣味でも英語を読んだりする機会が増えてきたんですよねー。
読むだけなら多少はできるようになってきたと思うんですけど、書くのがどうにも苦手なんですよ。
自分で作ったプラグインのdescriptionですら書けない。いろいろがんばってはみているんだけど、結局翻訳ソフトのお世話になってしまうという……。
この状況を打破したい! と思いつつ本屋の英語コーナーに行ったら、こんな本を見つけました。

英語でブログを書いてみよう ネットではじめる気軽な3行日記
ディビッド・セイン 小松 アテナ
技術評論社
売り上げランキング: 74531
おすすめ度の平均: 4.0
3 「きっかけ」としては悪くないか
5 英語初心者の方へ

ブログと英語。で、1日3行の英文。
これなら、僕でもできるのではないかと思って購入。

基本は例文集なので、書きたいことに近い文章を見つけてって感じになると思います。
文例は結構豊富なので、ざくっと斜め読みするのも楽しい感じ。
へー、これってこう書くんだーみたいな発見がありますねー。

ただ、最初はどうしても、文を丸写ししたくなっちゃう。
自分が書きたいことじゃなくて、文例を元に内容を構築しそうになる誘惑にかられます。

とりあえず、内緒の場所でしばらく続けてみようと思いますー。

投稿者 CHEEBOW : 15:11 | [ BOOK ]

2006年11月22日

音を大きくする本

本屋をぶらぶらしていたら、こんな本を見つけた。

「音を大きくする本」って、なんてベタ!
けど、音楽を作ったりしているとこの、ただ「音を大きくする」ということがいかに難しいかがわかってくるのです。
「音圧」を稼ぐってのは、ほんと難しいし、僕の苦手なところだったりします。

で、この本「音圧」をいかに稼ぐかってことに特化した本なのですよ。
超マニアック。
でも、こんな本が欲しかった!

音楽をやっている人はもちろん、Podcastingをやっている人も必読だと思います。
人よりも目立つ音を作りたい人には必要な知識なんじゃないでしょうか。

投稿者 CHEEBOW : 14:10 | [ BOOK, MUSIC ]

2006年10月 4日

同人ゲームの作り方

先日献本してもらったので、紹介をしておこうかなーと思う。とっても、うれしかったので。

同人ゲームの作り方の本なんだけど、この中で拙作フリーウェア「Story Editor」が取り上げられていて、CD-ROMにも収録されているということで献本されてきたのでした。
以前にも別の本で取り上げられたことがあるんだけど、今回の本は、「Story Editor」の使い方の最高のサンプルになっていると思うし、ゲーム製作のプロセスが分かりやすく書かれていて、これがあれば僕(私)にもゲームが作れるかもと思わせる丁寧な内容です。
取り上げられているゲームの内容も、BLゲームだったり乙女ゲームだったりして、女性向の感もありますが、男性が読んでも十分参考になるし、面白いと思います。
同人ゲームを作ってみたい人にお勧めできる一冊です。

個人的には、「Story Editorを使って、きちんと「物語」を作ってくれているのがうれしかったですねー。
このソフトって、いわゆるアウトラインプロセッサなのですが、ほとんどのユーザさんは簡易データベースとかメモ帳がわりに使っているみたいなのです。でも、個人的には、やはり物語を作って欲しいし、「創作」に使ってくれたらうれしいと思っているのです。
この本の中では、物語の作成の根っこの部分できっちりと使われていてとってもうれしかったのです。

投稿者 CHEEBOW : 11:21 | [ BOOK ]

2006年8月17日

本の読み方

電車の中で本を読むことが多いんだけど、周りを見回すと、やっぱり電車で読書な人は多い。
で、気づいたんだけど、本の読み方って結構人によって違うなーと。
とは言っても、姿勢の話ではなくて。

例えば、僕は基本的に本を読むときはカバーを外して読みます。カバーがあると読んでいる最中にずれてきたりして、うざいことこの上なし、なので。
これは、文庫も、新書も、技術書もすべてそう。

この方法はメリットがあって、まず、さっきも書いたとおり、カバーずれのうざさがない。
あと、カバーは家に置いてきているので、読んでいる最中に多少本が傷んでも、カバーをかけて本棚に戻しちゃえば、きれいなまま保持できる。
もし、読み終わった本を誰かに貸しても、家にカバーが残っているので、どの本が今人に貸しているものなのかが一目瞭然。

あ、で、自分が読むときだけでなくて、家の本を人に貸し出すときはカバーを外してから貸します。こうすれば、先にあげた「多少痛んでも大丈夫」「貸し出し状況が一目瞭然」効果があるわけです。

でも、電車の中の人たちのスタイルはいろいろあって

・カバーつき帯つき+書店のカバーつきの買ったまま
・カバーつき帯つきの買ったまま(書店カバーだけ外してる)
・帯は外してカバーはつけたまま
・カバーはそのまま、さらにその上に(書店のじゃない)ブックカバーをしてる
・カバーも帯も外している(僕のスタイル)

さすがに、カバーは外して帯だけという人はいないですね(笑)

あなたは、どのタイプ?

