CHEEBOWのしおり(2006-10-02)
投稿者 CHEEBOW : 06:00
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投稿者 CHEEBOW : 06:00
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先日献本してもらったので、紹介をしておこうかなーと思う。とっても、うれしかったので。
同人ゲームの作り方の本なんだけど、この中で拙作フリーウェア「Story Editor」が取り上げられていて、CD-ROMにも収録されているということで献本されてきたのでした。
以前にも別の本で取り上げられたことがあるんだけど、今回の本は、「Story Editor」の使い方の最高のサンプルになっていると思うし、ゲーム製作のプロセスが分かりやすく書かれていて、これがあれば僕(私)にもゲームが作れるかもと思わせる丁寧な内容です。
取り上げられているゲームの内容も、BLゲームだったり乙女ゲームだったりして、女性向の感もありますが、男性が読んでも十分参考になるし、面白いと思います。
同人ゲームを作ってみたい人にお勧めできる一冊です。
個人的には、「Story Editorを使って、きちんと「物語」を作ってくれているのがうれしかったですねー。
このソフトって、いわゆるアウトラインプロセッサなのですが、ほとんどのユーザさんは簡易データベースとかメモ帳がわりに使っているみたいなのです。でも、個人的には、やはり物語を作って欲しいし、「創作」に使ってくれたらうれしいと思っているのです。
この本の中では、物語の作成の根っこの部分できっちりと使われていてとってもうれしかったのです。
僕がやっている音楽ユニットTERRARIUMの新曲「Dear World」が出来ました。
80年代から90年代にかけて僕が聞いてきてかっこいい! と思っていた音楽の要素を詰め込んでみました。
かっこいいんだけど、ちょっと懐かしくて、そう、ダサカッコイイ! てな感じになっていたらいいなーと思います。
ぜひ、聴いてみてください。
ぜひ「あなたとMovable Type」「Movable Typeが変えたもの」というテーマで、あなたの「Movable Typeストーリー」をシェアしてください!
ということで、出遅れましたが、僕も書いてみます。
僕が、Movable Typeと出会ったのは、たぶん2002年の後半で、Palm仲間だった太鉄くんのサイトがMTで作られているのをみて興味を持ったのでした。
最初は、日記と掲示板がくっついたようなもんなのかなーくらいに思っていたし、トラックバックってのも意味が分からないし、ブックマークレットもなんのことやら。
でも、よくよく調べてみると、なんか面白そう! 有志の手で日本語化も行われていたし、ちょうど、インターネットマガジンにインストールのガイドも載っていたり、なんか楽しそうな雰囲気!
こういう雰囲気には載っていきたいほうなので、2004年の正月休みにインストールしてみたのです。
最初のエントリが、あけましておめでとうございますの挨拶ってのが笑えます。
インストールはそれほど難しくはなかったけど、CSSでデザインするってのが初めてだったし、MTタグってのもよく分からなかったし、かなり悪戦苦闘しました。
で、そんなこんなで楽しいブログライフを送っていたわけですが、そうなると人にも使わせたい、もっと、いろんな人にも広めたいという欲求が出てくるわけで。
ただ、当時、MTをインストールするには大きな障害があって、MTをインストールして動かせる安くてモジュールもきちっとインストールされているレンタルサーバが少なかったのです。
で、いろいろ探していたときに見つけたのが、むちゃくちゃ安価なレンタルサーバ、ロリポップ!だったのでした。お試しも出来たので、さっそくMTをインストール。
おおお! インストールできてる!
これは、いいかも! と思ったけど、やっぱりいくつか足りないモジュールもあり、思い切ってサポートに連絡してみました。そしたら、速攻でインストールしてくれました。
で、ロリポップで始めたのが、MovableTypeで行こう!だったのです。
このブログは当初、彼女(現在の妻の人)や父親にMTを使わせるためのガイド的なものとして始めました。エントリの仕方とか、画像のアップロードの仕方とか、あと、用語集とか。
でも、こんなに快適にMTを使えるレンタルサーバなら、みんなも簡単にブログが始められるのでは! と思いつき、
MovableTypeで行こう!: インストールしよう(ロリポップ編)
こんなエントリを書きました。
これがきっかけで、僕の周りでMTユーザが急激に増えていきました。MTを使ったブログがどんどん増えていく様子はとっても楽しかったです。
その後、ブログつながりの友達も増え、ひょんなきっかけでひらたさんに誘われ、SixApartでMTの日本語版開発のお手伝いを始めたり、Movable Type標準ハンドブックを書いてみたり、ProNet会員になったり、会社でMTの構築やプラグイン開発の受託を始めたりもしました。
人生を変えた! とまでは言いませんが、僕の人生を楽しくしてくれたツールがMTなのです。
そして、その楽しさはまだまだ続きます。
来月にはこんな本も出ちゃいますしね!
