CHEEBOWのしおり(2005-11-30)
投稿者 CHEEBOW : 06:00
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投稿者 CHEEBOW : 06:00
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最近、なんだかゲームづいてる僕なのです。
しばらくこれをやっていたのだけど、なにしろ巨像がでかい。そして怖い。
一日にやれて一体。それ以上は体力の限界です。
というわけで、のんびりとまったりとやれるゲームと言うことで、
これをやったりしてます。
これは、いいよう。のんびりだし。
敵を倒さなくていいし、変な毛につかまらなくていいし。攻略とかパズルっぽくないし。
で、うちの妻の人は、
ドクターマリオに夢中なわけですよ。
もう、家族なのに、てんでばらばらな生活なわけですよ。
世界はそれを愛と呼ぶわけですよ。<呼びません。
妻のブログには、
TVの前でやっていたのは「ワンダと巨像」というゲームで象は出ないらしい。で、今やっているのは動物のなんとかというものでよくわかりません。
こんなことが書いてあるわけですが、象も出てこないし、「動物のなんとか」ではなくて、「どうぶつの森」なわけです。
そして、妻のやっているドクターマリオの曲が「マツモトキヨシ」の曲に聞こえて仕方ないのです。
「マツモトキヨシでお買い物」なわけです。
こんな家庭はどうなんだ?
DOGCASTにて「ウタカタノヒビ」という番組をやってます。最近、こっちで書かなかったけど、定期的に配信してるんです。
で、これ、いつもは一人ガタリなわけです。PCに向かってぼそぼそと喋るスタイル。
実際にやったことのある人なら分かると思うんだけど、これは、結構非日常な体験なのですよ。なので、どこかしら、普段の自分とは違う感じになっちゃう。
ならば、二人でやるとどうなのか? というと。
Dogcastミーティングvol.12
Dogcastミーティングvol.13
ただの、大学のサークル室での会話みたいになっちゃってます。
でも、これ、楽しいんだ。
実際には、二人はものすごーく離れた場所に住んでるんだけど、Skypeを使ってお話をしてそれを編集して番組にしてるワケです。
実際のやり方は、「ポッドキャスト的生活「Bonchicast」: Skypeを録音するいくつかの方法」あたりが詳しいです。
一人でPodcastingするのに疲れたら、二人でPodcastingはどうでしょう?
楽しいですよう。
あ、それから、ついでに。
ウタカタノヒビでやっていた、本を紹介するコーナー「ヨムリエ」は、現在WEB上で展開しています。
ぜひ、こっちも見てやってつかぁさい。
投稿者 CHEEBOW : 11:16
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[ Podcasting ]
「情報収集のための11の質問」に答えてみます。
いろんな人が答えてくれると、とっても面白いと思うので、みんなもやってみると良いと思います。
1. RSSリーダーを使っていますか?(y/n)
1. (yの場合)何を使用していますか?また、登録サイト数は?
2. (nの場合)使わない理由はなんですか?2. アンテナを使っていますか?(y/n)
1. (yの場合)何を使用していますか?又は登録サイト数は?
2. (nの場合)使わない理由はなんですか?3. ソーシャルブックマーク(SBM)を使っていますか?(y/n)
1. (yの場合)何を使用していますか?
2. (nの場合)使わない理由はなんですか?4. その他情報収集に使っているツールはなんですか?
5. 他人にこれはお勧め!と思う方法は?
6. 逆にこれはお勧めできないな、と思う方法は?
7. 情報収集で良く参照するサイトは?
8. 自分のブログで良く言及・リンクするサイトは?
9. 逆にここは参照してはいけない、と思うサイトは?
10. WEB以外で良く情報源にするものは?
11. 最後にあなたが情報収集方法を知りたい人は?
では、いきます。
1. RSSリーダーを使っていますか?(y/n)
はい。Bloglines使ってます。登録数は200くらい。
2. アンテナを使っていますか?(y/n)
はい。はてなアンテナ使ってます。フィードのないページの更新チェック用に。
3. ソーシャルブックマーク(SBM)を使っていますか?(y/n)
はい。はてなブックマーク使ってます。
4. その他情報収集に使っているツールはなんですか?
mixiの友達の日記。
5. 他人にこれはお勧め!と思う方法は?
まず、FirefoxでBloglinesを表示させ、新着をざくざくっと読みつつ気にある記事はマウスの真中ボタンクリックで、新しいタブに開いておく。
で、チェックが終わったら、開いたタブの中の記事をじっくり読みつつ、気になる記事にコメントも加えてはてなブックマークに登録。
こうしておけば、気になった記事は、いつでもブックマークから探せるので、安心。
あと、通常のWEB巡回中も、適時ブックマーク!
ブックマークをメモ帳代わりに使うスタイル。
6. 逆にこれはお勧めできないな、と思う方法は?
うーん。コメントやタグなしでブックマークするのはおすすめできないかも。
あとで探すのが結構面倒だし、後で読むってのは、まず実行できないです。
その場で読んで、必ずコメントを書くようにすると良いかなーと思います。
7. 情報収集で良く参照するサイトは?
mixi。はてなブックマーク。
8. 自分のブログで良く言及・リンクするサイトは?
そもそも、最近、あんまし言及しないですねぇ。
あと、言及するにしても、あんまし偏らないように、自分でバイアスかけちゃうかも。
9. 逆にここは参照してはいけない、と思うサイトは?
ないです。どれも情報であることには変わらないので。でも、それが正しいのかどうかは、自分で判断しないといけないのではないかと思います。
10. WEB以外で良く情報源にするものは?
雑誌とか本とか。
あと、友達との会話!<これ重要
11. 最後にあなたが情報収集方法を知りたい人は?
