奥様はネットワーカ 森博嗣 メディアファクトリー
ノンシリーズの長編。
くるくると入れ替わる視点と、ポエティックな章の挿入で独特の雰囲気。
イラストも、いい感じ。
だけど、ミステリ的には、ちょっと弱いかも。
叙述の不自然さから、仕掛けは割と早いうちに分かってしまうし、仕掛けがわかると、その後の展開も想像できてしまう。
雰囲気とかは、いい感じなのだけど、ちょっと残念。
ただ、随所に挿入される詩的な描写について、その意味を考えたり、叙述のトリックを成立させる叙述の妙を再読して味わうのは楽しいかも。
トリックがシンプルなだけ、再読には耐えられそうな感じ。
とある企画で、女性PDAユーザーの方を集めた座談会を企画しています。
CLIE、Palm、Zaurus、シグマリオン、Pocket PCナドナド、新しい機種でも古い機種でもOK。日頃PDAを使っている女性の方で、「そんなのあるなら面白そうだから参加してみたい!」っていう方いませんか?
女性だけですのでお気軽にご参加いただければと思います。
だそうです。
あまり堅苦しいものではないみたいなので、女性の方ぜひ!
はじめにソフト名を聞いたとき「シワ取り注射メニューや目頭切開メニューがあって、アイコンはメスの形してるのかしらん」と、恐い考えに陥っていたが、使ってみると簡単に顔写真の加工ができる点に驚いた。
って、怖いし……。
そもそも、そういう考えに陥るってのがものすごく怖い……。
でも、このソフトおもしろいかも。
名探偵はもういない 霧舎巧 原書房
とても、正しい本格ミステリ。
謎の組み合わせ方と、ロジックの持っていき方が、なんともクイーン的。
真相が明らかになった時に分かる、「物語」の真相も、せつなくて嫌いじゃない。
だけど、なんだか、乗り切れなかった。
これは、たぶん、僕のせいだな。
昔ほど、「本格」が楽しめなくなってきているみたい。
奇妙な館も、周到なトリックも、なんだか素直に喜べない。
伏線と、意外な真相だけで十分なのかも。
そんなわけで、本格よりもサスペンスなんかの方が楽しいなぁ、と思う今日この頃。
陰摩羅鬼の瑕 京極夏彦 講談社ノベルス
5年ぶりの京極堂シリーズ。
待ってましたの、新刊です。
しかし、待った時間が長すぎたのか、今回の話がシンプルだったからか、ちとモノ足りない。
面白いのだけど、なんか足りない。
関口、まともすぎ!
榎木津、もっと暴れてよし!
京極堂、腰軽すぎ!
でも、それでも、読んでよかったなぁ、とは思うのです。
ぜひ早いうちに「邪魅の雫」を出してくださいませ。
17日に夏のコミケに参加してきました。
とにかく人が多くて、暑かった。
のんびり、売りつつ、ひさびさの友達に会ったり。
相方を連れて行ったので、みんなに紹介したり。
売れ行きはまぁまぁ。
ちなみに、写真はウチのスペースの様子。
でも、ま、やっぱり、新刊ないとさびしいっすね。
来てくれる人、やっぱり新刊目当てだし。
次の冬コミにはなんらかの新刊を持っていきたい。
朝早起きで、眠かったけど、楽しかったー。
15日に「阿修羅城の瞳」を観に行った。
キャストを一新しての再演。
前回の公演は実際には観に行っていないのだけれど、DVDで何度も観ていた。
そんなわけで、非常にワクワクしつつ観に行ったのだった。
キャストが一新というだけではなく、演出も、味わいもかなり変わっていた。
前回は、オールスターキャストのお祭り的に感じられたけれど、今回は非常に手堅くきっちりと作られていたような気がする。
ま、その分、得たものを失われたものもあると思うんだけど、僕的にはかなり満足。
前回と今回を比較するってのはなんだかあほらしい。
まったくの別物と考えたほうがいいと思う。
どちらも、僕には楽しめた。
ここではビニール傘を使ったゲルマラジオの作り方を紹介しています。
電池のいらないラジオです。 皆さんもトライしてみませんか。
これは、おもしろい!
