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2009年11月25日

Twitterをこれからはじめる人に

最近、Twitterもすっかりメジャーになってきた感があって、本屋にもTwitter関連書籍のコーナーができていたりします。
そんな流れですから、今までTwitterに興味を持たなかった人もはじめたりしているみたいです。
僕の周りにもそういう人が多いし、今後も増えて行くだろうな、と思います。

でも、なにしろTwitterって、

Twitterの本
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こんな本書いてたりする僕でも、簡単に説明するのは難しいし、出版されている書籍を読んでみても、それは「執筆者の見ているTwitter(のタイムライン)」であって、それは僕の知っているTwitter(のタイムライン)とは異なるもののように見えたりもします。
でも、Twitterを3年近くやってきて分かってきたこともたくさんあります。これは、たぶん、これからTwitterをはじめる「Twitterって何?」って思っている人に聞いてもらったほうが良いのではないかなと思って、書いてみます。

TwitterはTwitterであって、ブログやSNSと比較して考えるのはナンセンス

なにか未知のものに触れるときに、すでに知っている何かと比較するってのはよくやりますが、これって、自分を納得させるためには有効でも、その未知なる物を受け入れて楽しむにはあまりよい方法ではないですよね。
やったことのないスポーツを、別の何かと比較して納得するより、そのスポーツをはじめてみてその中で体感して行くほうがきっと楽しいです。
Twitterもそれと同じで、ブログとか、SNSとかチャットとか似ている何かを無理やり結び付けて、頭で理解するより、いきなりはじめちゃった方が良いと思います。
基本は「今何してるか」「今何を考えているか」をつぶやくことです。
まず、つぶやいてみる(ツイートする)ことからはじめてみましょう。

フォローは、コンテンツをフォローするのであって、人をフォローするのではない

Twitterでは、別のユーザを「フォロー」することができます。
フォローすると自分のTwitterのホームページにフォローした人のツイート(つぶやき)が流れてくるようになります。
フォローするという行為がmixiで言うところの「マイミクになる」と勘違いしている人も多いのですが、これはまったく違うものです。
フォローはユーザをフォローするのではなく、その人のツイート、つまりコンテンツをフォローするものです。
ブログのフィードをフィードリーダに登録する感じに近いかもしれません。
なので、有名人をフォローしても全然良いし、まったく知らない人をフォローしても良いのです。
もちろん、ツイートを介して、「その人」に興味を持つのは自然な流れです。
Twitter上で仲良くなって、飲み会を開いたり、なんてこともあちこちで起きています。

Twitterを本格的に活用するなら、知らない人を100人はフォローする

SNSの延長で考えてしまうと、どうしても、フォローする人も知り合いばかりになりがちです。
もちろん、これはこれで使い方として間違っているわけではありません。
友達だけをフォローして、身内用の連絡に使うと言うのもありだと思います。
でも、せっかく、Twitterというツールを使い始めるのですから、ここでは、Twitterならではの楽しみ方を試してみると良いでしょう。
フォローした人がフォローしている人や、著名人、よく見るブログの執筆者、ふぁぼったーで面白い発言をしている人、などなど興味を持った人をどんどんフォローしてみましょう。
もちろん、自分がフォローしたからと言って、相手もフォローしてくれるかどうかは分かりませんが、それはそれで良しとしましょう。だって、読みたいコンテンツがあるからフォローしたのですから!
最初は、数人の発言しか流れてこなかったタイムラインが、あるときから急に姿を変えます。
例えるなら、緩やかな川の流れが、だんだんはやくなって行く感じ。
そうなると、情報がどんどん流れて行く感じになります。これは、きっと、今までに体験したことのない情報の奔流です。
最初は、情報が追えない!! と驚くかもしれませんが、Twitterは必ずしもすべての情報を追う必要のないものだと僕は考えます。
一期一会のつぶやきを楽しみましょう。
出会えたツイートに興味を持ったらそのツイートに対して返信したり、ReTweet(再ツイート)して他の人に知らせたりしましょう。
この、流れを体感できるのが、フォローが100人を越えたあたりからではないかと思います。
ちなみに、僕がフォローしているのは4500人を越えていて、これは、100人のタイムラインとは、きっと、まったく違うものになっています。
「僕の見ているタイムラインと君の見ているタイムラインはまったく違う」というのもTwitterの面白さですし、それを自分で作り出せるのもTwitterの楽しさだと思います。

返信とReTweetを使い分ける

Twitterをはじめて、フォローしたりされたりもして、他のユーザとのコミュニケーションが活発になってくると、返信やReTweetを使う機会も増えてくると思います。

「@cheebow ありがとう!」

と書くと、cheebowさん(僕ですね(笑))に対する「返信」です。

「RT @cheebow: Twitバージョンアップした!!」

と書くと、cheebowさんの「Twitバージョンアップした!!」というツイートをReTweetして他のみんなに広めるということになります。
ここまでだと、シンプルで使い方はまったく違う二つのフォーマットであると分ると思うのですけど、このReTweetにコメントが付くとちょっとややこしくなるみたいです。

「新機能便利です! RT @cheebow: Twitバージョンアップした!!」

というフォーマットも良くみます。
これは、cheebowさんの「Twitバージョンアップした!!」というツイートをReTweetして他の人にもお知らせする際に自分のコメント「新機能便利です!」を付け加えた形です。
このフォーマット自体、自然発生的に生まれたもので、公式の機能ではなかったのですが、これがだんだん使われていくうちに返信として使われるようにもなってきました。

「新機能便利です! RT @cheebow: Twitバージョンアップした!!」

というコメントつきReTweetがcheebowさんへの返信として使われるようになってきてしまったのですね。
もともと自然発生的なものだし、フォーマットにも厳格な決まりもなく、もちろん使い方に決まりがあるわけではないのですが、このReTweetだけを見ると、これが返信なのかコメントなのか理解できません。
ReTweetは発言を広めるためのものであって、発言を引用して返信するためのものとしては生まれていないので、ユーザ間での捕らえ方の違いも発生しそうです。
返信でも、WEB上でツイートの「返信」リンクをクリックして返信したり、クライアントソフトを使って返信すれば、返信元の発言をたどることはできるので、特に引用をする必要はありません。
140文字しか書けないのですから、引用も全文引用が出来ないこともあります。
返信は@で、ReTweetはRTでと使い分けた方が良いでしょう。

ま、でも......

自由に使うのが一番楽しいと思います!
ここに書いたのは、あくまでも、「僕が知っているTwitter」についての話なので。
そうでないところでは、その場所の使い方があると思うのです。

とりあえず、まず、Twitterを楽しんじゃいなよ!(笑)

投稿者 CHEEBOW : 2009年11月25日 13:09 このエントリーを含むはてなブックマーク

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