ネタフルのコグレさん。ARTIFACTの加野瀬さん。
と言う感じです。
僕は、身近なところで情報収集を済ませてる感じもします。
ほんとは、海外サイトなんかをばりばり読めちゃうと良いのですが。英語を読めるようになる! というのはここしばらくの目標だったりします。
SFなんである。しかも近未来SF。
世界から犯罪をなくすために主人公アームストロングが開発したのは的中率100%の嘘発見器。
この機械にまつわる人々の思惑が交差しながら物語は進むのだけど、そういうSF的物語展開だけでなく、主人公を取り巻く人間関係のすがすがしさも素敵。
各章の頭に、その時に起きたことが書かれているのだけど、それが、現実の時を追い越す瞬間が非常にスリリングなのも、読みどころのひとつ。
なかなか楽しめるSFです。
浦賀作品としては、かなり読みやすくとっつきやすいし、浦賀入門としては良いかも。
ミステリ的な趣向は、まぁ、ミステリ好きなら見当がつくものだと思うけど、これ、この手をはじめて読む人はどう思うのかが気になるところ。
谷川流の実験作らしい。
でも、うーん。感想の書きづらい作品。なんか、味が薄いような、間延びしたような感じで、読んでる間も、読み終わったあとも、あんまし何かが残らない。
萌え小説としては、アリなのかもしれないけど、谷川流の実験は、失敗だったのかも、と僕は思います。
もっと、萌えで割り切っちゃった方がよかったのかもなぁ。
「百舌シリーズ」の5冊目。
このシリーズの持ち味は、物語の絶対的な面白さと、トリックとどんでん返しの融合にあると思う。
なわけで、この作品はかなり残念。
物語のスケールも小さいし、意外な結末もない。
百舌シリーズではないと思えば、よいのかもしれないけど、百舌シリーズには過度な期待を持ってしまうわけです。
ううう。ほんと、残念だ。
ずっと待っていた百舌シリーズだっただけに。
次回に期待。ほんとに、期待。
百舌シリーズは
ここから始まりました。
もう、ほんとに大傑作です。
エンタテイメントを読みたい人には本気でおすすめします。
土曜の夜といえば、当然のように「野ブタ。をプロデュース」なわけで、「野ブタパワー注入!」のポーズに癒される週末なわけです。
堀北真希にはあまり興味がなかったんだけど、野ブタは、あれです。萌えです。
僕にとって、スウィングガールズの関口のよう(でも、同様に関口でない本仮屋ユイカには興味が湧かない)に、あの手は僕らの年代にはジャストミートなのではないかと考えるのですが、どうでしょうか?
ところで、この「相関図」。肝心の主人公がイラストと言う、非常に大人の事情を感じさせるナニだったりします。
主演ドラマくらい、許してあげてもいいんじゃないのかなぁ、と思うんだけど、それがそうともいかないナニなんでしょうなぁ。
でも、これじゃ「野ブタ。をプロデュース」じゃなくて、「野ブタ。がプロデュース」だよなぁ。
で、このドラマ、原作とはキャラ設定が違います。
野ブタは男なんだよ!
小説は未読なんだけど、でも、原作どおりにドラマ化されなくて良かったと思った。
もし、されてたら、「野ブタパワー注入!」ポーズは、たぶんなかったし、僕は癒されなかった。
GJ!
原作の改変ってのは、いろいろ頭に来ることも多いけど、これは、アリなんじゃないすか。
ま、原作読んだら、考え変わっちゃうかもしれないけど。
って、なんか取りとめもなく、野ブタについて書いてみたりしました。
TVや雑誌を見てると「今、株式投資が熱い!」みたいな言葉が踊りまくっていて、正直、僕はこういう株とかに興味がなかったし、そもそも経済に関しての興味がほとんどなかったので、あんまし気にもとめていなかったのです。
ま、小学生の時から社会とか苦手だったし、お金はそんなにたくさん欲しいとも思わなかったし、投資なんて、火傷するだけ! と思っていたのですが……。
ま、流行ってるもんはとりあえず覗くだけは覗きましょうよということで、書店で手に取ったのが、これ。
書店でも結構売れていたし、なんか分かりやすそうだったので。
で、読んでみると、あれ? 株って……ちょっと、面白くない?
ま、確かに経済について知っていることは必要なんだろうけど、それよりも、普段やってる、面白いWEBサービスみっけ! とか、新製品はすごいらしいとか、いわゆるヲタク的臭覚が生かせたりしない?
しかも、推理ゲーム的な要素もあるし。
ちょっと蓄えもあるし、そのあたりで、始めてみようかなーと、まんまとのせられてしまったわけです。
でも、いきなり本番は怖いので、バーチャルなところから始めてみることに。
ここなら、失敗しても、怖くないじゃん。しかも、最初から100万円も元手があるじゃん!
てなわけで、始めたら、そこそこ儲かってる。それに、今まで耳を素通りしていた日経平均株価とかの言葉にぴくりと反応するようになった!
いまさら感はありますが、ちょっと大人の階段を昇ったね。
さて、肩慣らしもしつつ、証券会社の資料を取り寄せ始めてますよ。
とりあえず、E*TRADE Japanと、オンライントレード 楽天証券の資料を取り寄せて、申し込みまでしました。
わくわく。
「Six Apart - Docs: Mobile Link Discovery 仕様」が公開されて、あちこちで話題になってますが、うちでも使っているMovableTypeをケータイ対応させちゃうMT4iで、Mobile Link Discoveryに対応させるにはどうしたらいいのかなーと悩み中。
とりあえず、メインページと、個別エントリページは
<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>
<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>&mode=individual&eid=<$MTEntryID$>
このURLでヨサゲ。
メインページのテンプレートに
<link rel="alternate" media="handheld" type="application/xhtml+xml" href="<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>" />
個別ページのテンプレートに
<link rel="alternate" media="handheld" type="application/xhtml+xml" href="<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>&mode=individual&eid=<$MTEntryID$>" />
これを書いてあげればいいんじゃないだろうか。
でも、カテゴリアーカイブと、日別アーカイブからのURLはどうしたもんだろう。MT4iにはカテゴリとか日付のアーカイブってないよね?
