2008年4月20日
実は、生まれて初めて買った文庫本がこれなのです。
ショートショートの面白さを知ったのもこの本でした。
古本屋で見つけて衝動買いしました。
大切に一編づつ読みました。
面白かった。
子供の頃、最初に読んだ時のようにまた楽しめてしまうというのは、すごいことです。
どちらかというと恐怖物語が多いのだけど、大人になった今でも同じように怖い。
すでに入手困難ですけど、こういうショートショートをたくさん読みたいです。
こういうもの、たくさん出たらいいのに。
投稿者 CHEEBOW : 21:10
| [ SF ]
カート・ヴォネガット・ジュニア
早川書房
売り上げランキング: 1123
おすすめ度の平均:
ストーリーに振り回される感覚が楽しい
超オススメです☆
完成度の高い傑作。
トーストみたいにあったかだ
傑作ね
実はカート・ヴォネガット・ジュニアを読むのはこれが初めてです。
どれがおすすめ? と知人に聞いたところこれをおすすめされました。
これ、ほんと傑作!
物語も面白いし、細部も面白い。
一行一行味わいながら読みました。
読み終わるのがもったいないという、幸せな読書をひさしぶりにしました。
まだ、読んでない人は、読むべきだと思います。
投稿者 CHEEBOW : 20:55
| [ SF ]
2008年2月17日
菅 浩江
光文社 (2006/07/12)
売り上げランキング: 224220
おすすめ度の平均:
ちょっと残念です
スリリングな謎解きに細かいひっかかりが…
菅さんの話はすっとなじむ感じで大好きなのです。
この作品は週刊アスキーで連載していて、いつかまとまったら読もうと思っていました。
いつもの菅作品とはちょっと違う手触りで、ほんとに菅さんの作品? って感じで読み進めていきました。
後半、僕の想像とは異なる方向に展開していくんだけど、これが良いのか悪いのかは難しいところ。
ちょっと、急いでまとめすぎた感はありますね。
投稿者 CHEEBOW : 11:30
| [ SF ]
2007年7月 3日
ジョン J.ナンス 菊地 よしみ
早川書房 (2007/01)
売り上げランキング: 169066
宇宙旅行に出たはいいが、事故発生。パイロットは死んじゃうし、残されたのは主人公一人のみ! どうなっちゃうの? な、SF長編。
タイトルからするといかにして地上に戻ってくるかが焦点の物語のようだけど、それは、あくまでも縦糸の一本で、その裏で起こるいろいろが楽しい。
主人公が、帰還を諦めて、パソコンに向かって書き出した自伝というか手記が、どういうわけか、地上に送信され、それを受信した人々がその虜になっちゃうという、ありえないながらも非常に笑える展開が印象的。
SFとしては物足りないけど、物語としてはとっても面白かった。
面白いお話を読みたい人におすすめです。
投稿者 CHEEBOW : 21:45
| [ SF ]
2007年3月14日
タニス・リーの、あの名作「銀色の恋人」がついに復刊だそうです。
銀色の恋人 タニス・リー著 販売ページ
というか、そもそも、これだけの名作が絶版だったってのが信じられないわけですが。
まだ、これを読んだことがないって人は、もう少しの辛抱です。
SFの大傑作がもうすぐ読めます。
投稿者 CHEEBOW : 18:36
| [ SF ]
2006年10月15日
冲方 丁
早川書房
売り上げランキング: 5,565
おすすめ度の平均:
静寂なる激闘
これは、少女と銃の物語
歪んだ世界で生きる少女と銃のストーリー
冲方 丁
早川書房
売り上げランキング: 6,620
おすすめ度の平均:
極上の2巻
息詰まるギャンブルシーン
謎が徐々に明らかに!そして、最後の戦いに挑みます。
冲方 丁
早川書房
売り上げランキング: 6,619
おすすめ度の平均:
社会背景が分からない3巻
カジノがすげえ
トリロジーの完結巻
いやいや、これは文句なしに面白い。
なんだ、この痛快さは! リーダビリティは!
読むべし!
とにかく面白かった。
前半のSF的な部分と、活劇な部分も十分に面白かったけど、中盤からのギャンブルシーンに度肝を抜かれた。
ポーカーであれほど興奮できるなんて。ブラックジャックで、あんなに血湧き肉踊るなんて!