ただ、最近ライトノベルを読むことが増えてきて、なんとなく気恥ずかしく、文庫を読むときだけは、カバーを外した上から、別途購入したブックカバーをしてます。タイトルだけで、恥ずかしいってのもあるので……。

投稿者 CHEEBOW : 12:20 | [ BOOK ]

2006年6月22日

うさ美のパソコン プチ☆テクニック

パソコン(というかワードとかエクセル)のテクニック本みたいなのは巷に溢れてまして、正直ワードとかエクセルとかの操作を知りたいとか思ったことのない僕にとってはまったくの興味対象外なわけですが……。
こんなの出ちゃいました! ペタろうキャラが紹介するテクニック本!
ペタろうは僕の所属する会社で開発していて、んで、今回の書籍にもちょっと協力していたりするのです。
で、今日送られてきたのを読んでみてるんですが、あれっすね。ライトユーザ向け「Windows HACKS」とか思えばいいのか。これ。
で、PC関係の本にしては安い、1000円。これで、この情報量はお徳かも。
もちろんペタろうのプチテクニックも載ってますぜ。

というわけで、結構おすすめなこの一冊。
ペタろうファンなら、マストバイ。

投稿者 CHEEBOW : 11:29 | [ BOOK ]

2006年6月12日

女子中学生の小さな大発見

知人がmixi日記で書いていて、ものすごく興味を持った本。

女子中学生の小さな大発見
清 邦彦
新潮社 (2002/07)
売り上げランキング: 51,922
おすすめ度の平均: 4.67
4 素敵な理科の時間を
5 抱腹絶倒!
5 これっいい!!

なぜ? スゴイッ! 疑問と感動から「理科のココロ」がうごきだす。現役女子中学生による仰天レポート533点大集結!

正しい答を求めるばかりが「理科」だろうか? 鳥肌は顔と足首にはできない。醤油は凍らない。卵は塩水にも砂糖水にも浮く。昇りのエレベーターの中でジャンプすると体が少し浮く。タンポポの綿毛は233本ある。温泉を煮詰めたら塩が残った……。そんな身の周りのできごとへの疑問(なぜ)と感動(スゴイ)から「理科」は始まる。現役女子中学生が見つけた「不思議」をぎっしり詰め込んだ仰天レポート集。

すごくないすか?
この他にも、「ダンゴムシの足は何本あるのか」とか「カタツムリの殻を取ったらナメクジになるのか」なんてのもあるらしい。
その研究対象の見つけ方も素晴らしいし、それをきちんと調べたってのもすごい。
まだまだ、日本の科学文化も大丈夫かも! って思える。

さっそく、後で買ってこようと思います。


【追記】
買ってきた。
ぱらぱらと読んでみたんだけど……。
これ、ヤヴァイ!
電車の中では読めない。
吹き出すこと必至。面白すぎます。
淡々とした文章がまたおかしい。

でも、「女子中学生の」でなくても「中学生の」でもいいんじゃないかと思ったり思わなかったり。

【追記】
著者が私立の女子中学の先生だったからでした。
でも、絶対、戦略もあるよね。

投稿者 CHEEBOW : 11:06 | [ BOOK ]

2006年5月26日

最近小説を読まなくなった

最近、ほとんど小説を読んでないのです。
ここ数年、小説の読書量はどんどん下がっていたんですが、ここ数ヶ月の読書量はほぼゼロ。
今までこんなことはなかった。
小説が好きで、小説読んでいれば幸せだったのに。

で、なんで、こんなに読まなくなっちゃったかと言うと、一つは、「技術書の方が面白いんだもん!」ってのがあります。
最近は、今まで興味がなかった言語や技術に興味が出てきていて、読みたい本がたくさん出てきちゃったわけですよ。
こうなると、読書時間はほぼそれらを読むことに当てられるわけで、当然小説を読む時間は削られるというわけ。

2つ目は、身も蓋もない言い方だけど、「小説が面白くない」。
もちろん、すべてに目を通してるわけではないので、面白い小説だって一杯あるんだと思いますよ。
ただ、本屋に行って、並んでいる小説の表紙と帯を眺めても、どれも同じように見えちゃう。
「感動」とか「涙」とか、もう、そういうのいいかげん食傷気味だし。
それもあって、小説を買うってことがかなり減りました。
ま、もっとも、家に読まれていない小説があれだけあるんだから、もう、買わなくたって一生困らないんじゃないの? って話もありますが。(笑)

