ネットでオリジナルCDを配布する方法
Twitterコンピレーションアルバム「ついコン ~What are you doing?~」は、CDイメージをネット上で公開して、リスナーが自分でCD-Rに焼いてCDを完成させるという企画。
そこで、問題になったのが、CDイメージを配布する方法でした。
最初は、CDの配布ならISOイメージでオッケーでしょと簡単に考えていたんだけど、データCDならそれでよくても、音楽CD(CDDA)ではISOイメージでの配布は出来ないのです。
Macの人もWinの人も、出来るだけフリーウェアを使って無償でCDを焼けることを前提に探した結果、やっとたどり着いたのが、cue+bin形式でした。
.cueとは、ライティングソフト「CDRWIN」で作成されるCDのトラック情報ファイルに付く拡張子のことである。
以下に、cue+binファイルの作成方法を書いておきます。
ImgBurnのダウンロード
cue+binファイルの作成には、ImgBurnというソフトを使います。
ダウンロードはThe Official ImgBurn Websiteから行えます。
ImgBurnのインストール方法は
ここを読むと良いと思います。
CDからイメージファイルを作成する
インストールが終了したら、さっそく、CDからイメージを作成してみましょう。
これには、すでに作成済みのCDが必要ですので、まだ、音源がWAVファイルでしかないという場合は、それをCDに前もって曲間などを調整しつつ焼いておきましょう。
ImgBurnを起動します。
起動した画面から、「Create image file from disc」ボタンを押します。
ボタンを押すと、以下のダイアログが表示されます。
Destinationの右のフォルダのアイコンボタンをクリックして、出力先を指定します。
出力のフォーマットは、「bin」を指定してください。
指定できたら、ダイアログの下にある「read」ボタンをクリックします。
しばし待つと、この2つのファイルが出来上がります。
イメージからCDを作成する
先ほど作成した .cue と .bin の二つのファイルは圧縮して一つにまとめて配布すると良いでしょう。
イメージからCDを作成する方法は、以下のついコンサイトでまとめてありますので、参考にしてみてください。
Windowsの場合:ついコン ~What are you doing?~ CDの作り方(Windows)
Macの場合:ついコン ~What are you doing?~ CDの作り方(Mac)
[追記]ISOファイルじゃなんでダメなの?
はてブで「なんでCDDAはISOで配布できないんだろう?」って質問があったので、追記です。
実は、CDDAからISOファイルを作成するというのは、試してみました。
ただ、そもそもソフトによっては、CDDAである場合には、ISO作成というオプションが使えないようになっているものもありました(B's Recorderとか)。
しかも、今回は、ひとつのイメージでさまざまなプラットフォームで(かつ、フリーウェアを使って)CD作成できる必要があったので、あるソフトの独自フォーマットなども選択できませんでした。
なので、いろいろソフトを探してISOファイルをなんとか作成してみたんですが、できたISOファイルをCD-Rに焼くとギャップも含めた全曲分が、1曲(つまり超長い曲)になってしまったのでした。
つまり、ISOファイルには、曲の情報がないので、cueファイルのような形で別途データを持つ必要があるのですね。たぶん。
もしかすると、ISOイメージでもなにか特殊な方法でこれを実現する方法があるのかもしれないけど、今回は見つけられませんでした……。もし、ご存知の方がいたらぜひ教えてくださいませ。
投稿者 CHEEBOW : 2008年4月 7日 16:01
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