「Movable Type プロフェッショナル・スタイル」が発売![ 全般 ]
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ついに「Movable Type プロフェッショナル・スタイル」が発売となりました。
Movable Typeの達人たちの手による、Movable Typeを徹底的に使いこなすための解説書の登場です。
CMSツールとして進化したMovable Type4.1を活用するための、テンプレートの基本からカスタマイズ、プラグイン開発、企業サイトでの活用、運用まで、テーマ別に解説します。
とにかく充実しています。
執筆者である僕ですら、読んではじめて知ることがあったり、即仕事に生かせそうな知識も身に付きました。
MT4を使ってみたい人、MT4を使いこなしてみたい人、安価なCMSツールを探している人、MTプラグインを作ってみたい人、初心者から上級者まですべての人におすすめします。
自分が執筆者の一人なので、言えば言うほど白々しい感じもしますが、この本はほんとにすばらしいです。
僕が、読みたかった本が、ここにあります。
投稿者 CHEEBOW : 15:34
MT4LP5で思ったこと[ 全般 ]
[撮影:岡田陽一氏]
[撮影:岡田陽一氏]
MT4LP5で、お話をしてきました。
僕が担当したのはセッションB1:プラグイン開発と応用でした。
プラグインの開発の仕方、実際のコードの解説などを、「Movable Type プロフェッショナル・スタイル MT4.1対応」で書いたことを元に話しました。
CSS Niteを聴きに来る方は、比較的真面目な方が多いのか、せっかく用意したギャグやジョークがあまり受けなかったのが残念でした(笑) 自信満々でギャグを言った時に、会場がさーっと引いていく感じはほんとに心が寒くなります。次回はギャグは少なめで行きたいと思います。
で、肝心のセッションの方は、ま、そこそこうまく出来たのではないかと。終了後、「いままで分からなかったことが分かった」とか「プラグインを作ってみたいと思った」という声もいただけたので、目的は達成できたような気がしてます。
ただ、ひとつ残念だったのが「たぶん聞いても分からないと思って参加しなかった」と言う声も多かったこと。
今回、おそらく「プラグインを作ったことがない」という人の参加が多いだろうと思って、書籍の記事への導入になるように、「プログラミングの勉強の始め方」的なところを重点的に話すように準備していました。むしろ、上級者向けの話が出るだろうと予想していた人には物足りなかったんじゃないかというくらい。
ほんとに、聞いて欲しかった人に届かなかったのなら残念です。
これは、またの機会にワークショップみたいなことが出来たらいいのかなーと思っています。誰か企画したら呼んでください(笑)
それと、MT4LP5でいろいろな人と話していて、「標準でできますか?」という質問を受けることが何度かあったのですが、「標準」のままであれもこれも出来るということを望む人が結構多いのだなーと思いました。
おそらく、いたれりつくせり何でも機能てんこ盛り、あれもできるしこれもできる的なパッケージさえあれば、なんでも出来る! と思うのだと思いますけど、これはちょっと違うかなー。
「何でも出来る」ソフトより「自分の欲しい機能だけがちゃんと用意されている」ソフトの方がいいはずなんです。無駄に大きく、重く、遅くなることもないし。
今回のMT4LP5でも、書籍の方でも、それを伝えてきたと思うのですが、「全部入り」要望というのはまだまだ多くて、必要な機能を手に入れる、手に入らなければ自分で作ることもできるという発想は難しいのかもしれません。
僕はMTはアプリケーションというよりは、フレームワークであり、開発環境であると思っています。
あくまでも、MTはベースであり、その上で自由に拡張していけるのが魅力です。
「拡張」に関してMT4では非常に自由度が高くなっていて、驚くほどさまざまなことができます。
あれも、できないこれもできないと引き算で考えるのではなくて、あれもすることができる、これもすることが出来るという足し算での考えがMT4を使う楽しさだと僕は思っています。
投稿者 CHEEBOW : 11:47
MTプラグインのソースコードを読もう[ プラグイン ]
先日のMT4LP5のセッションでも話をしたのですけど、MTプラグインを開発したいと思ったなら、まず、ソースを読むのが最初の一歩だと思うのです。
どんな言語だって、読んだり聞いたりが出来るようになって、やっと、話したり、書いたり出来るようになると思うのですね。
なので、まず、ソースを読んでみましょう。
とはいっても、じゃ、何を読んだらいいのってことになるわけですが、一番良いのは、MTに標準添付されているプラグインじゃないかなと思います。pluginsディレクトリの中に入っているのがそれです。
- Cloner
- feeds-app-lite
- Markdown
- MultiBlog
- spamlookup
- StyleCatcher
- Textile
- WidgetManager
- WXRImporter
ただ、標準の機能だけあって、なかなか作りこまれていますし、機能も多くソースを追うのも大変そうです。
そんな時は、extras/examples/pluginsの中に入っている
- BackupRestoreSample
- CommentByGoogleAccount
- FiveStarRating
- GoogleSearch
- l10nsample
- mirror
- reCaptcha
これらのプラグインのソースコードを読んでみましょう。
どれも、シンプルで機能も少ないので、コードを追うのが少しは楽になるはずです。
しかし、ソースコードを読むと言っても、自分で興味を持てないとモチベーションがあがりませんから、そんな時は、自分の興味のあるプラグインのソースコードを読むことにいきなり挑戦してしまっても良いと思います。
もちろん
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この書籍で僕が書いたプラグインもシンプルなものばかりなので、おすすめです。
しかも、ソースコードの解説もついていますしね(笑)
投稿者 CHEEBOW : 12:32
MTプラグインのデバッグの仕方[ プラグイン ]
概要 - MT4LP5(CSS Nite LP, Disk 5)でも質問を受けたのですが、MTプラグインのデバッグはなかなか面倒だったりします。
個人的には、システムログに変数の値を書き出したりの「printfデバッグ」をすることが多いのですが、こんな方法もスマートだと思います。
Movable Type のプラグインをデバッグする方法というと、ログにメッセージや変数を出力する、いわゆる「printfデバッグ」になると思います。
ですが、怪しいと思う場所をすんなりと特定できなかったり、変数が想定していたのとは違う値を持っていたり、となるとログを取る場所や変数を変えたり、増やしたり、という作業を繰り返すわけですが、何度も同じ作業をやるのは面倒だし、時間はかかるし、イライラしてきます。
弊社の「エムロジック放課後プロジェクト」の記事です。
ぜひ、参考にしてみてください。
投稿者 CHEEBOW : 15:57
テンプレートセットを簡単に作る方法[ プラグイン ]
MT4.1から、テンプレートセット機能がつきました。
これを使うと、テンプレートをまるっと入れ替えたりできてとっても便利です。
しかし、テンプレートセットの作成はなかなか難しいしめんどくさいのです。
テンプレートセットの登録 | Movable Type 4 ドキュメント
YAML書いて、テンプレートをファイルに書き出して……。
もっと、簡単にやる方法はないかなーと思って、いろいろ考えてみたのですが、やっぱ、ここはプラグインを作っちゃうのが一番はやいんじゃない? と思ったので、作ってみました。
GPLで公開しているので、MTOSでも使えます。
良いテンプレートができたら、みんなで使えるように公開してくれるとうれしいです。
ダウンロードはこちらから。
MovableType用TemplateSetExporter Plugin Ver.0.50 (エムロジック放課後プロジェクト)
投稿者 CHEEBOW : 15:02