ま、でもね、好きなんですよね。小説。
この、小説離れを食い止めるためにも、面白小説を探さねばと思っています。

おすすめ本プリーズ。

投稿者 CHEEBOW : 13:33 | [ BOOK ]

2006年5月 8日

「アップル・コンフィデンシャル2.5J」読んでます

アップル・コンフィデンシャル2.5Jを読んでます。
原著の「Apple Confidential 2.0」に加筆し、日本語訳されているから、2.5J!
こういう書名って、これからも増えてきたりして。

で、今、読んでるんですが、情報が満載で、一気に読破ってのがもったいない感じ。
僕はAppleIIに憧れていて、Windowsユーザであるよりも前にMacユーザで、最近は自宅では日常的なPCの使用においては、MacOS XにSwitchしちゃっていたりと言う感じで、いつも、つかず離れずと言う感じで、アップルとは一緒にいたなーという気がしているのです。
そんなわけで、この本、おもしろくて仕方がない。
僕が興奮したあの製品や、あのテクノロジの裏側が覗ける面白さ。
相次ぐ失敗と、成功の数々。
アップル好きな人はもちろん、アップル好き「だった」人、アップルが大嫌いな人、誰が読んでも楽しめると思います。
とにかく、注釈なんかも丁寧なので、資料的な価値も高く、何度も楽しめそうな本です。

アップル・コンフィデンシャル2.5J(上)
オーウェン・W・リンツメイヤー 林 信行 武舎 広幸 武舎 るみ
アスペクト (2006/04/27)


アップル・コンフィデンシャル2.5J(下)
オーウェン・W・リンツメイヤー 林 信行 武舎 広幸 武舎 るみ
アスペクト (2006/04/27)

投稿者 CHEEBOW : 16:20 | [ BOOK ]

2006年4月19日

グーグル

Danさんの「404 Blog Not Found:すべてを一度懐疑していく」ってエントリで興味を持って、発売されるのを心待ちにしていた本が、やっと出た。

グーグルGoogle―既存のビジネスを破壊する
佐々木 俊尚
文藝春秋 (2006/04/18)

通勤電車で一気読み。

ウェブ進化論はGoogle賛歌だったけど、この本は、そういうスタンスには立たず、どちらかというと中立(でもちょっと反Google?)の立場で、Googleについて書いている。
「破壊者」Googleは、いったい世界をどう変えていくのか、それはどういうビジネスモデルなのか、なぜ、無料サービスなのか、目指してるものはなんなのか? それを分かりやすく教えてくれる。
ソフトウェア業界を無残に破壊していくように見えるGoogleだけど、もちろん、通り過ぎたあとは瓦礫だけ、ってわけじゃない。平たくされた世界では、ロングテールの場所にいる中小企業がGoogleを利用することで、売上を伸ばしたりすることも出来る。
しかし、その先には、巨大な権力となったGoogleの姿も見える。
それが良いことなのか、悪いことなのか。
今のこの流れに抗うのか、無視するのか、乗っていくのか、そのどれかを選べと言われたら、僕は、乗っていきたい。
その先がどこに行き着くのかは分からないけど、たぶん、ここで立ち止まるよりは、楽しいと思うから。

ウェブ進化論と合わせて読むと、とっても面白いと思います。

ちなみに……

Web進化論―VRML Java
Web進化論―VRML Java
posted with amazlet on 06.04.19
次世代WWW研究会
インターナショナルトムソンパブリッシングジャパン (1996/04)

こんな本もありました。
WEB1.0時代のWEB進化論(笑)

投稿者 CHEEBOW : 12:12 | [ BOOK, INTERNET ]

2006年4月18日

Serene Bach オフィシャルガイド

「Serene Bach オフィシャルガイド」

出ました。
実は、

まず、「陣さん、本書いてみない?」と声をかけてくださった CHEEBOW さんに。

こんないきさつで、この本の最初のきっかけとして、ちょっと絡みました。
常々、本屋さんに行くと、ブログの本って、インストール型のブログって言うとMTの本ばかりで、なんか、それもつまらんよなーと思っていたのです。
sbのことはずっと気になっていたし、sb使いの陳さんは本を書くにはうってつけの人材と思って、声をかけてみました。
やっと発売になったみたいです。おめでとー!!!