投稿者 CHEEBOW : 10:44
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[ Movable Type ]
今年に入ってからの読書記録をつけるのをずっとさぼっていました。
ううう、いかんなぁ。
今年最初に読んだのは、東野圭吾のこの作品でした。
この作品が本格であるか否かという論争もあり、そのあたりの興味もあって読んだわけでした。
正直、ある作品が本格であるかどうかを判断するのは各自の「本格観」にもよると思うし、ある人が本格だと思っても、他の人は本格だと思わないという状況は別に不思議でもないです。
で、僕にとってこの作品はどうだったかというと、「本格」でした。
確かに、この作品を支えるトリックは伏線を張りにくく、そのため、アンフェアな感じもしないではないですけど、ただ、こう料理したからこその意外性でもあったわけで、本格に「フェア」よりも「意外性」を求める僕にとっては十分に本格なのでした。この手のトリックが大好きなので、その辺で甘くなっているのかもしれませんが。
とても、楽しく読めました。僕は。
なんかのガイドブックかなにかで、ミステリとしても面白いライトノベルってことで紹介されていて、読んでみようと思った。
ファンタジーと、ミステリの融合した物語。
ファンタジーとミステリの結合はなかなかうまく言っているんじゃないかなと思った。
文章も悪くないし、構成も良かったと思う。
ただ、最後のトリックだけは余計だったなぁ。あそこだけ、極端に浮いていて、ああいうのやりたくなる気持ちも分かるんだけど、無い方がすっきりしたと思う。キャラ萌えするラノベならなおさら。
「エデンの命題」と「ヘルター・スケルター」の2本の中編が収録されている。
いわゆる、島田荘司言うところの「21世紀本格」。
どちらの中編もそれなりに楽しめるんだけど、ミステリを読んで楽しんでいるという気分からはほど遠い。
ミステリを読んだ後のカタルシスがあまり感じられない。
「あ、そうですか」
と、言う感じ。
初期の島田荘司の短編は、作品ごとに「うわ」っと思ったもんだけど、ああいうのはもう読めないんだろうか。
Gシリーズ第四弾。
今回は、サスペンス風。
森博嗣の作品って、途中がだれることが多い気がするのです。だけど、今回の作品は扱っている事件が事件だけに、リアルタイムでいろいろなことが起こっていって、緊張感が持続していく感じ。
そして、最後の真相も非常に素晴らしい。細かい伏線の張り方も良いなーと思いました。
Gシリーズで、今のところこの作品が一番好きかも。
またまた島田荘司を読みました。
帯に「正直言って、自信作です。」とあるので期待しまくりで読みました。
確かに、読んでる最中は面白いのです。わくわくして、次を読みたくなるのです。
島田作品って、基本的に、この読んでる間の面白さが魅力なのです。
ただ……。
最近の作品では、その面白さが最後で膝かっくんされたような減速をするのです。
え? こういう結末?