なければ、書かなければいい話なのかな。それとも、トップのエントリにリンクすべきなのか。
うーん。悩ましい。
ちなみに、
Atomでは、feedに
<link rel="alternate" x:media="handheld" type="text/html" href="<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>" />
これ。entryに
<link rel="alternate" x:media="handheld" type="text/html" href="<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>&mode=individual&eid=<$MTEntryID$>" />
これって感じで、
RSSは、channelに
<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>" />
これで、itemに
<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="<$MTCGIPath$>mt4i.cgi?id=<$MTBlogID$>&mode=individual&eid=<$MTEntryID$>" />
これって感じかなぁ。
(追記)
あ、でも、Atomはまだ名前空間が登録されていなかった。
投稿者 CHEEBOW : 12:54
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[ Movable Type, Weblog ]
最近本屋に行くと、やたら「泣ける」「感動」「感涙」なんて文字の躍るポップが飾られていたりするんですよ。
ま、確かにそういうブームなんでしょうよ。需要もあるんでしょうよ。
でもね、正直、ちと飽きた。
確かに、たくさんある本の中から、感動できるものを見つけるってのは大変だから、そういう指針があるのは良いことだと思いますよ。でもさー、「泣き」がウリじゃない本にまでそういうコピーつけてどうするの? と僕は言いたい。
「泣けるミステリー」とか、もう、全然意味が分からない。たぶん、「四日間の奇蹟」あたりが売れたからそういうの増えちゃったんだろうけど、そもそもあれって、ミステリか? で、泣けるか? 僕も読んだけど、ファンタジーだったし、ちーっとも泣けなかった。もちろん、この本を読んで泣いた人もいるんでしょうし、それは、もう、全然オッケーなのですよ。でもね、それは、僕にとって「泣けるミステリー」じゃ全然ないわけですよ。それに、そもそもミステリで泣く必要性が分からない。ミステリの狙いどころはそこじゃないだろうと思うし。
読者の感情を先回りして、定義しちゃうのって、なんか、作家も読者も損をしてると思うんだけど、どうなんだろう。
僕は、「泣ける」と書かれていれば身構えちゃって泣けないし、「驚愕の」とか書かれていると期待しすぎて驚けないタイプなんですよ。そういう余計な惹句はよっぽど自信があるんじゃなきゃつけるべきではないと僕は思うのです。
書評とか、ブログでの感想文とかなら分かりますよ。その人の読後感なんだから。でも、コピーなんて、本のラベルみたいなもんじゃないですか。
とにかく、もう「泣ける」のは十分ですから、ほんとに面白い本を読みたいです。小手先の「泣き」要素で騙されるほど読者も馬鹿じゃないんだから。
……ひさびさにブログで毒を吐いてしまった。
なるべく、ネガティブなことは書かないようにしていたのだけど、あまりにも、どうよ? と思ったので。
不快に思われたらごめんなさいまし。
最近、PHPを使い始めました。もともとが、プリンタのファームプログラマで、その後WindowsとかPalmのプログラミングしたりと、クライアントよりのものばかりやっていたんだけど、MT関係の仕事を始めてから、サーバ周りのものをいろいろ作るようになりました。
で、そろそろ自分でもWEB上でみんなが使うようなアプリケーションを作ってみたいなーと思い始めたんだけど、そういうときに必須な機能として、そのサービスを使いたいユーザがユーザ登録して、その時に記入したメールアドレスに確認メールが届いて、そこに記されたURLにアクセスするとユーザ登録完了みたいな一連の流れがあると思うんだけど、これって、みんなどうやってるんだろう。
僕も、自分で書いてみたんだけど、なんか、こういう定型処理ってライブラリとか普通に存在してそうな気がするのです。一度作れば使いまわしのきく機能だと思うし。
車輪の再発明はもったいないので、そういうものがあればいいなーと思って、PEARとか見ても、それと同じものは見つからないのです(自分の探し方が悪いのかも)。
確か、Ruby on Railsではそういうライブラリがあったと思うんで、他の言語でもありそうな気がするんだけど。
Perlとかだと、あるのかな?
みんな、ああいうインタフェースは自前で書いてるんだろうか。
それとも、ライブラリとか使っているんだろうか。
どうなんでしょ?
みんなの意見を聞いてみたいですー。
投稿者 CHEEBOW : 22:03
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[ Development ]
何度か書いてますが、学生時代、僕はSF研究会なるサークルに所属して会誌に小説を書いたり、雑誌に投稿したりして、結構まじめに小説家になろうと思っていた時期がありました。
結局、夢が叶うかもという手前で、自分の力量に気づいて諦めてしまったわけなのですけども。
で、その頃書いたもの、その後に書いたもの含めて結構な数が残っていて、それは、自分のサイトでも公開していたんだけど、最近はヒビノアワでの活動がメインになっちゃってますし、そろそろこっちで公開してもいいんじゃないかなーと思っているのです。
そのために、「ヒビアワべっかん」なんてブログも作ってはみたのですが、やっぱ、こっちでやった方がわかりやすいかなーと。
そんなわけで、少しづつ昔書いた小説をお蔵だししていこうかと思っています。
もちろん、新作が書けたらそれも!