Serene Bach オフィシャルガイド~カスタマイズ自在のウェブログツール
大谷 拓也 他
毎日コミュニケーションズ (2006/04)

献本いただいたものを読んだのだけど、非常に手堅くて、分かりやすい本です。
文章も非常に読みやすく分かりやすい。そして、誠実。
構成的には、僕と平田さんの「Movable Type標準ハンドブック Movable Typeで今すぐできるウェブログ入門 改訂版」に似ている感じかな。
本体と、プラグイン、テンプレートがまるっとCD-ROMに入ってるのも初心者にはうれしいかも。
これから、Serene Bachをはじめたい人は、買っておいて損のない本だと思います。

投稿者 CHEEBOW : 12:49 | [ BOOK, Weblog ]

2006年3月10日

ティーンズハートが終了

先日、いつものように本屋をぶらぶらしていると、ライトノベル系の棚のあたりになんか違和感を感じた。
ピンクの背表紙でおなじみのティーンズハート。
その、今月の新刊の帯に、「ついに完結!」とか「長いあいだ、ありがとう!!」とか書かれていて、え? なんですか? これは、最終回祭りですか? って感じ。
なんか、変だなーと思いつつ。本を手に取り、あとがきとかに目を通してみると、やっぱり、シリーズ完結とかみんな書いてるわけです。
で、最終ページを見てみると……!

「ティーンズハートは、今月の発売をもって終了いたします」

とか書いてあるんですよ。
えええ! シリーズが完結じゃなくて、ティーンズハートが完結なの?!
びっくりした。

でも、
講談社BOOK倶楽部:X文庫
公式ページには、なにも触れられていないんだよねー。

これは、なんなんだ?
ティーンズハートと言えば、小野不由美さんとか風見潤さんとか、好きで読んでましたなぁ。あと、津原やすみさんとか。あと、石井敏弘さんも書いてたんだ!
懐かしいなぁ。
結構読者も多かったと思うので、きちんと終わったほうが良いのではないかと思ったりした。ティーンズハート完結の、特集ページくらい作っても良いのではないかなぁ。

投稿者 CHEEBOW : 12:04 | [ BOOK ]

2006年2月27日

[読]キッドナップ・ツアー

キッドナップ・ツアー
角田 光代
新潮社 (2003/06)
売り上げランキング: 17,950
おすすめ度の平均: 4
4 余韻の楽しめる方に
5 読語さわやかな小説
4 小学生はどう感じるのだろう

ある夏の日、主人公の女の子は誘拐される。
それも、自分の実の父親に。父親らしくないそのお父さんと、誘拐というなの旅を続けるロードノベル。

主人公の心の変化がとても気持ちいい。
優しくて、あたたかな小説だ。

誘拐といっても、全然殺伐としていない。
結局、それは、主人公とお父さんの、交流の仕方なのだ。

殺伐としたミステリの合間に、ちょいと読んでみるのも良いのではないかと思います。

投稿者 CHEEBOW : 23:50 | [ BOOK ]

2005年11月11日

「ヘルベチカ」の本

このヘルベチカとはいったいどんなフォントなのかを、その歴史と生い立ち、特徴を、豊富なビジュアルで解説していきます。日本で初めての「ヘルベチカ」の本です。

Helveticaってなに? って人は、「Helveticaについて」を読むと良いのではないかなー。
確かに、ファンも多いフォントだとは思うよ。
でも、一冊丸ごと「Helvetica」の本って!
そりゃあ日本初でしょうよ。

本の内容は分からないけど、そのインパクトだけで、ご飯3杯はいけそうです!

投稿者 CHEEBOW : 14:40 | [ BOOK ]

2005年11月 3日

生協の白石さん

もう、いまさら説明の必要もないくらいの有名人生協の白石さんですが、本になりましたねー。
今日、買ってきました。

生協の白石さん
生協の白石さん
posted with amazlet on 05.11.03
白石 昌則 東京農工大学の学生の皆さん
講談社 (2005/11/03)

じっくり読むと、ほんと味わい深くて、面白い。
笑えるものから、考えさせられるものまで、すべての質問に同じようなクオリティで答え続けるってのは大変なことだと思うのに、さらりとこなしている感じ。すごいなぁ。
コラムの書き手を探している出版社の人は、ぜひ白石さんをスカウトすると良いと思います。
こういうコメントできる白石さんて何者? と思っていたんだけど、この本には白石さんのコラムもあり、その人柄にかなり迫れます。
すでにネットで読んでいても、十分楽しめます。

……でも、白石さん男性だったんですねー。
謎がひとつ解明されてしまってちょっと残念。

投稿者 CHEEBOW : 21:09 | [ BOOK ]

2005年10月31日

ヨムリエ・ブログはじめました

以前「ヒビノアワ: ヨムリエ」のエントリで書いたのですが、今度はPodcastじゃなくて、ブログで、ヨムリエ始めてみました。

ヨムリエ!