って感じの。
やっぱ、島田荘司と言えば大トリックだと思うのです。こじんまりとした整合性よりも、破天荒な面白さ。
どうしても、それを期待してしまうのです。
ひさしぶりにSFらしいSFを読んだ。
ハードSFだけど、がちがちに固くはなくて、ファンタジーのような印象もあるし、キャラも立っているのでラノベ風の味わいもある。
SF好きな人なら読む価値があると思います。
細かいアイデアも素敵だし、人間模様も楽しい。
ただ、表紙がなぁ。
これ、本筋とはあんまし関係ないような気がする。
もっと、固いイラストでも良かったのではないだろうか。
あまり読む気はなかったのだけど、友人が貸してくれたので読んでみた。
しかも、「ヴィジュアル愛蔵版」! むっちゃ重かったです。
確かに、ベストセラーになるのは分かるなーと思った。
非常に分かりやすい面白さだし、展開もスピーディ。
蘊蓄も適度で、ミステリとしての意外性もあるし。
でも、うーん、なんかなぁ。
面白く読んだんだけど、分かりやすくするために、時々登場人物が不自然な場所で、いきなり回想したりするわけですよ。
そんな危険な状態で、回想してていいんすか! みたいな。
そういう読者を馬鹿にしたような描写が鼻につく。
とりあえず、ここで説明しないと君ら分からんでしょ? って。
あ、でも、「ヴィジュアル愛蔵版」。
画像がたくさんで、楽しめた。
文章を読みながら、実際の作品を読めるというのは良いなーと思いました。
これ小説じゃないよなぁ、と思いつつも「Novels」カテゴリ。
作者本人も言っているけど、あくまで蛇足。本編をすべて読んで余力のある人は読むと良い、みたいな感じ。
辞典とは言いつつ、最初から読んだ方が楽しいかも。
ま、確かに言わぬが花ってこともあるかもしれないけど、いーちゃんの本名は書いてほしかったなぁ。
みんな絶対それを期待して買ってるし。残念。
藤岡真の4作目。
相変わらず読者をけむに巻くストーリ展開が素晴らしい。
藤岡真の作品の特徴は読んでいる間、読者がどこに連れて行かれるのか分からない居心地の悪さと、だからこそ先を読みたいと思わせる物語展開なのじゃないかと思う。
そして、そこに意外性と伏線の巧みさをトッピング。
今回の「白菊」も藤岡ミステリの醍醐味は味わえるものの、ラストの爆発が小さくて物足りなかった。
不完全燃焼。
ただ、この作品、シリーズ化の予定もあるみたいなのでシリーズ全体としてなにか大きなトリックが仕掛けられていたりして。
今後が楽しみです。
どんでん返しの連続! まさに、どんでん返しドミノ倒し。
数ページごとにひっくり返される快感。
しかも、文章もスムーズだし、小難しいロジックも無いので、ミステリが苦手な人でも楽しめます。
これは、ひさびさにたくさんの人にすすめたいミステリです。
ミステリマニア以外もぜひ!
これは、ほんとに面白かった。
心安らげる場所を見つけてしまう少年少女の話というのは、ずっと僕が書きたかったのもので、その興味もあって読んでみました。
主人公と、「ローニンセイ」の会話は清々しくて良い感じ。
ただ、この作品、描写の強度が弱い感じがして、そのせいで、物語を十分に楽しめなかったような気がする。
描写されていることがそれ以外の発展性が無く、読者側で描写を楽しむことが出来ないような文章。
児童文学だからなのかもしれないけど、他の作家は描写そのものにもっとゆとりがある人も多いので、この作者、もしくはこの作品に独自なものなのかもしれない。
設定はとっても良かったので、そのあたりが残念。
森博嗣のGシリーズ第五弾。
うーん、なんか普通のミステリを読んだ感じ。
トリックもなんか森博嗣らしくないし、犯行動機がまっとなのも森博嗣らしくない。
なんか、森博嗣らしくないミステリだなぁ。
でも、なんか、これも確信犯な気がするんだよなぁ。「笑わない数学者」の時もそうだったし。
今回はちょっと物足りなかった。次作に期待します。
9月に石垣島と波照間島に旅行に行きました。
その旅行から帰ってきてすぐに読んだのがこの小説でした。
まだ、旅先の記憶が鮮烈に残っていたので、作中の場所が鮮明に浮かんできて面白かったです。
ただ、それは僕が旅行から帰ってきたばかりだからなのかなぁと思いました。
作中の描写はあまりにも淡白で、まだ波照間を知らない人に波照間の魅力を伝えられるほどではないし。
ラノベだからってのは言い訳にならなくて、この小説のテーマとしっかりとした描写は密接に結びついていると僕は思うのです。
そこがしっかりできていればラストの取ってつけたような意外な真相さえもいらなかったかも。
割と最初の段階で、このラストは分かっていたので、なおさら。
ちょっと残念だなぁ。
面白くなる話だと思うのに。
いやいや、これは文句なしに面白い。
なんだ、この痛快さは! リーダビリティは!
読むべし!