昔の小説は今見るともう恥ずかしくて、どうしようもないんですが、でも、自分の作品なので、そんなに嫌いじゃないし、もしかすると気に入ってくれる人もいるんじゃないかと思うんですよねー。
というわけで、近々一本づつ小説を公開していこうかと思っています。
良かったら読んでやってくださいませ。
面白い時計を見つけた。
ALESSI/壁掛け時計【Walter Wayle/ウォルターウェイル】グレーモデル
なんか、イルカを思わせるデザイン。文字盤なし。針だけ。
こういうのが似合う部屋に住んでいないので、眺めるだけですが、これ、結構インパクトありそうな気がする。
というわけで、先日も予告した通り、小説を公開してみようと思います。
第一弾は、
です。
これは、僕が大学一年の時に書いたものです。原稿用紙で、大体100枚くらいの中編で、「コバルトノベル大賞」に投稿しました。はじめての投稿で、いきなり二次選考を通過した(600人中の上位60人くらいのところまでいった)思い出の作品。あれがきっかけで、その後も何度も投稿することになるのですが……。
元々は、大学のサークル用に70枚くらいのものを書いて、それを、投稿用に100枚にしました。今回公開するのはこの投稿バージョン。
ファンタジックな青春小説です。
当時、島村洋子が好きだった影響か、やたら一文が短く、改行が多いです。これを、透明感が出るとか思って多用していた僕はなかなかおばかさんだと思います。(笑) あれは、島村洋子という天才だからなせるワザだったのに……。
とにかく、二十歳前の作品ですから、もう、笑えるくらい稚拙で若書きで、恥ずかしいのですが、あれから20年近くたって読み直してみると、所々、良いなーと思うところもあったりして、なかなかスリリングです(僕が)。
もし良かったら読んで、感想を聞かせてください。
感想は、こちらへコメントでも、小説感想掲示板に書き込んで頂いても構いません。
よろしくお願いしますー。
Japan Blogger Conferenceに行ってきました。
三部構成のパネルディスカッションは、どれも面白くて、「ブロガーの生活と意見」と言う感じで、共感と、なるほどなーという驚きとで、かなり楽しめましたよ。
特に、三部のcatfrogさんと小鳥さんの掛け合いは、なんだかものすごいナチュラルで思わず笑ってしまいました。ネガティブブログもありかなと一瞬思い、その後、思い直しました。あれは、きちんと覚悟がないと出来ないワザです。
その後の懇親会では、いつものメンバーと楽しくお話。でも、それだけじゃいかん! と、たくさんの人とアクティブにお話してみました。数十枚持っていった名刺もほぼなくなってしまうくらい。
個人的にお会いしたいなーと思っていた、mixiのふぁるさんや、中島ひなさんにも会えたよ! あと、切り込み隊長も遠巻きに見た! 声かければよかった!
でも、なにしろ200人規模で、ファミレス貸切の懇親会だもんで、なかなかみんなと話をするというわけにもいかず。
あれだけ、ブロガーが集まって、わいわいできる機会ってそうはないので、うれしかったです。
まさに、ブロガーの忘年会と言う感じ。
喋りすぎで喉が痛いす。
月刊ASCIIで数回にわたって、Movable Typeについての連載をしますよ。
雑誌も発売になるので、やっと発表できます。
新連載 HTMLが面倒なあなたでもできるMovable Typeで構築するWebサイト入門 「サーバにMovableTypeをインストールする」●関根元和
うわーい。ちょっとうれしい。
今回は、インストール編ですが、カスタマイズとかおもしろプラグインとかいろいろ紹介していきたいなーと思ってますよ。
こんなのが知りたい、読みたいというリクエストを超募集中です。
コメントとかトラックバックとかもらえると、うれしいです。
よろしくです。
投稿者 CHEEBOW : 11:30
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[ Movable Type, Write ]
Dancing Drill Records Offline Meeting 2005 in Tokyoに行ってきましたよ。
DOGCAST内の僕の番組「ウタカタノヒビ」で曲をかけさせていただいた、vin-PRADが出演するってことで、腰痛(ヘルニア!)も良くなってきたことだし、老体に鞭打って!
いろいろと用事を片付けてから行ったので、vin-PRADの出番からの参加だったのだけど、友人のNとともに大盛り上がり。二十代のような盛り上がり方をしてしまった。大丈夫か、僕の腰。
vin-PRADはその知的な音楽性もさることながら、MCもむっちゃ面白くて、もう、笑いながら、踊る踊る。
次のfripSideは、トランス風味のノリノリ音楽で、今日行く前に視聴してかなり期待していたユニット(バンド?)。ライブは不慣れな感じだったけど、それがまた新鮮で面白かった。
ライブ後は、vin-PRADのアラケンさん、mikaさんといろいろお話。とっても気さくで楽しくおしゃべり。アラケンさん、面白すぎ。
打ち込み話に花が咲く。
fripSideの方たちにはCDにサインもしていただいちゃったりして。
いやー、楽しいライブだった。
このアットホームな感じが、またいいのだ。打ち込みの音楽を聴いてるとなかなか感じられないけど、やっぱ、生身よ、生身。
すっかり満足で帰ってきました。
ライブで一緒になった方たちもありがとでしたー。
こういうの行くと、自分もちゃんと音楽やんなきゃーと思います。
ライブ楽しいんだろうなぁ。
コミケに参加したことのある人なら、あの申込書を書くめんどくささを知っているはず。何しろ、書類が多いし、ミスすれば書類不備で審査に落ちてしまう。
でも、ついに、オンライン申し込みがスタートするらしい。
従来の郵送による申込に加え、次回C70(2006年夏の申込)からサークルのオンライン申込を開始します。PC(Win/Mac)を通し、Web上からの申込手続きが可能になります。
ブラボー!