「こんな本が読みたい」、「こんな気分の時におすすめの本は?」など、本ブログ「ヨムリエ!」ではお客様のご要望に合わせた本をチョイスし紹介させていただきます。
リクエストは、「リクエストはこちらへ」のエントリにコメントしていただければと思います。
そのほか、ヨムリエ(*1)自身によるテーマの提示と本のおすすめもあります。
ヨムリエ自身、大の本好きでもあり、面白い本、素敵な本をできるだけ多くの人にご紹介していきたいと言うのが、本ブログ開設の動機です。
「ヨムリエ!」では、ヨムリエ自身のチョイス以外にも読者の方々のおすすめも広く募集しています。各エントリにコメント、トラックバック等いただければと思います。
ヨムリエのチョイスだけでは趣味の偏りが出てくることも多々あると思いますので、たくさんの方が参加してくださるとうれしく思います。

ということで、リクエストも募集中です。
このブログが、本と人との出会いの場所になればよいなぁ、と思っています。
ヒビノアワ同様、ヨムリエ!もよろしくお願いします。

しかし、いくつめのブログなんだろう……。
きちんと継続できるのだろうか。
ま、ぼちぼちとがんばりますー。

投稿者 CHEEBOW : 14:33 | [ BOOK ]

2005年10月21日

ブログを本にする

はてなでも、日記を本にするサービスをやっていますが、いろんなブログからエクスポートしたデータを本にしちゃうサービスです。

日書き綴っているブログ、その思い出いっぱいの 日記や記事を、自分だけの本にしてみませんか?

同人誌もやっていたし、お仕事で本を書いたりもしてますが、この自分の書いた文章が本になるというのは、とても楽しくてわくわくすることなのですよ。
それが、誰でも書き溜めたブログの記事から作れちゃうと言うんだから、素敵です。
大量に印刷するなら同人誌なんかを扱っている印刷所に頼んじゃえばいいんだろうけど、小部数なら、こういうサービスがありがたい。

で、それはそれとして……。<え?
気になるエクスポートデータのフォーマットは、

Movable TypeあるいはMovable Type互換のブログ・システムで書き出したデータを用意してください。

Movable Typeフォーマット!
うひゃー、標準フォーマットになりつつあるのかも。
結構Movable Typeフォーマットで吐き出すブログツールも多いですもんね。
きっと、Movable Typeフォーマットを扱うPerlモジュールとかあるに違いない!

投稿者 CHEEBOW : 11:12 | [ BOOK, Weblog ]

2005年8月24日

ヨムリエ

たぶん、人の数倍、本を読んできたと思う。
面白い本にもたくさん出会えて、そうなると、当然人にすすめたくなったりする。
でも、むやみやたらにすすめても相手の趣味に合うとは限らないし、むしろ迷惑に思われたりするかもしれない。

しかし、逆に、「こんな本が読みたい」とか「こんな場所で読むのに合う本は」なんて質問を投げかけられると、いそいそと過去の読書履歴の中から、合う本を見つけてみる。これは、結構喜ばれることが多くて、双方満足。

これを、僕は「ヨムリエ」とよんでいる。
ワインならソムリエ、本なら「ヨム(読む)リエ」ってことで。
……ま、そんなネーミングは良いとして、だ。

このヨムリエ行為をもっとやってみたいー。と思ってしまうわけですよ。
友達とかにだけじゃなくて。いろんな人に!

というわけで、僕がやっているPodcasting、DOGCAST ON AIR内の「ウタカタノヒビ」にて、「ヨムリエ」のコーナーを作ってみます!
DOGCAST BBSか、このエントリへのコメントにて、リクエストをいただければ、番組内で、おすすめの本を紹介します。
うわ、楽しい!(僕が)
ぜひ、リクエストしてくださいませ。
例えば、こんな感じでリクエストしてもらえるといいかもしれません。
「Aという作品を読みました。こんな雰囲気の作品をもっと読みたいんだけど」
「しんどい毎日です。スカッとする小説を教えてください」
「ミステリ初心者です。最初に読んだら良いと思うミステリは?」
とかとか。
基本的に、小説に偏りがちですが、それ以外でも、僕に出来る限りお答えしていきたいと思います。

ぜひ、リクエストを。

投稿者 CHEEBOW : 12:05 | [ BOOK ]

2005年6月27日

スローブログ宣言!