とにかく面白かった。
前半のSF的な部分と、活劇な部分も十分に面白かったけど、中盤からのギャンブルシーンに度肝を抜かれた。
ポーカーであれほど興奮できるなんて。ブラックジャックで、あんなに血湧き肉踊るなんて!
これは、ほんと傑作だ。
面白い小説を求めている人はぜひ。
ほんと、読んでる間、ずっとどきどきわくわくが止まらなかったよ。
MySQLのバージョンが5.0.22、でもって、データベースの文字コードがutf8_unicode_ci。
これをバックアップしたいなーと思って、mysqldump してみるんだけど、なんか、文字化けしてる。phpMyAdminでもエクスポートするといい感じの文字化け。
これじゃ、バックアップの意味ないじゃん! ってことで、調べてたらogawaさんのところで、発見!
$ mysqldump -uUser -pPassword --compact --default-character-set=binary hageDb > hage.sql
なるほど、バイナリにするのかー。
あと、latin1でもうまくいくっぽい。
なんにせよ、「--default-character-set」重要ということで。
メモ代わりにエントリ。
妻からもらったiBook、とっても大事にしてたのに……。
パームレストが青い!
どうも、買ったジーンズがむちゃくちゃ色落ちするやつだったらしくて、椅子に座れば椅子を青く染め、靴を青く染め、シャツを青く染め。
で、その青は手にも付着し、付着した青は真っ白なiBookに付着!
最初は、なんか、パームレスとの部分が青くなってきたなぁ、と思ったんだけど、まさか、ジーンズの色が移ってるなんて思わず。で、しかも、このジーンズ何度洗っても色落ちする。なので、このジーンズをはいているときにiBookを触ると、青がどんどん付着。インディゴiBookへの道まっしぐら。
さすがに気になるので、拭いたり、洗剤を薄めたやつでこすったりもしたけど、全然奇麗にならない。
諦めかけていたのですが……。
ちょっと思いついて、ある方法を試してみました。
消しゴムかけー(ドラえもん風に)
結構消しゴムって使えるんですよ。
瓶から、ラベルをはがした後のべたつく糊も消しゴムでごしごしすると奇麗に落ちちゃうし。
あまり期待はせずに試してみると!
うは!
奇麗になった! 青が取れた!
白い白い!
もう、落ちないんじゃないかと思っていたパームレストの汚れが奇麗に取れましたよ。
iBookは結構汚れやすいと評判ですが、汚れても消しゴムかけたら大丈夫なんじゃないかな。
とりあえず、汚れに悩んでいる人はレッツ消しゴムかけ!
消しゴムは、あまり消しかすのでないものの方が良いかもです。結構量を消費するので注意。
同人誌で培った消しゴムかけの技が、まさかこんなところで役立とうとは!
というわけで、ぜひお試しあれ。
さっそくamazonで予約受付が始まってます!
今回はかなり大幅に加筆訂正してます。
もう、校正で目がしょぼしょぼですよ。
そのぶん良いものになっていると思います。
投稿者 CHEEBOW : 15:22
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[ Movable Type, Write ]
僕の仕事が一段落したタイミングで、Firefox2.0がリリース!
これは、もう、インストールするしかないでしょ!
というわけで、インストール。
思っていたほど、使えない拡張は多くない感じ。
ただ、LiveHTTPHeaderとCopyURL+が使えなかったのはキビシイ。
Tab Mix Plusも使えないけど、とりあえず僕の使い方なら2.0の標準機能だけで大丈夫かも。
Web Developerも、はてなバーもScrapBookは使えた。
で、なんか表示がめちゃっぱやです。
レンダリングエンジンも改良されたんだろうけど、ネットワークエンジンも改良されてる?
驚くほど、はやくなってる。
これは、気持ちがいいなぁ。
livedoorReaderでピンつけたURLを一気に開くときとか快感。
標準のテーマも良い感じになってると思います。
今までは、reinを使ってたんだけど、最近は公開も中止されちゃってるし、標準のテーマで使っていくってのもありなのかも。
でも、reinの作者さん復活してくれないかなぁ……。
というわけで、かなり素敵。
Firefox2.0イケテル!
