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2006年11月25日

ネットを使った音楽制作

最近すっかり音楽づいてます。
Aquarium Recordsを立ち上げてみたり、葉月ゆらたんとコラボしたり。
この音楽制作の過程ではネットが大活躍しています。
曲の作り手である僕と、歌い手であるボーカリストとはほとんど会うこともありません。
ネットが無ければ音楽は作れないと思います。

というわけで、僕が普段どんな感じで音楽を作っているかをまとめてみたいと思います。

曲作りの第一歩は、僕がメロディを作成するところから始まります。TERRARIUMの場合は、みへきちゃんがメロディを作るので、その場合は、このステップは飛ばします。
WindowsマシンにインストールしてあるCUBASE SX3を使って、ピアノとドラムで簡単なリズムとドラム、その上にベルの音でメロディを打ち込んだものを作ります。この段階では、できるだけイメージが固まらないように、ベロシティも一定で機械的なものを作ることが多いです。これは、打ち込んだもので歌詞のイメージを固定してしまわないようにするためです。例えば、ラテンっぽいリズムに固定しちゃうと、歌詞もそれに引きずられちゃったりするので。
で、これをmp3にして、歌詞を書く人に渡します。僕の場合、大体ボーカリスト自身が歌詞を書くことが多いです。
歌詞が出来てきたら、その歌詞のイメージを大切にしつつ、アレンジに入ります。TERRARIUMの場合はみへきちゃんから、ざっくりとアレンジされたデモが歌詞付きで送られてくるので、これをどかんと作り替えることが多いです。
アレンジは、CUBASE SX3で。音源はほぼソフトウェア音源です。ハードウェアの音源はほぼ使ってません。結線や、音の取り込みなどが不要なソフトウェア音源は非常にらくちんです。
アレンジは途中途中でボーカリストに聞いてもらって調整していきます。この時にはメッセンジャーが大活躍します。
アレンジの前に歌詞を用意するのは、僕がその歌詞の内容に合わせてアレンジのギミックを作るのが好きだからだったりします。例えば、歌詞で電話って言葉が出てきたら効果音として電話の音を入れてみるとか。
アレンジが終わったら、そのアレンジを元に仮歌を録音してもらいます。
これで、曲の感じや、譜割を見ます。仮歌はmp3かWAVで戻してもらって、それを使ってまたアレンジをいじっていきます。
曲はほぼMIDIで作るので、もしキーが合わないようならすぐに修正できて便利。
アレンジがばっちり固まったら、各パートごとにWAVファイルに書き出します。無駄かもしれないけど、32bitですべてのパートを書き出してます。
これで、ラフミックスを作ります。
これが出来たら、本番の歌を録音してもらいます。大体、ボーカルを2本、あとコーラスももらいます。ボーカルを2本もらうのは音を重ねて使ったりするためです。個人的にボーカルを重ねるのが好きだったりします。
本番の歌がそろえば、ミックス作業に入ります。
パートごとのトラックにエフェクトをかけたり、パンをふったり、ボリューム調整をしてまとめていきます。
この作業が僕は苦手で、とても時間のかかる作業です。
ただ、この作業で曲の完成度がものすごく違ってきちゃうので、ボーカリストと相談しながら調整します。
ミックスが終わったら、マスタリングして音圧を整えてます。マスタリングもCUBASE SX3で行います。buzzroomのプラグインを多用してます。素晴らしいです、このプラグイン。
マスタリングの終わった2ミックスのWAVデータは、午後のこ〜だでmp3にします。
これで、完成。
完成したものは、ネットで配布します。

と、まぁ、こんな感じで、音楽制作をしています。
やりとりはすべてネットなので、遠く離れた人とも曲作り出来るのがうれしいです。
ただ、問題は、歌の録音をボーカリスト自身にやってもらわなくちゃいけないってことなんですが、これに関しては、また後日まとめてみたいと思います。


投稿者 CHEEBOW : 2006年11月25日 14:47 このエントリーを含むはてなブックマーク

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