クレジットカード必須なので、未成年は使えないのが残念だけど、でも、申し込み期間が延長されたり、入力の手間が削減されたりと良いことずくめ!
……なはずなのに!
# オンライン申込においても、申込書セットは従来通り購入が必要となります。こちらは、郵送での申込と同様にコミケット側での申込に関する事務諸経費に使われます
# 参加費の他、別途システム運用会社へのシステム利用料(1000円/1サークル申込)が必要となります
申込書が必要、システム使用料がべっと必要ってのはなんなの!
オンラインで申し込めるんなら、申込書要らないじゃん。経費として必要なら、申込書代、システム使用料をオンラインでは参加費として組み込んじゃえばいいんじゃないの?
結局、申込書を買うためには、コミケ当日に買うなり、通販で買うなりしなくちゃいけなくてナンセンス。まだ、システムを調整中とはいっても、このあたりは、当然クリアするべきだし、クリアできるハードルだと思う。
これが可能なら、僕みたいなしばらくコミケに参加してないけど、しばらくぶりに参加してみたい! って人にもありがたいわけだし。
このあたりの再考を願います。
これについては、個人的にメールしてみるつもりでいます。
最近聴く音楽と言えば、ほとんどがインディーズかそれに類したもの。メジャーシーンの音楽がどうも馴染まないんだよなぁ。特に、マイナー志向があるわけではないのに。
ほんとに最近のインディーズは侮れないんですよ。楽曲も普通にポップだし、完成度はプロ級だし。それに、こう、なんだろ、距離が近い感じも素敵。
でも、いざ聴くといってもどれを聴いたらいいの? って人も多いはず。
というわけで、僕のおすすめを紹介しますよ。しちゃいますよ。
まずは、vin-PRAD。
サイトのタイトルに「健康音楽!」とあります。とは言え、明るくって弾けてるってわけでもないです。バラードも適度にありますしねー。
vin-PRADの魅力は、その緻密なアレンジと、ポップなメロディ、知的なコードワーク。何度聴いても新しい面白さが発見できます。
そしてそして、その知的な音楽をがらがっしゃんとひっくり返すような、ライブでのパフォーマンス!
キーボードのアラケンさんは、演奏よりも客を笑わすことに必死で、演奏するより、着替えたり、野菜を配ったり(!)する時間のほうが多かったり。
そして、みんな楽しそうに演奏してる姿が印象的。
難しい顔をして演奏しているのを見るより、僕は、笑いながら演奏してるのを見るほうが好きです。
次は、fau.。
Going My Wayのkengoさんが取り上げていたことで、興味を持ったバンドです。
透明感と、清涼感と、優しさと、夕焼けを見たときのような懐かしさを感じます。
上質なポップスを聞きたい人はぜひ!
昨日、ライブもみたんだけど、これもたのしかったですよー。
もう、メンバーがずっと笑顔で、こっちまで幸せな気分になれます。
3組目は、hicalculator。
キュートでポップ、ピコピコでキラキラなフューチャーポップ。
いろいろ試行錯誤したり、実験したりしつつ、良いペースで新曲も公開している、非常に勢いのある女の子です。
まだ、CDは出ていないので、ネットで公開されているだけなんだけど、来年あたりはどかんとCDにしてくれたりしないかなーと思ってたりします。
というわけで、3組紹介したわけですが、さて曲を聴こうと思っても、普通のCD屋さんには置いてなかったりするのですね。
うは、通販かよ! って思う人もいるかと思いますが、ビバ! ネット時代! ほとんどネットで聴けるのですよ。で、ダウンロードしてiPodで聴いちゃったりもできるのですよ。もちろん、ネットからCDの通販もできますしー。
muzie:vin-PRAD
muzie:fau.(ショートバージョンのみ)
hicalculator(ヒカリキュレーター) @ NEXTMUSIC
なんて素敵なのかしら!
この他にもいろいろ素敵なアーティストがいます。自分で探すのも楽しみだと思います。
そして、見つけたら人に教えるってのも楽しいです。
良いアーティストが見つかりましたら、コメントとかトラックバックでお知らせくださいませませ。
Gシリーズ2作目。
このシリーズ、結構あっさり目。ロジックも結構薄味。
ただ、森博嗣のことだし、シリーズになんか仕掛けがありそうな気がする。
これ一作だけなら、結構評価は低いんだけど、とりあえずシリーズを追ってみたい。
というか、犀川が出ているだけでも読んでしまう僕は結構キャラ萌えな人なのか。
謎と伏線のつるべ打ち。
ものすごく地味な話なのに読んでしまうのは、謎の作り方が上手だからなんだろうなぁ。
最後に着地した時の伏線の収束され方も素晴らしい。
ただ、欲を言えば前作くらいのど派手なミステリが読みたい。
次回作、本気で期待してます。
評判は聞いていたのだけど、読まずじまいだったもの。
今回文庫になっていたしやっとこ読んで見ました。
あまり計算されていない物語構成と、無駄なギャグもこの世界観では好ましい。
完成度は高いとはいえないけど、十分楽しめました。
漫画的な明るさもあるんだけど、根っこはとっても暗くて、これ結構共感する人も多そう。
他の作品はどんな感じなんだろ?