これは、ほんと傑作だ。
面白い小説を求めている人はぜひ。
ほんと、読んでる間、ずっとどきどきわくわくが止まらなかったよ。
投稿者 CHEEBOW : 14:53
| [ SF ]
ウィル マッカーシイ Wil McCarthy 嶋田 洋一
早川書房
ひさしぶりにSFらしいSFを読んだ。
ハードSFだけど、がちがちに固くはなくて、ファンタジーのような印象もあるし、キャラも立っているのでラノベ風の味わいもある。
SF好きな人なら読む価値があると思います。
細かいアイデアも素敵だし、人間模様も楽しい。
ただ、表紙がなぁ。
これ、本筋とはあんまし関係ないような気がする。
もっと、固いイラストでも良かったのではないだろうか。
投稿者 CHEEBOW : 13:57
| [ SF ]
2005年12月31日
新城 カズマ 鶴田 謙二
早川書房 (2005/06/16)
売り上げランキング: 5,378
おすすめ度の平均:
納得せざるを得ない
時間旅行マニアのための時間旅行作品
早熟で酔狂な高校生達の夏休みに、不安の影がじわりと忍び寄ってくる語り口が見事
新城 カズマ
早川書房 (2005/07/21)
売り上げランキング: 9,267
おすすめ度の平均:
期待外れ
とても面白かった。でもプロットは破綻してないかな?
つい感情移入してしまった
タイムトラベルもののSFが好きな人のための小説。
本作中にちりばめられた、書名を追うだけでも楽しかったりして。
全体的な雰囲気は良いのだけど、天才少年だらけなので、どうにも感情移入がしにくいし、なんだか鼻につく。
それに、アクション的な要素も不要な気がした。もう少しシンプルであれば、タイムトラベルもの青春SFの傑作になったのかもと思った。
投稿者 CHEEBOW : 19:02
| [ SF ]
2005年12月 3日
ジェイムズ・L. ハルペリン James L. Halperin 法村 里絵
角川書店 (1998/11)
売り上げランキング: 519,908
おすすめ度の平均:
まだ読んでる途中だけど面白いのでレビューします
心洗われる一冊
SFなんである。しかも近未来SF。
世界から犯罪をなくすために主人公アームストロングが開発したのは的中率100%の嘘発見器。
この機械にまつわる人々の思惑が交差しながら物語は進むのだけど、そういうSF的物語展開だけでなく、主人公を取り巻く人間関係のすがすがしさも素敵。
各章の頭に、その時に起きたことが書かれているのだけど、それが、現実の時を追い越す瞬間が非常にスリリングなのも、読みどころのひとつ。
なかなか楽しめるSFです。
投稿者 CHEEBOW : 14:29
| [ SF ]
2005年11月27日
奇妙な味な短編と聞いてピンと来る人にはよだれものの、ハヤカワの異色作家短編集が、装いも新たに刊行開始されてます。
もう、うれしい!
ありえないと思った、あのラインナップをすべてそろえるチャンス!
ロアルド・ダール 開高 健
早川書房 (2005/10/07)
フレドリック・ブラウン 星 新一
早川書房 (2005/10/07)
おすすめ度の平均:
異色作家短編集②
シオドア スタージョン Theodore Sturgeon 小笠原 豊樹
早川書房 (2005/11)
リチャード マシスン Richard Matheson
早川書房 (2005/11)
もちろん、僕はすべてそろえるつもりです。
星新一訳の「さあ、気ちがいになりなさい」なんて、欲しかった一冊!
ジャックフィニィの「レベル3」は過去のものも古本屋で探し回ったもの。
今まで刊行された
■10月刊行予定
『キス・キス』(ロアルド・ダール/開高健訳)
『さあ、気ちがいになりなさい』(フレドリック・ブラウン/星新一訳)
■11月刊行予定
『一角獣・多角獣』(シオドア・スタージョン/小笠原豊樹訳)
『13のショック』(リチャード・マシスン/吉田誠一訳)
■1月刊行予定
『蠅(はえ)』(ジョルジュ・ランジュラン/稲葉明雄訳)
『くじ』(シャーリイ・ジャクスン/深町眞理子訳)
■2006年3月より隔月刊行予定
『レベル3』(ジャック・フィニイ/福島正実訳)
『特別料理』(スタンリイ・エリン/田中融二訳)
『夜の旅その他の旅』(チャールズ・ボーモント/小笠原豊樹訳)
『メランコリイの妙薬』(レイ・ブラッドベリ/吉田誠一訳)
『炎のなかの絵』(ジョン・コリア/村上啓夫訳)
『血は冷たく流れる』(ロバート・ブロック/小笠原豊樹訳)
『虹をつかむ男』(ジェイムズ・サーバー/鳴海四郎訳)
『無限がいっぱい』(ロバート・シェクリイ/宇野利泰訳)
『壁抜け男』(マルセル・エイメ/中村真一郎訳)
『破局』(ダフネ・デュ・モーリア/吉田誠一訳)
『嘲笑う男』(レイ・ラッセル/永井淳訳)
これに加え、
■新たに刊行される3冊
第18巻 アメリカ篇
第19巻 イギリス篇
第20巻 世界篇
こんなものまで!
