« 「Movable Type プロフェッショナル・スタイル」が発売! | メイン | MTプラグインのソースコードを読もう »

2008年4月 9日

MT4LP5で思ったこと[ 全般 ]

_dscf9315.jpg

[撮影:岡田陽一氏]

_dscf9342.jpg

[撮影:岡田陽一氏]


MT4LP5で、お話をしてきました。
僕が担当したのはセッションB1:プラグイン開発と応用でした。
プラグインの開発の仕方、実際のコードの解説などを、「Movable Type プロフェッショナル・スタイル MT4.1対応」で書いたことを元に話しました。
CSS Niteを聴きに来る方は、比較的真面目な方が多いのか、せっかく用意したギャグやジョークがあまり受けなかったのが残念でした(笑) 自信満々でギャグを言った時に、会場がさーっと引いていく感じはほんとに心が寒くなります。次回はギャグは少なめで行きたいと思います。
で、肝心のセッションの方は、ま、そこそこうまく出来たのではないかと。終了後、「いままで分からなかったことが分かった」とか「プラグインを作ってみたいと思った」という声もいただけたので、目的は達成できたような気がしてます。

ただ、ひとつ残念だったのが「たぶん聞いても分からないと思って参加しなかった」と言う声も多かったこと。
今回、おそらく「プラグインを作ったことがない」という人の参加が多いだろうと思って、書籍の記事への導入になるように、「プログラミングの勉強の始め方」的なところを重点的に話すように準備していました。むしろ、上級者向けの話が出るだろうと予想していた人には物足りなかったんじゃないかというくらい。
ほんとに、聞いて欲しかった人に届かなかったのなら残念です。
これは、またの機会にワークショップみたいなことが出来たらいいのかなーと思っています。誰か企画したら呼んでください(笑)

それと、MT4LP5でいろいろな人と話していて、「標準でできますか?」という質問を受けることが何度かあったのですが、「標準」のままであれもこれも出来るということを望む人が結構多いのだなーと思いました。
おそらく、いたれりつくせり何でも機能てんこ盛り、あれもできるしこれもできる的なパッケージさえあれば、なんでも出来る! と思うのだと思いますけど、これはちょっと違うかなー。
「何でも出来る」ソフトより「自分の欲しい機能だけがちゃんと用意されている」ソフトの方がいいはずなんです。無駄に大きく、重く、遅くなることもないし。
今回のMT4LP5でも、書籍の方でも、それを伝えてきたと思うのですが、「全部入り」要望というのはまだまだ多くて、必要な機能を手に入れる、手に入らなければ自分で作ることもできるという発想は難しいのかもしれません。
僕はMTはアプリケーションというよりは、フレームワークであり、開発環境であると思っています。
あくまでも、MTはベースであり、その上で自由に拡張していけるのが魅力です。
「拡張」に関してMT4では非常に自由度が高くなっていて、驚くほどさまざまなことができます。
あれも、できないこれもできないと引き算で考えるのではなくて、あれもすることができる、これもすることが出来るという足し算での考えがMT4を使う楽しさだと僕は思っています。


MovableTypeするならおすすめです!

投稿者 CHEEBOW : 2008年4月 9日 11:47