« 曲を聞きながら本気で吹いた | メイン | Firefox用Twitter検索プラグイン »

2008年6月24日

「適当なフォルダ」について

フリーウェアを作って公開するときには、EXEファイルと、readme.txtとその他いくつかの必要なファイルを単純に圧縮したものをWEB上においてってことが多いです。
で、インストール方法は「解凍して出来たファイルを、適当なフォルダ(ディレクトリ)にコピーして」です。

ま、ファイルコピーするだけだから、そんなに難しくないよね、と思うんですけど、実は、初心者には、この「適当なフォルダ」というのが、難しいらしい。
適当って何? どこに作ればいいの?
そのアバウトさ、言い換えれば自由さが、曖昧さになり、分かりにくいらしいのです。

これが、MacOSXの世界だと、解凍して出来たアプリケーションファイルは「アプリケーション」フォルダにコピーするってのが主流なので特に混乱はない気がします。
しかし、Windowsだと、じゃあこの解凍して出来たファイルを「Program Files」にコピーするかというと、これはやっぱり違う気がする。開発者としても、Windowsの仕組みに詳しくない人は、あまり、あのディレクトリは触らない方がいいと思うし。

じゃ、僕がどうしているかというと、CドライブのちょっとあたりにTOOLSとかフォルダを作って、フリーウェアの類はそこにフリーウェアごとのフォルダを作ってそこにコピーしてます。つまり「C:\TOOLS\Twit」の下にTwit.exeなんかが入っている状態です。

こういうのは独断で決めるのもあれなんだけど、「適当なフォルダ」で悩んでしまうユーザのために、例えばインストール方法として、具体的なフォルダ名を書いてしまうというのもいいかもしれない。
もしくは、フリーウェア作家で協議して、フォルダ名を決めるとか(笑)

「適当なフォルダ」ではインストールできないユーザさんもいるんだということを再度考えなくてはいけないなぁ、と思う今日この頃。

【追記】
なんで「Program Files」にコピーするのが良くないと思うかについて補足しておきます。
「Program Files」は、基本的にインストーラがアプリケーションをインストール場所であり、アンインストールもインストーラが行うことになります。
ここに、インストーラ管轄外のファイルをコピーした場合、それをアンインストールしたい場合は、そのファイルを手動で削除するってことになります。
これは、ある意味「Program Files」下のファイルにとっては、イレギュラーなことであり、もし、間違えて他のファイルを消してしまったりした場合、もしかすると、システムにも影響がある「可能性もある」かなと。
あくまでも、「Program Files」はインストーラの管轄と切り分けるのが良いかなと、僕は思っています。

【追記2】
あと、だったら、インストーラ作ればいいじゃん! って話もあるんですけど、これはこれで、手間もかかるし、インストーラでインストールすると、いくつかの情報をレジストリに書き込むわけですが、そうすると今度は「レジストリを汚すな!」とか言われちゃったりで、フリーソフトの場合は、圧縮してぽんという感じの配布が好まれたりする傾向にある気がします。
初心者の方には、インストーラでのインストールの方が慣れているし、良いのかもしれないですけども。

投稿者 CHEEBOW : 2008年6月24日 12:24 このエントリーを含むはてなブックマーク

[ Software ]
【お知らせ】音楽に関することはこちらのブログで書いています。くじら音楽部::BLOG