もう、本棚にすべて並ぶのを想像するだけで、身震いします。
同士の諸君、このチャンスを見逃すな!
投稿者 CHEEBOW : 21:56
| [ SF ]
2005年10月29日
野尻 抱介
早川書房 (2005/03/24)
売り上げランキング: 59,084
おすすめ度の平均:
良く出来たハードSF
満足感が薄いかな、、
良い作品でした。
ひさしぶりに読んだハードSF。
わくわくして、謎が謎を呼び、ううむとうなる、あの感じ。満喫しました。
ただ、残念なのは、キャラクタの書き込みが甘いところ。
この倍くらいの量があってもいいんじゃないかなーと思った。
キャラの心理をおいて物語が進んでしまうので、なんだか、性急な印象。
でも、SFとしてとっても楽しめたのだけど。
投稿者 CHEEBOW : 12:13
| [ SF ]
乙一
角川書店 (2001/05)
売り上げランキング: 4,767
おすすめ度の平均:
切なかった。
非現実だがすんなりと受け入れてしまう物語達
柔らかな短編達
乙一のせつなさ力爆発。
トリッキーでありながら、やわらかな肌触り。驚きとせつなさの幸せな融合。
ミステリ的な手法で、ファンタジックな物語を構築していく手法には脱帽。
短編集だけど、どの作品も秀逸で、大満足の短編集です。
読まなくちゃ、損するよ。
投稿者 CHEEBOW : 12:09
| [ Mystery, SF ]
桑島 由一
角川書店 (2005/04/28)
売り上げランキング: 60,031
おすすめ度の平均:
「その手」のモノが分かる人へ
物語の筋をどうするのか気になります。
王道かな?
特撮ヒーローもの+恋愛ものの幸せな融合。
せつなくて、楽しくて、ちょっとどきどきする。
ライトノベルの「文法」でしか実現できない物語。
しかし、このタイトル、ものすごい直球と言うか、変化球と言うか……。
凄いタイトルだ。
投稿者 CHEEBOW : 10:15
| [ SF ]
2005年7月18日
秋山 瑞人
メディアワークス (2005/01)
売り上げランキング: 7,249
おすすめ度の平均:
オレサマオマエヒトメボレ!!
また傍観者か?
相変わらず筆致の冴えは凄まじい。ただ物語は……むぅ
「イリヤの空、UFOの夏」に続く、ボーイミーツガールもの。
今度は、南の小さな島が舞台。
相変わらず、文章が冴えてる。でもって、「ミーツ」部分のシチュエーションの作り方がうまい。
でもって、このヒキ!
どういうことですか? ってか、2巻まだ?>瑞人
詳細な感想は、2巻が出たらまた書きます。
投稿者 CHEEBOW : 14:27
| [ SF ]
2005年4月 4日
浅倉 卓弥
宝島社 (2004/01)
売り上げランキング: 2,806
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均:
人生を見直したくなる作品
しっとりした気持ちになる☆
大いなる存在と、人間と
癒しと再生のファンタジー、なんだそうです。
「このミステリーがすごい! 大賞」なのに、なぜ、ファンタジー? という気もしますが……。
で、これ、かなり泣けるお話なんだそうです。
たぶん、市川拓司とか好きな人には、たまらないお話なのだと思います。
でも……。
僕は、こういうので泣けないのですよ。
なんか、もう、読んでる最中で、きっと、このあたりが落としどころで、こんな風に感動させたいんだろうなぁ、って想像してしまう。
損な性格だなぁ、とは思うんですけどね。
泣きの部分が想像できないのが、僕にとっては、望ましいみたい。
あ、や、良い話だとはおもうんですよ。引き込まれる部分はありましたし。
でも、「癒し」は感じなかったです。
すんません。
僕にとって、「癒し」であり、感動作であるのは、やっぱりこれ。
北村 薫
東京創元社 (1997/02)
売り上げランキング: 59,009
通常2~3日以内に発送
おすすめ度の平均:
人間のもろさが切ない作品
期待外れ・・・ 評価下げてすみません
秋海棠
投稿者 CHEEBOW : 23:40
| [ SF ]