でも、やっぱ、LiveHTTPHeaderとCopyURL+は使いたかったので、ソースを書き換えて対応。
いちお、やり方を書いておくと、
1.最新版のXPIをダウンロードします。
2.ダウンロードしたXPIファイルを解凍します。そのままではできない場合は、拡張子をzipに変えて、解凍します。
3.解凍した中にある、「install.rdf」ファイルをエディタで開いて、「em:maxVersion」を「2.0」とかに書き換えます。僕は「2.*」としました。編集したら保存します。
4.修正した「install.rdf」のあるフォルダの中身を丸ごと圧縮します。ファイル名はなんでもいいですが、圧縮はZIPで。
5.最後に圧縮したファイルの拡張子を「.xpi」に修正してできあがり。このファイルをFirefoxにドラッグ&ドロップすればインストールができると思います。
と、こんな感じ。
ただし、各自の責任で。
動かなくなっても泣いちゃ駄目だゾ!
SixApartの新しいブログサービス「Vox」がついに正式公開されました。
- デザインがいっぱい
- 食べ物、ペット、街の風景、スポーツのテーマなど、百種類ものデザインをクリック一つで選べます。
- メディアファイルのアップロードも簡単
- ムービーや音楽を共有したり、YouTube・Flickr・Amazonなどから簡単にファイルを取り込めます。
- フォトの共有も簡単
- Voxへ追加したフォトは必要に応じて友だちや家族にだけ公開できるので安全です。
- 気になる人の最新情報は見逃しません
- 家族や友だちがVoxでどんな話をしているか、簡単にチェックできます。
- 大切なプライバシーを守る
- 家族や友だち、もちろん全世界でも、誰に何を見せるかをあなた自身でコントロールできます。
また、新しいブログサービスですか? とちょっと最近のブログサービスに食傷気味の人も、一度触ってみると良いと思いますよ。
触ってみると、これはちょっと違うな、ってすぐに分かります。
あえて、Blog2.0とか言ってみる。
Voxのどこがそんなにいいのよ? ってのは、以前に書いたものがあるので、リンクしておきます。
今までは、招待制だったけど、正式版では自由に登録ができます。
登録したらぜひ、僕をご近所登録してくださいませー。
僕のVoxは
こちら。
本をむしゃむしゃ食べちゃう、シュールな文学少女が出てくるライトノベルミステリー。
イラストの色の感じが気に入って、読んでみました。
ミステリとしては、どんでんがえしもあるし、トリックらしきものもあり、ま、それなりに楽しめましたが、なんか、うーん、説教臭いというか、テーマが表に出過ぎというか、鼻につくところも多かったです。
キャラクタはいいと思うので、シリーズとしてこなれていくと良い感じになりそうな気もしますが。
二作目も出てるみたいなので、そのうち読んでみたいと思っています。
京極堂シリーズの最新作。
相変わらずの分厚さ。電車で読むのはなかなかに体力がいりました。
しかし、今回は長かった。
ちょっと、長過ぎだし、途中が退屈すぎ。
キャラクタも、なんか、今回はあっさりだし。
榎さんはまともだし、京極堂はあっさり事件に絡んでいくし、関口は饒舌だし。
楽しめるところは、最後の憑き物落としくらいで、後は、必死で読み続けた感じ。
なんか、本のフォーマットにあわせることで、文章も妙に冗長で、もっと、短く刈り込んでも良かったのではないかと。
次回作はいつ頃出るんだろう。
森博嗣のノンシリーズのミステリ。
コカコーラ120周年記念で書かれたタイアップもの。
これは、面白かった!
森博嗣はシリーズ物よりもノンシリーズもののほうがミステリとしての面白さが良く出ていることが多いみたい。
これも、ノンシリーズだからか、キャラクタもその世界観と、文体もかなりコミカルな感じで独特でした。
もちろん、森節は健在。機械に対する愛情は、理系の人間なら思わずうなづいてしまうかも。
キャラクタも立っていて、非常に楽しかった。
このキャラ、これで最後ってのはもったいない気もする。
で、これ、ドラマにもなったのですね。
先に小節を読んでいて、ラストのあのシーンが映像で観られる! と期待して観たのですが……。
その期待は裏切られました。
なんですか、あの安いドラマ化は?
キャラも、全然立ってないし!
