2004年08月30日
まとめ買い
先日、会社帰りに神保町の某大型書店に寄った。
お目当ての本を手に、レジに向かうとレジにありえない光景が広がっていた。
レジには、山積の岩波文庫。
そして、レジの前には手押し車に、岩波文庫を積んだ男性の姿が。
全部あわせると200冊以上の岩波文庫を彼は買おうとしていたのだった。
必死で、レジうちをする店員。
打てども打てども、終わりが見えそうにない、その冊数。
他の店員に、「二階でお会計をお願いします」と言われて、その場を離れつつ、横目で岩波文庫の棚を見ると、棚はスカスカ。
ありえない。
いや、ね。悪くはないと思うんだ。
買うのは。
でも、ちょっとやりすぎじゃないかい？
2004年08月27日
Mozilla Japan
Mozilla Japan は、日本国内における Mozilla 製品および関連技術の普及促進を目的とし、米国 Mozilla Foundation の公式アフィリエイトとして設立された非営利法人です。企業および行政機関等を対象に各種サービス・サポートを提供するとともに、ユーザコミュニティとの協力を推進し、Mozilla 技術の発展に貢献してまいります。皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
19日に公開されたので、すでにご存知の方もいるとは思うのですが……。
Mozilla Japanが活動開始しています。
サポートには、たくさんのドキュメントへのリンクもあるので、これからMozillaを使おうと思ってる人には良いかも、です。
僕はfirefoxを愛用しているんですが、もうIEには戻れる気がしません。
ほんとオススメなので、使ってみると良いよ！
2004年08月23日
久しぶりに涙したのだ
 |
ジョゼと虎と魚たち 特別版 (初回限定生産2枚組) おすすめ平均   邦画ラブストーリーの佳作 シュールと現実 ジョゼAmazonで詳しく見る   |
先日購入した、このDVDをやっと観ることが出来た。
ゆっくりと落ち着いて観たかったので、時間に余裕が出来た時にと思っていたのだ。
この映画については、かなり評価も高かったし、泣けると言うことも知っていた。
予告編だけでも、僕はこれはやばいと、思っていたし。
人前でぼろぼろに泣くのだけは避けたかったので、映画館に観に行くのも我慢した。
で、昨日、満を持して（？）、観た。
予想的中。
もう、壊れちゃうんじゃないかってくらいに、泣いた。
ぼろぼろに泣いた。嗚咽した。
その、映像の美しさと、切なさと、優しさと、そして、ストーリーの残酷さと、しかし、それを悲劇にしてしまわない透明感に、打ちのめされた。
全編、見所だらけで、見逃していいところは一つもない。
特典としてついていた、使われなかったシーンですから、カットしてしまうにはもったいないくらいの良いシーンなのだ。
この映画に出会えて、僕はとても幸せだと思う。
宝物のような、素敵な映画だ。
2004年08月13日
読書日記
 |
百万の手 畠中 恵 おすすめ平均  今までの作品とは一味違ういますう〜ん・・・。Amazonで詳しく見る |
しゃばけが大好評の畠中さんの新作。
するすると読めるけど、テーマは重い。
展開も早くて一気に読みました。
でも、これまでのシリーズとはまったく違った読後感なので、評価は分かれるかも。
僕的にはちょっと今回の話は、厳しいかなぁと思いました。
面白いんだけど、なんだか、納得できない部分も多くて。
で、畠中さんといえば、実は以前同じ小説創作教室に通っていました。
もっとも、僕が通い始めた頃はすでにデビューされていたんですけども。
なんだか、そんな縁もあって彼女の作品はずっと追いかけています。
最近、人気も急上昇中なのがとってもうれしいです。
今後もがんばってほしいなーと思います。
読書日記
 |
イニシエーション・ラブ 乾 くるみ おすすめ平均 うーん…思わず読み返しました！！！新しいジャンルの推理小説Amazonで詳しく見る |
去年が葉桜の季節に君を想うということなら、今年はこれなんだそうだ。
でも、正直これは僕はあまり驚かなかった。
確かに良く出来ているし、その仕掛けも僕の好きなタイプだ。
ただ、小説があまりにも普通の恋愛小説過ぎた。
この物語で、叙述をしかけるなら、おそらくこのあたりかな、ってのはすぐに見当がついた。
で、見当がついちゃうと、伏線は張られるたびに引っかかってしまうわけで、なるほどなー、うまいなーとは思うものの、最後の驚きにはつながらなかった。
やっぱ、この手はいっこ仕掛けを用意したら、もういっこダミーの仕掛けを用意しないといけないのかも。
これがうまいのが森博嗣で、彼の叙述トリックは確実に僕はだまされます。
読書日記
 |
三月、七日。 森橋 ビンゴ おすすめ平均 淡い恋の話Amazonで詳しく見る |
ヤングアダルト系、ラブストーリー。
ちょっと周りから浮いてしまっている、男の子と女の子が惹かれあっていくその過程はとってもうまいなぁと思った。
世界とうまく折り合いを付けられない彼らの日常ってのも丹念に書かれていて、これも僕の好みだった。
でも、物語は僕の好きな方向には進んでくれなくて……。
うーん。
なんか、無理にドラマ作ろうとしてないですか？
なにも、そんなに手垢のついた衝撃を用意しなくてもいいのに、と。
あのラストは、残念だったなぁ。
