2004年03月15日

観劇日記

3月6日「AGAPE store #8「しかたがない穴」観劇。
ちょっと不気味な芝居。
全編通して流れる狂気。
しかし、僕は別なところが気になって仕方なかったのでした。

ここから、ネタバレ、かも……。


この芝居の舞台は、「陸の孤島」であり、いわゆるミステリで言うところの「嵐の山荘」であるわけ。
しかし、穴の中という設定は、今までに無かったタイプの孤立状況だと僕は思う。
で、この舞台は館モノらしいケレンにもあふれている。
なのに、そのケレン、言い換えれば大トリックは、有効に生かされていない。
もし、これが綾辻行人の手にかかれば、さぞや素晴らしい本格ミステリになっただろうなぁ、と。
惜しい!
この舞台、ホラーよりもミステリに向いていると思うんだよなぁ。

Posted by CHEEBOW at 2004年03月15日 14:21 | TrackBack
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