ネットの世界は、流れが速くて、それに飲み込まれそうになります。
溢れる情報に翻弄されて、自分を見失いそうにもなってしまうかも。

以前から、情報を間引く仕組みというのに興味があって、その考え方の延長として、PiloWebがあり、その延長として、PiloWebProを作りました。
でも、それでも、たくさんの情報を入手したいという人の欲望はなくならないし、やはり情報に溺れそうな僕たちがいます。
自由に、気楽にできるのがネットの良さなのに、情報に縛られて、そんな良さを忘れてしまうこともあるかもしれません。

スローブログ宣言!
スローブログ宣言!
posted with amazlet at 05.06.27
鈴木 芳樹
技術評論社 (2005/06/22)
売り上げランキング: 103,666

もっと、スローでもいいよねってことで、上の本を読んでみました。
新しい技術や、情報に翻弄されることなく、のんびりとブログライフを送ってみようよ、という論旨にはまったくもって賛成です。
無理に、新しいことを追いかけずに、自分のペースを作るというのも大切なことだと思うのです。
流れの速いブログの世界に疲れたなって時に、読むと良いと思います。
今までとは、違うブログライフが見えてくるかもしれません。

ただ、この本では、こういう話題を扱う時には仕方ないし、構成上も説得力があがるからでしょうけども、まず、「スローであること」を「スローでないこと」の逆ということで肯定していく論旨が、スローではないなぁ、と思いました。
もっと、スローであることの素晴らしさ、楽しさをストレートに伝えてくれたらもっと良かったなーと思ったのでした。って言うのは簡単で、実際に書くのは大変だとは思うのですが。

投稿者 CHEEBOW : 22:31 | [ BOOK ]

2005年6月21日

眞鍋メガネのありえない破壊力

http://manabekawori.cocolog-nifty.com/blog/2004/07/tommy_february6.html
このエントリで、とんでもない破壊力を見せつけた、ブログの女王(なんと、上のエントリについたトラックバック、現在1267!)こと眞鍋かをりが、またとんでもない力を見せつけてくれた!

コンティニュー (Vol.22)

ありえない……。
もう、これ以上日本の男子を壊さないで下さい……。
めがねっ娘好きってわけじゃない僕でさえ、かなりのダメージを食らっちゃいましたよ。
でも、眞鍋かをりって、別に普段テレビとかに出てるときはめがねかけてるわけじゃないんだよね?
最高のウリだと思うんだけど、それをやったら卑怯だから、とかそう言う理由でもあるんだろうか。
それとも、それほど、まだ世の中はめがねっ娘の時代じゃないんだろうか……。

でも、やっぱりなりきり派という人も多いみたい。
僕的には、今回の表紙の方がインパクトありましたが……。もしかして、少数派?

投稿者 CHEEBOW : 11:24 | [ BOOK ]

2005年6月 7日

「黒猫亭」ウォッチ

友人がやっている、ミステリ中心のネット古書店「黒猫亭」の新着書籍の中から、僕のオススメを紹介する、という企画。

今回は、漫画の入荷が多いみたいですねー。

その中でも、僕の好きな漫画家さんの作品など、ご紹介。


フォーナが走る(全4)
小山田いく
秋田書店 少年チャンピオンコミックス
1991 全初/定価 ¥1560


化石の記憶(全3)
たがみよしひさ
秋田書店 PLAY COMIC SERIES SPECIAL
1986-1987 初

この二人の漫画家さんは、兄弟なんですね。
小山田いくが、兄で、たがみよしひさが、弟。
中学から高校にかけて、この二人の漫画には夢中になりました。
今読んでも、きっと面白いです。
まだ、読んだことのない方は、この機会にぜひ!

投稿者 CHEEBOW : 10:43 | [ BOOK ]

2005年6月 3日

ニッポンのインターネットの歴史

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書
ばるぼら
翔泳社 (2005/05/10)
売り上げランキング: 60
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 5
5 歴史は個人史の集合体
5 教科書なのに
5 誰かがいつかやらなければならなくて、誰にも成しえなかった仕事

もう、すでにいろんなところで話題になっているこの本を先日買ってみた。
正直、ネットの歴史を見たところで、それほど面白いことなんてないんじゃん? って思ってたし、過去より、未来っしょとも思ってたし。
でも……。
ごめんなさい。それは大きな間違いでした。

この、驚くべき情報量の書籍からは、そこに描かれるもの以外の、例えば、あの頃の情熱や、憧れや、恋しさや、せつなさや、心強さが溢れでてくるのです。
なんてことなく使っていたブラウザや、よく見たサイトや、遊んだゲームやらなにやらの記述にあたるたび、僕の「あの頃」がくっきりと脳裏に浮かんでくるのです。
甘さも、苦さも含めて、自分がネットとどう付き合ってきたのか、そして、これからどうやって付き合っていこうか。
そんなことを考えさせてくれた一冊でした。

で、この本を読んだのをきっかけに、僕が最初にサイトを持ったのはいつだったのかなーと、思い返してみているんですが、はっきりしたことが分からない。
ただ、1995年の夏くらいに、雑誌で取材されていたりもして、たぶん、これよりは前だったのではないかと。
その当時は、リムネットで、その後彩ネット、DTIとプロバイダを変えつつ続けてきたのでした。
しかし、1995年からだとしても、もう10年!
ずいぶん、長いことやってきたんだなー、と感動。