話も全然違って、ものすごく小さい話になっちゃってるし。
がっかりでした。
というわけで、ドラマを観た人も、この小説を読むことをオススメします。
明らかに、小説の方が面白いですから。
やっぱ、佐藤多佳子はうまいなぁ。
瑞々しくて、軽やかで、しかししっかりした青春小説です。
連作短編的な体裁で、積み重なっていくエピソード。
主人公二人の一人称が切り替わりながら話が進んでいくんだけど、最初は、この饒舌な一人称がどうにも鼻について、いやだったんだけど、そこは佐藤多佳子マジックで、最後まで読み進めてしまうのでした。
特に、主人公の一人、村田みのりのキャラクタ造形が秀逸で、台詞一つとっても、そのキャラ自身の言葉になっていて、素晴らしい。
ラストシーンの、力強さも村田みのりというキャラがあってこそ。
しかし、一つだけどうしても、納得いかないことがあって、それは文庫本の317ページの以下の文。
「そういえば、ずいぶん長いこと、女の子とやってない。」
これが、ひっかかった。どうして、これが必要だったんだろう。
この一文は、そこまでに描かれてきた木島悟というキャラクタとギャップがありすぎる。
女性経験があってもいいとは思うけど、それをこうやって表に出してしまうキャラじゃないと思うんだよな。
ここが、どうしても、ひっかかる。
作者はどういうつもりで書いたんだろう。
文章を自由自在にコントロールできる作者だけに、疑問だった。
綾辻行人のジュブナイルであり、館シリーズでもある「びっくり館」。
どんなびっくりが待っているのかと、わくわくしながらページを開きました。
雰囲気は良くて、いかにも綾辻。
子供が読んだら、夜眠れなくなっちゃいそう。
で、ミステリとして、なんだけど……。
うーん。
これ、ちょっと苦しくないかなぁ。伏線が足りないような気がするんだよなぁ。
「あれ」が「あれ」だったって、いきなり言われてもなぁ。
ラストも、思わせぶりすぎるし。
ちょっと、物足りなかったです。
CDをブートするだけでLinuxのDAW*1環境が手に入ります。 簡単に言うとPCがすっげーMTRになったり、DJミックスできたり、CDマスタリングしてキューシート書き出したり、ポッドキャストやストリーミングでラジオ作ったりできるってこと。
KNOPPIXをベースにした、DAWに必要なソフトがすぐに使えるLinux環境です。
これ、いいかも!
起動時にrealtime-lsmカーネルモジュールが組み込まれるので、起動してすぐにjackdがリアルタイムで使えます。
とあって、realtime-lsmカーネルモジュールもjackdもどういうものかよく分からないんだけど、どうやらレイテンシを軽減するみたいなので、つまりはASIO使うのと同じようなことができるのかも。
素晴らしい。
僕が音楽をやっていてその悩みのひとつが、ボーカルの歌入れ環境の構築が大変ってことがあるのです。
曲を作ってアレンジをして、ボーカルの歌いれとなるわけですが、ボーカルの人が必ずしも近くに住んでるとは限らないわけで、ボーカルの人の自宅で歌ってもらったのをメールなりCD-Rを郵送してもらうなりして、僕に送ってもらって、それをミックスするって感じになることが多いです。
だけど、機材をそろえてソフトを揃えてー、という流れは、特に女性ボーカルには難しい! と思う人が多いみたいで、なかなか環境構築がうまくいきません。
でも、これなら、とりあえず、ソフトは手に入るし、レイテンシも無く録音できるなら、仮歌レベルならオッケーかも。
もちろん、ソフトの使い勝手がどうなのかは使って判断してみないと分からないですけど。
あと、Podcastingを始めたい人にもいいかもですよね。
一通りソフトが入っているというのは楽チンです。
今後の発展が楽しみです。
amazonさんからお小遣いをもらったので、買ってみました。
で、今日届いたんですがっ!
付属フィギュアが超秀逸。
すごく良く出来てます。
今までのシリーズの中でもかなり良い出来なのでは。
特にヘッドフォンが気に入りましたよ、僕は。
ゲームの方も操作性はちょっとどうかなというところもありますが、ゲーム自体は面白い。
ぬるい音ゲーかなーと思っていたけど、結構シビアなところもあるし。
今までのシリーズキャラが出てくるのも想像以上に楽しい。
ピンキーストリート好きなら、これは、マストだと思います。
今ならフィギュア付き限定版も手に入ります。
ささ、急いで急いで。
ほんと、良いよ、これ。