お子さんと一緒に作ったりすると楽しいかも。
ある日ネズミのカマンベールは、不思議な魔法を使うチーズ・ウィザード(魔法使い)に出会いました。魔法の名は「スクイーク」。スクイークは、子供たちでもコンピュータをかんたんに使えて、世界をもっと楽しくできるようにしたいという大魔法使いによって作られた、魔法のコンピューター。スクイークには「スクイーク・トイ」という魔法が用意されていて、じゅもんが書かれたタイルを組み合わせて、いろいろなことができるのです。不思議な魔法がすっかり気に入ったカマンベールは、自分もその魔法を使えるようになりたいと思い、魔法使いに弟子入りして魔法の修行をはじめるのでした・・・
絵本で学ぶ……というプログラミング入門書はいくつかありましたが、これは、そのなかでもかなりいい感じだと思います。
この本の紹介文を読んだだけでも、そのすごさが分かると思います。
ほんと絵本だし、スクイークを使うことで、やさしくプログラミングの基礎が学べます。
プログラミングにつまづいちゃった人にオススメです。
子供さんがいるなら、子供と一緒に遊んでみるってもの楽しいかも。
僕も、甥っ子と遊ぼうと思って購入してしまいました。
1人だけでも感動させられればいい
同感です。
読者の立場でも、みんながおもしろがる一般的な傑作よりも、自分ひとりにしか分からないかもしれないけど、自分にとっては最高傑作! ってのを読みたいと僕は思う。
書き手としての僕もそうで、小説にしろまんがにしろ、僕は常に仮想読者を想定して書くようにしている(もちろん、仮想ではなく、実在する人物であることもあるけど)。万人に受けるものってのは、どこかに作為を感じてしまう。それなりにみんなに受け入れられるものってのは技術力で何とかなるんではないかと思っているってのもあって。
みんながおもしろいねって言ってくれるものよりも、たった一人が泣いてくれる話を書きたいと思うし、生涯忘れられないようなものを書きたいと思う。
仮想読者の心にだけは、届くものを書きたいと思う。
ま、これは、理想で、実際はそういうものが書ける訳ではないのだけれど。
8月17日、夏のコミケに参加します。
で、当日売り子のお手伝いをしてくださる人を募集しますー。
ま、そんなに売れるサークルではないので、ただ座って、ぽろりぽろりと売っていればいいので、比較的のんびりだと思います。
ほんとは、一人でも何とかなるのですが、入場券が2枚ほど余ってしまうので、もし興味がある人はコメントしてくださいませ。
でも、もしかすると、その前にお手伝いが見つかっちゃったりした場合は、お断りするかともあったりするかもしれないので、その時はごめんなさいです。^^;
イリヤの空、UFOの夏 その4 秋山瑞人 電撃文庫
「イリヤの空、UFOの夏」完結です。
とても、面白くて一気に読んでしまいました。
で、完結したので、「イリヤの空、UFOの夏」シリーズの感想など。
ただし、ネタばれしちゃうかもしれません。
未読の方はこれ以降は読まないでくださいませ。
[ネタばれ注意]
夏が終わってしまう、寂しさとか焦燥感とか、やりきれなさとかほっとした気分とか、そんな少年の頃の「夏」を見事に描ききっていたと思います。
ラストも賛否両論あるみたいだけど、「去る夏」を描くんであれば、あの結末は避けようがないのかなという気がしました。悲しいけど、でも、あの頃の夏って、なんだかちょっとだけ苦いものだったような気もするのです。
最初、ゆっくりと立ち上がり、のろのろと進んでいったこの物語は、後半怒涛のように夏の終わりに向かって加速していくわけですが、秋山氏の文体はとても効果を上げていたと思います。
くどいほど、ねちっこく書き込まれる過剰なまでの日常は、時々テンポやリズムを崩すこともあったのですが、それがあったからこそ、後半のあのスピードが生きてきたし、書き込まれた日常のディティールがあったからこそ、後半の非日常が日常の地続きとして認識できたのです。
キャラクタ、プロット、文体、そのどれもが完璧な完成度とはいえないまでも、それが渾然一体となり、この傑作が生まれたのだと思います。
うまい小説や、良くできた小説ではなく、人の心を揺さぶる小説。
ほんとに、ほんとに久しぶりに、僕は小説を読んで泣きました。
次回作に期待しています。
#読後の興奮さめやらずなので、ちょっと乱れ気味の文章でごめんなさい。
しかし、まあ、これ見てたら、でどちんさん同様、どーでも良くなってしまいました。
僕もどうでもよくなりました。^^;
腰抜けそうになりました。
しっかし、なんですなぁ。
これって、いったいどういう発想なんだろう?