流行ってますねー。Podcasting。
いろいろ聞いていると、自分でもやりたくなってくるのは、ブログと一緒で、Podcastingを始める人も日々増え続けてるみたい。
でも、ブログとは違って、技術的なハードルもあるのかなーと。もちろん、手軽にはじめることもできるんだけど、本格的にやろうと思うと、いろいろなソフトを駆使したり、コンテンツも練らなくちゃならないし。
そんな悩めるあなたにおすすめの一冊。
HACKSシリーズが大好きでいろいろ読んでるんですけど、これも素晴らしい。
昨日買ってきて、夢中で読んでます。すでに僕はPodcastingで十数回配信してるし、結構いろいろ知ってるつもりだったのだけど、この本はいろいろなアイデアを与えてくれますよ。
聞き方から、放送の仕方、それも、ソフトの選び方から、マイクの選び方、番組の構成の仕方、サウンド編集の仕方。そして、ボイストレーニングの仕方まで! ここまで書きますかってほど情報満載です。
読んでるだけでも面白いけど、読んだら絶対Podcastingしたくなること間違いなし。
あ、ウェブ上のポッドキャスト的生活「Bonchicast」も合わせて読むと、さらに効果的(なに効果?)。
これから、Podcastingを始める人、すで始めてる人にもおすすめです。
投稿者 CHEEBOW : 13:14
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[ Podcasting ]
先日、「ヒビノアワ: コミケでオンライン申し込みが可能になる!」このエントリで書いた件で、メールでも出すべか、とサイトを見に行ってみたら、Q&Aが出来てました。
Q:毎回次回申込書の購入が必要なのですか?
A:今後については、今回の状況を見て検討しますが、申込書代金が充当している事務諸経費を何らかの形で負担していただくことに変わりはありません。
おお。検討してくれるみたいです。
だよねー。申込書の購入がなければ、すべてオンラインで片がつくわけだし。
期待します。
帯にある北上次郎の「まったく、うまい。」の言葉に偽りなし。
児童文学かなーと思って読んでみたけど、いやいや、面白いや、これ。
キャラクタも非常に立っているし、物語の展開も丁寧。
上質な青春小説を読みたい人におすすめ。
ページ数もコンパクトだし、通勤時間に読むのも良いのではないかと思いますよ。
クイーンのパスティーシュとしてはとっても面白い。
でも、ミステリとしてはどうなのかなーと。
謎が魅力的であるだけに、「ああいうロジック」で着地してしまうのはどうなのかなーと。
クイーン論も、注釈も面白いのに、肝心のミステリ部分が。
ただ、それすらも後期クイーン的と思えばよいのかなー。
ミステリとしての評価は難しいけど、小説としてはとっても面白かったです。
本のデザインもいい感じ。
島田式奇想が炸裂。
謎とトリックは良いと思うんだけど、見立てに関してはうまく融合していない感じ。
もう少しうまいやり方がありそうな気もする。
あと、島田荘司のキャラを使う必要があったのかどうかも、謎。
長瀞は、昔良くドライブしたので、個人的には、あそこで、こんな殺人が! 見たいな感じで、興味深かったです。<不謹慎
で、これ二人で合作と言う形になっているけど、島田荘司の関与はどれくらいなんだろう? と思って調べてみたら、
結構プロット段階から参加してるみたい。
自作小説公開の第二弾は、
です。
大学1年生の時の作品です。ファンタジーと言うよりはメルヘン。谷山浩子の同名曲をイメージに書いた短編です。とにかくこれはすらすらと書けちゃったもので、そのため、最初は思い入れの少ない物語だったのでした。けど、投稿した賞でもそれなりの評価(コバルト短編賞の「もう一歩の作品」)をもらえたりして、びっくりしました。友達にも好評だったし、僕が思っていたよりは、ちゃんと書けていたのかも知れません。あの頃の僕は自分で苦労したものの方が良い作品になる、と思っていたみたいです。
ま、なにはともあれ。
読んでみてください。短い物語です。
で、もし気に入ってもらえたなら、続編もあります。
もし良かったら読んで、感想を聞かせてください。
感想は、こちらへコメントでも、小説感想掲示板に書き込んで頂いても構いません。
よろしくお願いしますー。
マンガを買った。
「ラブ・コン 12―LOVELY COMPLEX (12)」とか「げんしけん 7 (7)」とか、ずっと買ってるもの以外に、
これを買った。志村貴子はそれまでにも何冊か買ったことはあって、どれもそこそこに良かったのだけど、あまり心に残る感じじゃなかった。しかし、この「青い花」は傑作なのだった。
特に大きな事件も派手なアクションもなく、ゆったりと物語は流れていくのだけど、とにかく心理描写とその描画力はとてつもなくて、シンプルな線からたくさんの感情が溢れ出してくるのだ。それが、僕の心を揺さぶり、どきどきさせる。
甘くて、そして、せつなくて、良質な少女漫画が持つ「何か」がたくさん詰まっている。
もちろんまだ第一巻だし、物語の奥にはまだまだ深いものがありそうだ。それを追うのも楽しみ。
基本的に、女の子同士の恋(と呼べないかもしれないけど)なので、抵抗のある人もいるかもしれない。でも、この物語は女の子同士の恋だからこその甘さも苦さも表現し、とても上品なのだ。
食わず嫌いせず、一度試してみると良いと思う。
いや、ほんと、びっくりするくらい良いマンガだから。
lomoさんの「caramel*vanilla: はてなブックマークがどっかおかしい件」このエントリーを読んでいろいろ考えてみた。コメントを付けさせてもらったんだけど、自分のブログでも書いてみる。
僕は、はてなファンなので、どっちかというとはてな肯定派な立ち位置で。
なんていうのかソーシャルブックマークに2chの空気を吹き込んだのがはてなブックマークという印象です。 タグとかコメントとか独特の物がありますよねぇ… サービス開始当初はそんなこともなかったでしょうし提供する側も意図していたわけではないと思うのですがユーザーがそんな雰囲気を徐々に作り上げてしまったんでしょうか??