ま、あれを書きたかったのかなぁ、とも思えなくはないけど、でも、あれはちょっとあまりにも古いしありがちすぎる展開だったなー。
ほんと、残念だ。
前半が好きだっただけに、なおさら。
読書日記
 |
牛乳アンタッチャブル 戸梶 圭太 おすすめ平均 戸梶圭太のバカミスは安心？やはり最高！Amazonで詳しく見る |
文句なしに面白い！
もう、最高っす！
まるで漫画のようなデフォルメされたキャラたちの、人間臭いこと、人間臭いこと。
一気に読みました。
本気でお勧めします。
読書日記
 |
百器徒然袋 風 京極 夏彦 おすすめ平均 世界の中心でバカと叫ぶ名探偵！待ちに待った榎木津探偵かっこいい!!Amazonで詳しく見る |
榎木津、さすがです。
もう、いろんなもの壊す壊す。で、相変わらず態度でかい。
僕は、あんまし、キャラクタに思い入れをしないタイプの本読みなんですけど、京極のこのシリーズは結構キャラ萌えで読んでいるような気がする。
正直、事件とかどうでもよかったりして……(笑)。
で、今回のラスト、良かったですよー。
未読の方ぜひ！
読書日記
 |
宝島社文庫「そのケータイはXX（エクスクロス）で」 上甲 宣之 おすすめ平均  アマチュア心臓がバクバクしました展開にきりきり舞いさせられたAmazonで詳しく見る |
まるでジェットコースターのように、ものすごい展開で事件が進んでいきます。
ものすごい、リーダビリティでした。
謎が謎を呼び、何が信じられるのか、何が正しい記述なのかも分からなくなってくる。
そして、B級ホラーのような、化け物じみたキャラクターも追いかけてくる！
でも、それでもミステリ。
面白かったです。
ただ……。
文章はどうにかならなかったんでしょうか？
「きゃはは」とか笑う女の子って、小説として厳しいです……。
ま、ヤングアダルト系ならありかもしれないけど。
でも、これで文章がうまかったらこのB級感って失われちゃうんだろうなぁ。
読書日記
 |
どこにもない短篇集 原田 宗典 おすすめ平均 どこにもないAmazonで詳しく見る |
原田宗典の小説が好きです。
彼のエッセイよりも、小説の方が好き！
長編では、その物語の面白さでぐいぐい読ませてくれるし、短篇では奇妙な着想で楽しませてくれます。
で、この本はいわゆるショートショート集なんですが、その着想の奇妙さがクローズアップされていて、そのまるで夢のような、ありえない世界観がとっても面白かったです。
この手は人によって好みが異なるところですが、「世にも奇妙な物語」とか好きな人なら楽しめるかも。
僕は、たっぷりと楽しみました。
読書日記
 |
神の手 望月 諒子 おすすめ平均 先が見えない迷宮のような、Amazonで詳しく見る |
まるで、霧の中を歩いているような気分になる。
いったい、この物語はどこに行こうとしているのか、それがなかなか分からない。
そもそも、ミステリなのか、ホラーなのか、それさえも曖昧だ。
物語的には、悪くないと思う。仕掛けも嫌いじゃない。
ただ、文章がちょっとどうかなぁ、と思った。
視点の乱れが多くて、とまどったし、作中に出てくる天才作家がそれほど天才には見えなかった。少なくとも、彼女が書いたとされる文章はそれほど鬼気迫るものではなかった。
結局、いい素材を、うまくさばききれていないんじゃないかなぁ。
でも、これがデビュー作ってことだし、今後に期待しますー。
読書日記
 |
どんぐり民話館 星 新一 おすすめ平均 かわいい顔してAmazonで詳しく見る |
一編づつゆっくりと読み進めてみた。
中学生の時に夢中になった、星新一。
今となると、さすがにあの頃のようなわくわく感はなかったけれど、その作風は誠実で、なんだか懐かしくもあり、楽しめた。
結構星新一が、小説の原風景みたいな人って多いよね。僕も、たぶんとっても影響を受けていると思う。
偉大な作家であります。
2004年08月11日
ハロ！
1/1スケールで再現されたハロの内部に、キューブ型PCなどを丸ごと収納して利用できるケース。本体背面からPCを収納し、ハロの口の部分が光学ドライブなどを利用するための開閉口になっている。
いいかもしれない。
でも、なんか中途半端な感じ.。
いっそのこと、これ自体をケースにしちゃってさ、シリアルかなんかから、制御出来るようになってたら面白いのに。
このハロの中にキューブパソコンっていう、ケース、マトリョーシカ状態！ ってのがなんか、スマートじゃないなぁ、と。
でも、1/1スケールってのは良いなぁ.
2004年08月04日
いきなり！
ソースネクストの「いきなりブログ」は、人気ブログ・サービスであるニフティの「ココログ」で簡単にブログページを公開できるお得なパッケージです。オリジナルテンプレートが付くうえ、初めて会員になる方なら3,000円(税抜)の使用料が無料になる特典付きです。
へー。こういうのも面白いなぁ。
オンラインサービスをちゃきちゃき使える人にとっては、まったく不要というか、お金を出して買うかぁ、って人もいるんだろうけど、でも、まだまだ、そうでない人って多いと思うんです。
blogも流行なので、雑誌とかにも特集されているし、ムックも出たりしてますが、それでもまだまだ敷居が高いと感じる人は少なくない。
でも、これなら、買ってきてすぐに始められそう。
うちのパパンだって、出来そうだぞ。
こういうソフトがパッケージとして発売されるようになると、blogはただの流行ではなく定着してきたのかなぁ、と思ったりもします。