投稿者 CHEEBOW : 16:00 | [ BOOK ]

2005年5月23日

ファウスト vol.5

ファウスト vol.5
ファウスト vol.5
posted with amazlet at 05.05.23

講談社 (2005/05/17)
売り上げランキング: 79
通常24時間以内に発送

小説雑誌をほとんど買わない僕なんだけど、これだけは、創刊号からずっと買っている。
安定して、停滞して、出版することだけが目的となってしまった感のある小説雑誌の中で、唯一、毎号刺激のある特集と読み物で構成されているからだ。
ただ、でも、実は小説に関しては、メフィスト的(ファウスト的?)な小説のショーケースのような感じで、刺激的ではあるけど、その刺激はどこか予定調和な感じも否めないのだけど。
しかし、特集と、それにまつわるロングインタビュー、それから、小説「以外」のメディアから、ファウスト読者の心をわしづかみにする作品や作者をピックアップする記事は、ほんとに読み応えがあって面白い。
今回の特集の「上遠野浩平をめぐる冒険」や第二特集の「ノベルゲームの最前線!」は、ぐいぐいと引きずり込まれるようにして読んでしまった。
相変わらずの、面白さだ。
インタビュアーである、太田編集長や、西尾維新の過剰なまでの賛辞や、煽りが鼻につくのはいつも通りだけど、これも、だんだんなれてきてしまって、その熱さ(暑さ?)を感じることが出来るようになってきたし。
毎号、このテンションで続けていくのは厳しいだろうなーと思うけど、末永く続いていって欲しい雑誌だ。
本家のメフィストは、匿名座談会くらいしか読むところがなくなってしまったし。
弟分の、ファウストに、思いっきり期待してしまう。

あ、でじさんも読んでいたのね。仲間だー。

投稿者 CHEEBOW : 00:07 | [ BOOK ]

2005年5月22日

「黒猫亭」ウォッチ

友人がやっている、ミステリ中心のネット古書店「黒猫亭」の新着書籍の中から、僕のオススメを紹介する、という企画。
今回は第二弾。

まずは、これから行ってみましょう!

三重露出
都筑道夫
講談社文庫
1981 重/定価 \360

凝りに凝った構成と、装丁の仕掛け。
ぱらぱらとめくるのは絶対禁止です。
名匠の手による、スリラーをお楽しみください。

そして、これは、ミステリではないけれど、僕の大好きな作家の作品。

夢の10セント銀貨
ジャック・フィニイ
ハヤカワ文庫FT
1993 重/定価 \460

ハヤカワのFT(ファンタジー)には言っているけども、、僕にとっては、非常に良く出来たSF短編集。とても、やさしくてノスタルジックな心に残る短編集です。
本棚に並べて、時々思い出したように1篇づつ読んでしまう。そんな、素敵な一冊です。

他にも、ポケミスが大量入荷してます。
ぜひ、目録から探してみてください。

投稿者 CHEEBOW : 23:41 | [ BOOK ]

2005年5月18日

「黒猫亭」ウォッチ

友人がやっている、ミステリ中心のネット古書店「黒猫亭」の新着書籍の中から、僕のオススメを紹介して見ようかと思います。

まずは、

鮎川哲也の密室探求
鮎川哲也・編
講談社
1977 初/定価 \980

こちら。
密室のアンソロジーとして、非常に綺麗にまとまっています。
だいぶ前に読んで、堪能しました。
http://www.h4.dion.ne.jp/~fukuda/kyu/9902hon.htm#990202
こちらの書評も読んでみて下さい。
ね、ね、面白そうでしょうー。

続いて、

決定版 深夜の散歩 (商品ID : 419)
福永武彦 * 中村真一郎 * 丸谷才一
講談社
1978 初/定価 \980

これは、ミステリのガイドブックですが、読んでいてとっても面白い。
三人の作家のミステリに対するトークセッションをお楽しみください。

その他にも、ポケミスが結構たくさん入荷しているようです。
興味のある方は、とりあえず覗いて見て下さい。
探求書が見つかるかも!

投稿者 CHEEBOW : 14:01 | [ BOOK ]

2005年4月29日

「恋するプログラム」ついに発売!

恋するプログラム―Rubyでつくる人工無脳
秋山 智俊
毎日コミュニケーションズ (2005/04)
売り上げランキング: 6,889
通常2~3日以内に発送


ついに、発売になりました!
本屋さんにも並び始めているみたいです。
amazonでも取り扱いが始まりました!

Rubyを始めてみたい人にも。
人工無脳に興味がある人にも。
プログラミングを楽しく学んでみたい人にも。
おすすめします。恋プロ!