まず、この漂う2ch感ってことについてだけど、これって、はてなブックマークに限らず、日本のサービスだとどこでも感じます。それも、意識してそうしていると言うよりは、ネットで書く文章はそういうもんだと、無意識で使っているようにも感じます。
昔、パソコン通信で通信料のことを「みかか」と言ったり、チャットで人が戻ってきた時に「ぽ」と言ったりと言う、コミュニティ内のみで通用する言葉がありましたが、2ch的な言葉もそういう感じだったんだと思います。それが、どうしてここまでネット全般に広まっちゃったのか、で、それが共通文法みたいになっちゃったのかは分かりませんが。
これが、良いか悪いかは分からないけど、個人的には、あまり好ましいとは思いません。ほんとは、そういうものはコミュニティ内でだけ使った方が楽しいと思うんですけどね。
ブクマ数の桁が違うので単純な比較はできませんが付けられているタグの種類が多すぎるように思えますし、同じような意味のタグが並んでいるのが目につきます。 例えば… [まとめ][まとめサイト][matome] [アプリ][アプリケーション][ツール、アプリ][プログラム][ソフト][ソフトウエア][ソフトウェア][soft][software] ソーシャルブックマークなんですからもう少し統一性をもたせた方がいいように思います。
これにはいくつか理由が考えられるのではないかと思います。
まず、日本語が使えるために複数の表記が考えられること。「アプリ」「アプリケーション」「Application」とかいろいろ使えてしまう。
それと、ソーシャルブックマークを個人的な覚書に使う人が多いというのも、日本人の国民性からすると考えられるのかなーという気もしています。
で、これはもしかすると一番大きい理由なのかもしれないんですけど、登録時のインターフェースの違いです。
これが、del.icio.usで
これが、はてなブックマークの登録画面。
del.icio.usでは、入力フォームと、popular tagsの一覧。
はてなでは、入力フォームと、自分が今まで入力したタグの一覧、続いておすすめタグの一覧、となっています。
つまり、はてなは「自分が今まで入力したタグの一覧」からタグを選択するのがとても楽なのです。対して、del.icio.usでは、「自分が今まで入力したタグ」よりもみんながつけたタグを選択する方が楽なインターフェースになっています。
もともと、はてなブックマークが出来た当初はこういうインターフェースになっていなかったので、最初は結構タグが統一されていた印象があります。
そう考えると、タグがばらつくのは、このインターフェースにも原因がありそうです。
で、結局僕はどちらを使うのかと言われれば、はてなブックマークだったりするわけですが、これは、日本のサービスなので、そこに登録されるページが日本語のものが多いってのも理由の一つです。あと、日本語のタグがつけたいってのもあるし。
基本的に本を読むときはできるだけ否定せず、もしそれが面白くなかったとしても、それは自分の読解力がないからだと思おうと思っている。
読書は楽しまなくちゃ意味がないし、否定する読書はつまらないし、時間の無駄だ。
でも、この小説だけは、どうしても、そのポリシーを貫けない。
正直に言って、とてもつまらなかったし、読んでいる間苦痛で仕方なかった。
劣化した森博嗣レプリカであり、そこには独創性もなければ、世界観を読者に理解させようとする努力すら感じられない。
キャラクタは類型的で、物語はなんの感銘も僕にもたらさない。
二度と読み返すことはないし、読み返したくもない。
同人誌の森博嗣の二次創作の方がなんぼかましだと思う。
これから読もうと思っている人、悪いことは言わない、他の本を手にした方がいい。
久しぶりに憤りを感じ、失望したミステリなのだ、これは。
これを好きだという人には申し訳ないが、この世には、もっと素晴らしい物語がたくさん存在している。
ひさしぶりに、本当にひさしぶりに時間と金を返せと言いたいミステリだった。
痛くて、切ない恋愛小説だ。
主人公の心理がストレートに、ほんとにやめてくれと言いたいくらいにストレートに伝わってきて、痛い。
苦しくて、切なくて、でも、途中で読むことをやめられなかった。
これは、一級品の恋愛小説だ。
「泣ける」ブームの中で、ほんとに泣けるのはこういう一級品の小説なのだ。
ぐるぐるぐるぐる。
謎とロジックがめまぐるしく動く、ダイナミックなミステリ。
ただ、キドリントンから消えた娘
なんかに比べると、ちょっと薄味だ。
人工知能が探偵!
タイトルに惹かれて読んでみたら、これが、大正解!
ミステリの謎自体は弱いけど、わくわく、どきどきするエンターテイメントとして、思いっきり楽しみました。
これ、シリーズ化されるみたいなので、ものすごく楽しみ。
翻訳ものが苦手な人にもおすすめです。
人工知能のチューリングはむちゃくちゃチャーミングでした。
今年、さまざまなミステリランキングで一位をとりまくっていた東野圭吾ですが、結構読み残しも多いのでした。
で、これ、読んでみました。
映画にもなったミステリなんですが、東野圭吾ならではのトリックと、キャラクター造形の良質なミステリでした。
誘拐ものってのは、ミステリの世界では作例も多く、なかなか新機軸を出しにくいと思うのですが、緻密な構成で見事に描ききってました。
最後のどんでん返しも気持ちよかったです。
赤川次郎をひさしぶりに読んでみました。
赤川次郎は、だいたいシリーズの最初の一作がむちゃくちゃ面白くて、シリーズが続くにしたがって薄味になっちゃうので、最近は、結構敬遠していたのですが、この作品のタイトルに惹かれました。
メタな感じなのかなーと思ったけど、そうではなくて、でも、他の作品のキャラクタが出てきたりして、賑やかです。
赤川次郎は結構サプライズエンディングの作るのが上手な人だという印象があったんだけど、この作品を読む限りではそうでもなくて、これって、最近の傾向なのかなぁ。
ベストセラー作家だし、作数も多いので薄味になっていくのは仕方ないと思うんだけど。
本格ミステリなのかなと思って読み始めたんだけど、読み進むにつれてどんどん雰囲気が怪しくなってくる。
世界はねじれ、偶然が世界を支配する。
結構長い物語だけど、一気読みできるくらい、面白かったのです!
