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2012年3月13日

「ヤモリの指から不思議なテープ」が素晴らしい

ヤモリの指から不思議なテープ
松田 素子 江口 絵理
アリス館
売り上げランキング: 10100

新宿ジュンク堂が今月で閉店ということで、先日、買い物に行きました。
新宿ジュンク堂、大好きな本屋で、これから新宿で本買うの困るなぁと思いながら、お店をぶらぶらしていました。
そんな時、見つけたのがこの本でした。

結構評判になっている本らしいのですが、なんとなく今まで手に取ることがなかったのです。しかし、ジュンク堂での展示が素晴らしくて(本に書かれているいくつかの技術が展示されていた!)、つい手に取ってしまいました。
ちょっと読み始めたら、わくわくが止まらなくなっちゃったので、即買いしました。

ヤモリはなぜ、壁や天井を歩き回れるのか? カタツムリの殻はなぜ、いつ見てもきれいなのか? 地球の上で、何億年もの長い時をかけて試され、変化し、工夫されてきたすばらしいしくみが、私たちのすぐそばにある、なにげない自然のなかに、小さな生きもののなかに、ひそんでいるのです。 自然に学ぶ技術、ネイチャー・テクノロジーの本です。

自然の中の「なぜ?」からその秘密を探り、それをどうやって人間の技術としていくのかが書かれています。その過程は、まさに良質のミステリを読んだ時の読み心地。
科学離れが叫ばれる昨今ですが、まずはこの本から「なぜ?」とか科学のわくわくを体験するのはどうでしょう?
家族で楽しめる一冊なのではないかと思います。

読み進めるのがもったいなくて、毎日少しづつ読み進めています。
それくらいのわくわく本で、ここ数年でももっともわくわくした本かもしれません。
ほんと素晴らしい本なので、エントリ書かずにいられませんでしたよ。

投稿者 CHEEBOW : 2012年3月13日 10:55 このエントリーを含むはてなブックマーク

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