「ミステリーの書き方」は小説を書きたい人必読の書なのだ
小説の書き方、ミステリの書き方的な本はたくさん出ています。
僕も、その手の本が好きでよく読むんですけど、少なくとも、今まで何作か小説を書いていたら普通知ってるでしょう、って内容が多かったり、自分の書きたい物とは微妙に方向性が違ったりってことがよくあります。
でも、この本は違います。
正直、ここ数年で出た小説指南書の最高峰ではないかと思うほど。
この本では、たくさんの作家が持論を述べています。
なので、それぞれの作家の創作方法が互いに矛盾しているところもありそれがまた面白かったりするのです。
そして、非常に具体的な内容になっています。特に宮部みゆきのプロットの作り方、綾辻行人のトリックの生かし方は必読です。ミステリに限らず物語がどうやってできるのかを知ることができるのです。
全体的に、書きたい人だけでなく読むだけの人でも楽しめる内容になっています。
他の方もいっていますが、このレベルの本はそうそう出てくるものではありません。
小説に興味のあるすべての人にお勧めします。
投稿者 CHEEBOW : 2010年12月23日 10:40
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