人によって好みがあると思うので、こういうのが苦手な人もいるかもしれないけど、それでもこのミステリはおすすめです。
他のミステリにはない読書体験ができますよ。
あー、面白かった。
このタイトルはどうなんだ?
このタイトルのおかげで、今まで読んでなかったんですが、これ、結構良いですね。
ミステリとしての意外性も、ちょっと後味悪いけど、なかなか良かったです。
ただ、物語の進行がちょっと雑な感じもしました。主人公と、変人な女のことの出会いから、一緒に行動するようになるまでの、心の動きとか、ちょっと力ワザ過ぎるかなーと。
これシリーズらしいので、自作も読んでみようと思っています。
良い方向に進化してるといいなぁ。
長さはそれなりにあるんだけど、短編ミステリを読んだような読後感。
これは、褒め言葉。
とにかくラストのキレが良い。衝撃の結末と言うのは少々あおりすぎだと思うけど、このラストはとても秀逸です。
途中のサスペンスも、良かったです。
ハードカバーで購入したままずっと読まずにいたので、本棚の奥から取り出して読んでみた。
飄々とした猫丸のキャラクターが良い!
猫丸のアルバイト先で起きる「日常の謎」をロジックで解いていく。本格ミステリとしても楽しい。
このシリーズは、もう少しじっくり付き合おうと思っています。
Gシリーズ三作目。
館もので、ディクスン・カーの匂いが少しするかも。
今までのGシリーズでは一番面白かったけど、森博嗣の面白さってこんなもんじゃないと思うんだよなぁ。
もちっと、濃いのが読みたいなぁ。
タイムトラベルもののSFが好きな人のための小説。
本作中にちりばめられた、書名を追うだけでも楽しかったりして。
全体的な雰囲気は良いのだけど、天才少年だらけなので、どうにも感情移入がしにくいし、なんだか鼻につく。
それに、アクション的な要素も不要な気がした。もう少しシンプルであれば、タイムトラベルもの青春SFの傑作になったのかもと思った。
コンゲームものが大好きなのです。
詐欺師とカモとの知力を尽くした戦いと言うのは、どきどきします。
で、これ、コンゲームものの傑作じゃないすか? もう、痛快! 爽快!
キャラクタはライトノベル的なところもあるんだけど、そういうのが苦手でなければ絶対読んで損はしません。
ほんと、ひさびさに面白いエンターテイメントを読んだ気がします。
楽しむための読書には最適の一冊でした。
妻の人に薦められて読んだ一冊。
でも、読み始めはとにかく主人公んおキャラクタが嫌で嫌で、何度も読むのをやめようと思った。
とにかく、典型的な役人で、その言動がいらだつのですよ!
が! あるところを越えた時から、ぐんと面白くなってきます。そこからは、ノンストップ。
一気に読みきりました。
これ、ドラマとかまんがとかにもなるらしいですね。納得の面白さでした。
西尾維新の戯言シリーズついに完結!
いやー、待たされました。
自分でも一体何が魅力で読んでいるのか分からないままここまで読んでしまいました。
本来なら好きじゃないタイプの物語だし、文体なのです。
なのに、読んでしまった。読まされてしまった。
そして、最後は思いもよらない方向へ。
なるほど、そうきましたか。
西尾維新が好きになりました。
前作のとなり町戦争で度肝の抜かれたんだけど、今回も凄かった。
奇妙なシチュエーションを無駄のない研ぎ澄まされた文体で描いていく。
7つの短編、どれも傑作で、無駄がない。
凄い作家だ。
次回作は、過剰な期待をしてしまうかも。
横溝的なミステリなのかなーと思って読んでみたけど、いわゆる本格ではなかった。こういうのなんていうんだろ? ゴシックロマン?
とても雰囲気があってその妖しい世界にどっぷりとつかりました。
でも、欲を言えば、もう少しけれんがあるとうれしかったなぁ。
買ったものの積読状態になっていたもの。
ユーモアミステリと聞いていたので、本格としては薄味なものを想像していたんだけど、いやはや。
これ、むっちゃ本格じゃないですか!
トリックも、伏線も意外な真相も、完璧。
僕の理想とするミステリの形ですよ。これ。
これシリーズものらしいです。
こんなのがたくさん読めたら幸せだなぁ。
ここしばらく脳に関するミステリが多くて、それはそれで面白かったんだけど、昔のような島田式奇想ミステリが読みたいなーと思っていたら、やってくれました。
もちろん、最盛期のような大トリックではないけど、たくさんの不可思議な謎が解けていくラストは、なかなかのもの。
ページ数は多いけど、一気に読みきりました。
冒険小説としても面白いかも。ネタバレになりそうなので書けない、ラスト前のあのシーンはどきどきしました。
文庫が出たので読んでみた。映画にもなるというし、たまには話題の本てのも読んでみることに。
いわゆるコピーとしての「泣ける」ってのが嫌いなので、そういうべたべたな泣き系の作品だったら嫌だなーと思って読んだんだけど、そんなことは全然ないです!
暖かくて、やさしくて、ちょっと切ない、そういう素敵な小説でした。
そして、本書に出てくる数学に関する話が素晴らしい。数学の素晴らしさって、理系の人は無意識に理解してるんだけど、これを読めば文系の人でも分かってもらえるかも。
理系と文系のブリッジとしてこの本は最適かも。
数って、とっても美しい。
それをこんなに丁寧に書いた小説は初めてでした。
あ、もちろん、小説としての完成度もむちゃくちゃ高いですよ。