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2008年5月15日

「Rails of Ruby on Rails」を読んだ

Rails of Ruby on Rails ~Case of LOCUSANDWONDERS.COM~
Plan de Sens 清水 智雄
毎日コミュニケーションズ
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タイトルがいいなーと思ったのと、装丁がおされで思わずジャケ買い(笑)
カバーをはずすと、これがまた、ファッション系の書籍みたいで、電車の中で読むのが逆に恥ずかしかったりして……。

で、本の内容なんだけど、今までの Ruby on Rails本とくらべると、どちらかというと、デザイナ向きなのではないかと思う。
小難しいこと抜きで、ブログや、ショッピングカートの出来るまでがわかるし、IDE(統合開発環境)を使っての作業も、コマンドラインを使うより敷居が低いかも。
実際に、本の通りに作業を進めるだけでも、勉強になると思う。

それと、この本はちょっと変わっていて、Ruby on Railsを使って構築された音楽系のサイトの運営者インタビューも載っていて、このインタビュー自体は、インディーズレーベルとか、音楽配信とか、プログラミングとは関係のない話で、ほんとにこれが必要だったのか、疑問ではありますが、そういう人たちが、Ruby on Railsで作られたCMSを使ってサイトを更新していて、それが、非常に良い方向にビジネスを加速させていると言うのを読めるのは夢が広がりますよね。
しかも、ここで出てくるCMSのシステムは、見た限りだと、本書で紹介しているブログシステムをベースにして作ることが出来そうなもの。つまり、この本をベースにこのインタビューで答えている人の運営しているサイトに近いものも作成できてしまいそうです。

プログラミングの本と言う意味では、物足りないところもありますが、これから、Ruby on Railsをはじめてみたいと思っている人、プログラミングをしたいデザイナーさんの最初の一冊として、良いのではないでしょうか。

でも、黒地に白文字の本文なので、やたら指紋がついちゃうのは><

投稿者 CHEEBOW : 2008年5月15日 11:51 このエントリーを含むはてなブックマーク

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