かわいいとか、気持ち悪いとか、おもしろいとかの前に、僕はこれを企画した人の発想というのに非常に興味があります。
いったい、なにがきっかけでこれが生まれたんだろう。
猫を食べたいと思っていたのだろうか。
それとも、実際にこうやって食べちゃったことがあるんだろうか。
イリヤの空、UFOの夏 その3 秋山瑞人 電撃文庫
これは、シリーズの第三冊目ということになります。
今までは、なだらかな展開だったのが、ここにきて、一気に加速してます。
最終巻の四冊目に向かって、怒涛の展開です。
このシリーズの感想は、最終巻を読んでから、まとめて。
作者の秋山氏は、僕の友人の弟さんで、大学生の頃何度か会ったこともあります。
その頃彼が書いた物を読ませてもらったこともあって、上手だなぁと思ってました。
そんなわけで、彼がデビューしたというのを聞いた時から、ずっと追いかけて読んでいるのでした。
2次元美少女のナビゲートによる「萌えて覚える英単語集」
萌えながら英単語を覚えられる!
画期的!
……って、そか?^^;
単語を覚えるのに、絵のかわいさはあまり役に立たないような気が……。
沖縄料理が好きで、泡盛が好きで、近所の沖縄料理屋に泡盛をボトルキープしていたりするのに、いまだ行ったことの無い沖縄。
憧れの沖縄!
というわけで、9月初旬に新婚旅行も兼ねて沖縄旅行を計画しています。
しかし、なにしろ、沖縄ははじめて、どこに行ったらいいものやら。
4泊5日という日程で、オススメのコースを教えてください!
もちろん、同僚の某姉さまや、兄さんに聞けばいいって話もありますが(笑)。
いろいろ意見を聞いた方が計画立てるのも楽しいかなぁ、と。
というわけで、ご意見求む、です。
最近、気付くとつい歌っている歌があります。
このCMで流れている曲です。
なぜか、マダムにさん付け!
フェイクな感じで入ってくる「ガーリックもね」が、とても香ばしい。
ハーブ2に対して、ガーリック1というバランスの良さも良し。
マダムさんという歌詞に対するメロディが微妙に変化する展開が、知的。
素敵です。
最近、もっともお気に入りの曲です。
マジシャン 松岡圭祐 小学館文庫
千里眼シリーズに比べるとちょっと地味かも。
でも、後半面白くなってきます。
話の構成は、「TRICK」に似てるような……。
あと、サイバーテロと、詐欺師の事件の絡ませ方がちょっと力技過ぎるような……。
ま、不満はあるけど、楽しめましたー。
◆「クリエ」デベロッパープログラム、CLIE Palm OS Simulator 横型ワイド表示対応版を8/8に公開予定
8日ですか……。
もっと早く出してくれればいいのになぁ。
ところで、横型クリエと書くとどうってことないのですが、横長クリエと書くと、どうしても機長クリエと読んでしまう……。^^;
Motoe Lab, MYUで紹介されていたshakeitbabeは小さくても力持ち。ブラウザーのウィンドウを体当たりで動かしてくれる。ブラウザーを小さめにしてどうぞ。
力持ちです。
がんばってます。
なんか、かわいいです。
土曜日、「奇人たちの晩餐会〜馬鹿にしやがれ〜」を観に行った。
さんま、ジミー大西、うじきつよし。このラインナップにあまり期待していなかった。
どーせ、テレビサイズなんでしょ? と。
でも、いやいや、面白かったですよ。
芝居としてみると、物足りないところもあったけど、とにかく笑った。
やっぱり、お笑いの人たちだなぁ、と。
ジミー大西と、温水洋一の絡みが最高だった。