普通のプログラミング入門書なら、
print("HelloWorld\n")
と始まるところがこの本では、
print("ワンツー\n")
から始まります。
こんにちは世界なんて、生易しいことは言わないのです。まず、パンチから!
ワンツーパンチを放つことから始まるプログラミング入門書が今まであったでしょうか?

そして、人工無脳は単純な受け答えから、辞書、学習、日本語解析、文章生成、ネット世界へと進化していきます。
その過程でも、「なぜ、こう実装するのか?」という部分も丁寧に解説していますので、読んでいて、「うむ、なるほど」を連発できます(ついでに、ワンツーパンチも連打します)。

ぜひ、書店で手にとって見てください。
僕自身も製作に関わった本ではありますが、それをおいておいても、面白い本です。
何度もゲラを見たのに、いまだに楽しく読めてしまう、そんな本です。

で、すでにこの本を読んでしまった人には、

Windows秘宝館―XPの知られざるマイナーワールド
秋山 智俊
毎日コミュニケーションズ (2004/05)
売り上げランキング: 194,601
通常3日間以内に発送

こちらもおすすめ。
笑いすぎて、お腹痛くなります。炸裂する秋山節をお楽しみください。

(追記)作者、秋山智俊はこの原稿をほぼ書き上げた翌日の2月18日の朝、永眠しました。その後、バトンを受けて、なんとか形にしました。彼が喜んでくれていると良いなと思います。このあたりのことについては、また機会があれば……。

投稿者 CHEEBOW : 12:45 | [ BOOK ]

2005年4月21日

「恋するプログラム」のバナーができました

koisuru_cover.jpg

・著者:秋山智俊
・予価:2,625円(税込)
・B5変型判 222ページ
・ISBN4-8399-1729-9
・発売日:2005年04月下旬

「人工無脳ってなに?」というところから始め、単純なサンプルプログラムを作り、いくつかのテクニックを盛り込みながら、それを次第に複雑なものへと進化させていきます。
紹介するサンプルプログラムについては、ほぼすべての内容を説明しています。手法を羅列しただけのものにならないよう、とくに「なぜそう作るのか?」ということを詳しく解説します。「やりたいこと」から実装への道筋を理解できれば自分なりに改良し、アイディアを試してみることも容易になるでしょう。

この本が、もうすぐ発売になります。
で、バナーができたみたいです。

バナーは、こちらからダウンロードして、使ってくださいましー。

恋するプログラム~Rubyでつくる人工無脳 バナー

投稿者 CHEEBOW : 22:57 | [ BOOK ]

2005年4月13日

恋するプログラム~Rubyでつくる人工無脳

koisuru_cover.jpg

・著者:秋山智俊
・予価:2,625円(税込)
・B5変型判 222ページ
・ISBN4-8399-1729-9
・発売日:2005年04月下旬

「人工無脳ってなに?」というところから始め、単純なサンプルプログラムを作り、いくつかのテクニックを盛り込みながら、それを次第に複雑なものへと進化させていきます。
紹介するサンプルプログラムについては、ほぼすべての内容を説明しています。手法を羅列しただけのものにならないよう、とくに「なぜそう作るのか?」ということを詳しく解説します。「やりたいこと」から実装への道筋を理解できれば自分なりに改良し、アイディアを試してみることも容易になるでしょう。

もうすぐ、こんな本が出ます。
僕の友人が書いた本です。僕も、少しだけお手伝いをしました。
Rubyで、人工無脳を作る本です。
Rubyのイロハから始まり、少しづつステップアップして、最後には学習する人工無脳にまで成長していきます。
プログラミングに興味がある人はもちろん、Ruby好きな人、人工無脳に興味がある人にも楽しめる本だと思います。
何度も吹き出してしまうような笑いの要素もあり、すらすらと読み進められます。

もうすぐ発売です。
詳しい情報は、また書きます。

この本に関しては、まだ語りたいことがたくさんあるのですが、それはまたの機会に……。

投稿者 CHEEBOW : 15:56 | [ BOOK, Development ]

2005年3月30日

オンライン古書店「黒猫亭」

友人がネット上で古本屋を始めました。
黒猫亭」といいます。
目録を見ると、かなり良い感じのラインナップです。
特に、あれとかあれとか、買っておいて損はないです。
黒猫亭の仕入れ担当の番頭さんは、僕も信頼している「ミステリ眼」の持ち主なので、今後目録が充実してくるのが楽しみです。

まだ、オープンしたばかりなので、掘り出し物もたくさんあります。
急いで、黒猫亭へ!

ちなみに、あれとかあれってのは、佐々木丸美の「夢館」とか、 渡辺剣次(編)の「13の密室」とか。

投稿者 CHEEBOW : 15:21 | [ BOOK ]